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なぜ冬が 開拓のベストシーズン?

みなさん おはようございます。

旧芳井小学校舎のがれきの撤去作業
順調に進んでおります。


私は2002年、

高知県三原村の旧セキゼ集落という消滅集落へ移住
開拓生活をスタートしました。


当時の開拓小屋

南米パラグアイの奥地の開拓生活も含めますと、
足掛け24年間、開拓に携わっていることになります。


南米パラグアイ時代

その経験から、

なぜ冬が 開拓のベストシーズンなのか?について
理由を3つほどご紹介したいと思います。

① 植物の生育


葛葉かずら
夏場の生育はハンパありません!

開拓を行なうには、木や草を伐り拓かねばなりません。
その時期が、夏だったらどうでしょうか?

たとえば葛葉かずら・・・

とにかく驚異的な生育・・・。

伐っても伐っても、伐っても伐っても
中心部の根元を伐らない限り・・・

伐っても伐っても、伐っても伐っても
後ろを振り返ったら・・・
またあっという間に伸びてきます。

せまい区画くらいなら問題ありませんが、
ひと雨降って、その日お休みしたら・・・

元通りです・・・。 心が折れます!

そのため、木や草が休眠してる冬がおススメなのです。

② 怪我のリスク


開拓の行く手を阻む イバラ

荒れた土地・森に飲み込まれた旧農地・管理放棄林には、
トゲのある草木がけっこう蔓延っています。

たとえばイバラ・・・

長い歳月にわたって成長したイバラは、
想像を絶するくらい大きく広く、そこら中に蔓延り、

中心の大きな株元に達して、これを伐るまで到達するには、
10メートルくらい格闘する必要があります。

その時期が、夏だったらどうでしょうか?

他の植物が巻き付いたジャングルの状態で、
中心の株元がいったい何処なのか?

まったく分からなくなり、むやみやたらと
鎌を振り回すだけとなり・・・

トゲが手や腕肩に刺されまくり・・・

刺さった瞬間、本能的に体を引っ込めてしまうため
裂傷の原因となります。

怪我をして・・・心が折れます!

そのため、草が休眠・枯れている冬がおススメなのです。

③ 毒ヘビ


マムシ
冬のマムシは冬眠してます

このあたりで遭遇する可能性のある毒ヘビは
マムシ、ヤマカガシの2種類で
咬まれたら、最悪死ぬこともあります。

荒れた土地・森に飲み込まれた旧農地・管理放棄林は、
まさしく彼らにとって、格好の住処です。

開拓時期が、夏だったらどうでしょうか?

それは、彼らにとっての生育期間にあたります。

生育旺盛な草木の蔓延った場所は、
足元すらも見渡すことのできない場所・・・

作業中に踏みつける危険性だけではなく、
伐った草木を除けようとして、手を持って行った先が
思わず彼らだった・・・なんてことも・・・。

特にこの時期は彼らの妊娠期間・・・非常に神経質
飛びかかってくることもあるので、咬まれるリスク大!

そのため、彼らが冬眠している冬がおススメなのです。

まあ・・・ざっとご紹介しましたが、冬に開墾を行なわず、

草木の勢いに心が折れて・・・
怪我をして心が折れて・・・
マムシに咬まれて心が折れて・・・

ま・まあ、今までの失敗談デシタ・・・(苦笑)



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