2028年の警察
5年後にこうなってなくてよかったと言いたい未来予想図
警察官僚である愛國承太郎(45歳仮名)は憂いていた。
外国人犯罪者の不起訴である。
理由は明かされてないが、日本において外国人犯罪が何故か不起訴になり裁判などに進まず犯人は釈放されてしまっていた。
違法薬物の密輸などの重犯罪であるにも関わらず不起訴になる事例が多発していた。
そこで彼は恐るべき手段に出た。
特殊部隊の設立である。
同年某日
覚醒剤の取引現場に部隊は投入された。
しかし彼らの任務は逮捕ではない。
殺戮である。
取引現場にいた関係者を全員皆殺しにしたのだ。
要するに、逮捕しても起訴されないなら、現場で殺してしまおうという暴論である。
報道関係は大いに荒れ殺戮部隊を批判したが、実際に外国人犯罪者に被害を受けてきた人々がコレを擁護し始めていた。
そもそもキチンと司法が犯罪者を裁いていればこんなことにはならなかったという意見も出ていた。
2028年。
警察は恐れられていたが、頼られてもいた。
役に立たない司法が見限られた時、人が求めたのは法の処刑人達だった
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