映画「カラオケ行こ!」4回目と5回目の間の私的な覚え書き。
⚠ネタバレありきです。
⚠オタクの妄言多謝。
⚠「カ!」原作は、映画前に一度読了済みだが、原作との違いをあーだこーだ言うつもりは一切なし。
⚠「ファ!」未読。
今週末、5回目を見に行くことを、勝手に中学3年生の聡実くんに誓った月曜の朝。
せっかく書いた、1回目から3回目までの映画の覚え書きを、慣れない操作でミスって、削除してしまったことに気付いて、呆然とする月曜の夜。
火曜の朝、削除したやつ、発見できたから、良かった…
まぁ、聡実くん、かわいそかわいいとしか、書いてないけども(照)
4回目を見た後、パンフレット+シナリオブック+ビジュアルブックを見返して、シナリオブックから削られたシーンや、足された演出などに気付いて、しみじみと、もう一回見たいなぁ、と。←完全にジャンキー。
前回の聡実くんの1回目のチャーハンシーンについて、モリモリ食べるキミがスキという、個人的思考から、ふと思い出した、あそこの狂児の自己紹介シーンから。
「楽しいことあるかぁぁ!!」
初見時、この893、めちゃくちゃ情緒不安定やん…こわっ…と思って。
その後、あの日がハイエナの兄貴の命日→正確には、違うけれども、だと知って、あぁ、だから、あんなに情緒不安定だったのかと、納得。
狂児って、あんまり、感情の振り幅が大きくなさそうな…893的に、恫喝するにしても、大声で威嚇するタイプではないというか、淡々と、追い詰めそう。
なので、それだけ、ハイエナの兄貴が、たんぽぽ教室に行ったのがショックで、そんなに、歌ヘタ王の入れ墨がいややったんか…そうか(真顔)ってなった。
その心の動き、というか、心の在り方は、素直で、ちょっと子どもっぽいかな。
聡実くんに貰ったバイブルを真面目に読み込んで、きちんと実践しようとするところとか、歌を教えてもらうのに、自分の中で一番うまいと思った子のところに、まっすぐに教えてもらいにいくところとか。
個人的に、初見から、ずっと気になり続けている、というよりかは、私が、この映画を何度も見に行ってしまう最大の理由、引っ掛かりは、やはり、あの狂児から、聡実くんに向けている、なにがしかの感情のバカでかい矢印について、その心の動きを、知りたいと思うからかもしれない。
綾野さんのインタビューで言っていた、聡実くんに対して、狂児が「大人の手練手管で向き合ってはいけない。感情を変容させずにストレート」に接していると、個人的に感じる場面。
通学路で、偶然?…たまたま、ほんと、たまたま会うところの「ミラクルやな〜」の嬉しそうなとこ。
「かぁわぁいぃなぁ!」のところ。
ラストの電話のところ。
屈託なく朗らか、弾んだ喜びが溢れる、感情の発露。
通学路で「聡実くんは、迂闊ですなぁ」の、にやにや。
カラオケ屋「聡実くんは、イタイとこつくのが得意やなぁ」の、にやにや。
部活の三角関係なんかと「二人っきりにしてえぇの〜?」の、にやにや。
子どもっぽく、おちょくる?茶化す感じは、本気で楽しそうですらある。
屋上のシーンは、言わずもがな、普通に楽しそう、聡実くんと一緒にいれて。
言われてみれば、あそこが、一番、素っぽいかな…
「聡実くん、中学生やしな」
聡実くんが、きちんと自分の思いを口に出して、初めて、狂児は、聡実くんの気持ちに気付く感じがする。
綾野さんの言うように、聡実くんに対して、狂児はストレートに感情を伝えてはいるけれど、それって、かなり一方的な矢印で。
それを最初は、聡実くんが一方的に受け入れているから、狂児は、聡実くんなら平気やろ、みたいなノリで、ほかの893に聡実くんのことを話して、急遽カラオケ教室開催になったんだろうと、思う。
結局、狂児は、聡実くんが部活サボってたことや、声変わりで、ずーっと悩んでたことなんか、全く知らなくて、だからこそ、あんなふうに、聡実くんがフリーザみたいに、怒ってしまうくらい、簡単に、おちょくってくるんだけど。
そういうことを知られてないからこそ、聡実くんは、狂児の隣が居心地良かったんではないだろうか。
自分のことを、今の自分の事情をなんにも知らないのに、ほしい安堵感を与えてくれる男…
あと、聡実くんて、お父さん子っぽい。
亀の傘→「喜んで使うてたやん」「あれは、お父さんが買ってきてくれたから」とか。
鶴の傘→「お父さんを責めてるんちゃうよ」とか。
あと、冷静に考えると、狂児、聡実くんのお父さんと絶対、年、近いよな…(遠い目)
狂児って、真面目にヒモ生活してたくらいだから(←言い方)執着心、なさそう。
けど、3年の余白後も、やっぱり聡実くんに連絡するんやなーと、思うと…思うと…
この男の中でも、聡実くんのことは、他とは違う存在になってるんやろな、と…情緒がぐらんぐらんになる。
まぁ、最初から「天使」言うてますからね、そら、特別な存在やわ(昇天)
宇宙人の件が、傷害致死罪ではなくて、ただの傷害罪だったなら「15年以下の懲役、または50万円以下の罰金」で、狂児は、さらっと、お金だけ払って、釈放されていたはず…そして、カラオケ大会後も、聡実くんになんやかんや、まとわりついていたはず…そんな、もしもの世界線を、夢見てしまうのは、オタクの業ですな。
5回目は、メモ用紙を忘れずに持っていこうと思う…「買うたろか?」のとこ、好きすぎて、毎回いつも台詞を脳内補完、捏造してしまうので。
あと、聡実くんの回想シーン、眼鏡交換こしてるらしいので、目を皿のようにして、見なくては。