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令和のならいごと事情

こんにちは。
2026年までに小学生向けの教室の開講をめざす「学びラボ(仮)」です。

めざしてはいるものの、最近の小学生って放課後にどういうならいごとをしてるの?ということすら知らない状況です。
ということで、今回は最近の小学生のならいごと事情について調べてみました。

全国の小学生とその保護者1,236組を対象に、株式会社ベネッセコーポレーションが2021年に実施したアンケートの結果を見てみます。

小学生の習い事に関連するTOP5

実際にしている習い事、本人がしてみたい習い事、保護者がさせたい習い事のTOP5がありました。

【小学生がしている習い事】

  1. 水泳:33.9%

  2. 学校の予習・復習:28.9%

  3. 英会話などの語学:23.4%

  4. ピアノ・エレクトーン:23.1%

  5. 計算や漢字:19.2%


【小学生がしてみたい習い事】

  1. 動画制作:8.3%

  2. ダンス:7.6%

  3. プログラミング:7.4%

  4. サッカー・フットサル:5.3%

  5. ピアノ・エレクトーン:4.6%


【保護者がさせたい習い事】

  1. 水泳:11%

  2. 英会話などの語学:10.4%

  3. プログラミング:6.3%

  4. 思考力をのばすための学習:5.3%

  5. 受験のための学習:4.8%


ならいごとを取り巻く環境

次に、習い事をしている子どもたちはどうやって通っているのか?ということが気になってきました。
そもそも共働きの家庭では学童に通う子どもも多いと思うのですが、その場合はどうしているのでしょうか。

※全国600人の小学生の子どもを持つ親を対象に、ゲシピ株式会社が2023年に実施した「子どもの教育に関する調査」の結果によると、「保護者が大変だと思うこと」の第1位は「送り迎え」(56.7%)だったそうです。

まず、学童に通っている子どもの割合から。
令和3年度の東京都福祉保健局少子社会対策部による「東京の学童クラブ事業実施状況」の調査結果を見てみました。

  • 都内の公立小学校の在籍児童数(1~3年生):299,342

  • 都内の学童クラブの登録児童数:119,640

学童はだいたい1~3年生の間に通うそうなので、ざっくり上記の数字で割り算をすると、4割くらいの小学校1~3年生が学童に通っているようです。


つぎに、子どもたちはどうやって習い事に通っているのか?
これについては数値のデータは見つからなかったのですが、いくつか方法があるようです。
※学童に行ってる/行っていないの場合分けは考慮できていません。
学童の時間内に習い事で抜けると「必要性が低い」と判断されて、学童に通えなく可能性が出てくる場合もあるようです。
小学校高学年になってから習い事をする子どもが多いんでしょうか?

  • ファミリーサポート

  • 送迎シッター

  • タクシー会社の送迎サービス

  • 子ども1人で歩く(歩いて通える範囲で習い事をする)


所感

  • 習い事に通うことのハードルの高さ
    小学校低学年の子どものいる家庭で、親が共働きの場合、平日習い事に通うのは結構大変そうだと感じました。
    教室を低学年メインにするなら、土日に開くのが良いのかな。

  • 習い事のニーズ
    実際にやってる習い事に比べて、してみたい習い事はだいぶ好みが分かれる印象。
    子どものやりたいことを追求するというより、保護者がさせたいことの中から比較的子どもの興味に合うものを選ぶという感じなのかなと思いました。
    あと、スポーツ、音楽、語学、学校の勉強系が人気なのは、意外と自分が子どもだった頃から大きくは変わってないんだなという印象を抱きました。
    最近探究学習系の塾が増えてきた印象だったのですが、まだまだニッチなのですね。

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