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根無し草が根を張るとき。

ゆるーく婚活中アラサーのわたし。
活動3ヶ月目にして早くも仮交際を3→1人に絞りつつも、残った1人との進捗は極めて遅く、のんびりだらだらお出かけなどを楽しんでいます。

似ているな〜心地良いな〜と思う点はこちら。
・食の好み
ご飯食べに行くと、絶対同じメニューに目をつけてる。「別のだったら一口もらおうかな」って期待してるのに、結局同じのを選んでる。お互い同じメニューを頼んで、「おいしいね~」って微笑み合ってる。
・インドアorアウトドア
どちらも超インドア。お互い居住地の都合により家には呼べないのだけど、どちらかが普通の賃貸借りてたら入り浸りだったろうな。
・仕事への取り組み方
これ私の中ではわりと重要ポイント。トラブルが発生したときの対処の仕方とか、上司との接し方とか、行動に至る思考の仕方が似てる。仕事の相談したとき頓珍漢な解決策が来ないのでストレスがない。(そもそもデートで仕事の相談するなよ…)

一方、相手と私とのズレポイントはこちら。
ここに地雷が埋まってないことを望みつつ、いつかは推定地雷原をタップダンスする日も来るのだ。
・見た目
私は太くて丸い。自称「ぽっちゃり女子」ってやつ。
一方相手は細身でシュッとしてる。
並んで歩いたときに周りから「あんなデブな彼女連れてw」って笑われたら可哀想、という不安がある。
・出身地
彼は地元在住、私は実家が他県。
生活環境の違いや文化の違いにお互いどこまで寄り添えるか。私の方が育ったところと別の土地に住んでいることもあって、こういった問題には敏感なのだけど、相手は生まれてこの方シティボーイなので、そういう違いがあることに多分まだ気づいていない。
・お酒
私の方が強い。相手もまったく下戸というわけではないので一応付き合って飲んでくれることもある。私も飲まなきゃ死ぬわけではないので、別の友人とたらふく飲みに行っている。ここはおそらく双方織り込み済み。
・綺麗好き
私が超ズボラなので、いつかキレられそう。
・お金の使い方
私の方が服飾や化粧品・趣味にお金を使いすぎている。これは暇を持て余しているからであって、誰かと休日を過ごせるなら減りそうな予感もする。ただこれまでの暮らしぶりにより貯金があまりできていないので、相手に引かれそう。

今後も似てる面、違う面、許せる点、許せない点、いろいろ出てくるんだろうな。

結婚ってなんだかまだ夢のまた夢みたいな気持ちで。
前の彼氏と別れて2年くらい経つので、そもそも生活の中に誰かが入ってくる感覚を忘れてしまった。
どんだけ部屋が散らかったって、荒んだ食生活をしたって、高い服を買ったって、誰にも責められない日々。
これに慣れちゃうと、「ラクに人生回ってるのにあえて他人と一緒に暮らす意味とは??」って悪い自分からの問いかけが来る。

私が結婚したい理由を、今の彼と出会ったうえで考え直してみた。
①世間的な印象を1upしたい
仕事で相対する人の手元を見て、指輪がはまっていると、「この人も家庭を支えるために働いてるんだろうなあ」という責任感のようなものを勝手に想像してしまう。
別に独身は自分のため好きで働いてるんじゃないけどさ。
それでも働く意味が明確に見える既婚者は、私から見るととても印象が良い。
自分の仕事に責任と自信をもっているように見える。

だから、私もその自信が欲しいし、責任をもって仕事に臨みたい。
そして、今の相手にもそんな自信に満ち満ちた姿で仕事をしてほしい。
彼とはまったく違う会社なので目にすることはできないのが残念だけど、既婚者はかっこよく見えるの法則で「〇〇さん、結婚してるの惜しいくらい仕事バリバリこなしてかっこいいな~~♡」と女性社員たちにうらやましがられる存在にまで相手を育て上げたい。

②子供がいてもいいなと思うようになった
もともとそこまで子供が得意じゃなかった私。
周りの出産ラッシュや、歳とともに芽生えてきた母性本能により「子供いたら可愛いかもしれん」と思えるようになった。
これは昔付き合ってた人の頃から思ってたけど、息子が生まれた場合、相手の生まれてから今までを追体験できるような気がするのだ。
可愛いに決まってんじゃん。
娘だった場合は自分の幼少期を自分で育て上げるようなもんかもしれない。
可愛がるに決まってんじゃん。
そんなわけで、アラサーなのでリミットは感じつつも、昔ほど子供を毛嫌いしていないので生めたらいいだろうな~という気がしている。

③土地に根を生やしたい
タイトルにもしてるけど、これ。これが一番。
就職で地元を離れて、いわゆる転勤族になった。
正直地元以外の土地なんてどこに住んでも一緒で、なんの魅力もなくて、仕事をするためだけにやってきた街はすべて灰色に見えた。
それが、今の相手と知り合って、出張で別の街へ行って、帰ってきたとき。
街に色彩があった。
会いたい人がいる街って色がついて見えるんだ、って素直に驚いた。
そのときに、「根無し草の私だってそろそろ根を生やしてもいいんじゃないか」って思った。
根を生やしたくなかったわけじゃない。根を生やす理由がどの土地にもなかっただけ。
それが、この街にずっと生きて大木になっている彼の姿を見て、この隣に根を生やしたっていいんじゃないかしら、と思えるようになった。

きっと、この先一緒に住むことになったら、土地勘のない私が疎外感を感じる部分だって多々出てくるだろう。
こんな山から出てきた田舎者を結婚相手として受け入れてくれる土地なのかもわからない。
それでも、私にだって未来の故郷が欲しくて、今は少しだけ夢を見てる。


連理の枝」って言葉があります。
違う幹から育ちながらも、枝が一体化する姿。
お互いに育った土地は違っても、得てきた養分は違っても、その先で出会って繋がる。
よく言ったものだなあ、と思う最近です。
久しぶりに下鴨神社いきたいなあ。

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