1か月道内各地の漁村を歩いてみて
この一か月間、道内各地の漁村を歩いてきました。
一つ一つ回った順に書いていければなぁと思ってます。
今日は十勝について書いていきます。
十勝では昆布漁師さんのとこで昆布を干して、未利用部分の加工や、浜の将来について語ってきました。
自分の専門は河川環境ですが、海藻も川からの栄養を重要としているので、昆布についてはお話できてとても良かったです。
以前書いたかな?ウニを今みたく漁獲してなかった時代にも昆布はいたはずで、磯焼けは起こってはいただろうけど、こんなにも長期化することがあったのか疑問なのです。
ウニは磯焼けの継続要因ではあると思うけど、発生要因ではないはずなんです。
十勝地方は数年前の赤潮でウニがほぼ絶滅し、今年も稚ウニしかいないみたいです。
結論、昆布は過去最高の繁茂状態のようでした笑
自分が行ったときも、昆布が浜に打ち上げられ、昆布絨毯でした笑笑
上のようになっており、拾い昆布といい、浜に打ち上げられた昆布を束ねて、干し場で干してました
ウニがいないことは間違いなく一つの要因だと思います。
地球温暖化が原因と叫ばれたりしますが、養殖はできてるしなぁ、なんて思ったり
ここで、漁師さんと意見を交わしたのですが、やっぱ漁師さんは獲ることにしか興味がなく、増やすことや、自然界がどう変化しているのか、自分たちがどう適応するかは考えてない人が大多数のようです。
それはそれでいいと思います。
でも、自然からの恵みを得て生活している以上、もっと自然に対して意識を持つほうが絶対により良い浜を残せると思うのです。
自分は漁師になるつもりはありません。
ただ、漁師さんと共により良い浜、環境を未来に残せていきたいと強く思いました。
資源管理って立派な言葉ですけど、結論は漁師さんとちゃんと向き合って、どう資源を使っていくかを考えることですから。
どんな立場から川や海と関わっていくのかはわかりませんが、浜とちゃんと向き合っていきたいです。
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