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ローカルで働くなら、「自分はこれがやりたい」がないと活躍できない|白石さんの朝の会 vol.17

こんにちは、株式会社温泉道場の専務取締役 兼 営業本部長の白石です。
おふろcaféをはじめとした温浴&宿泊施設の経営&運営に携わっています。

これから社会で活躍していく、地方創生・地域活性化というキーワードに関連したキャリアを作っていきたい方、ローカルで起業したい方に向けて、「こういうマインドでいたほうがいいよ」「こういう働き方がおすすめ」といったメッセージをnoteでお伝えしていきます。

こちらの記事は、株式会社温泉道場が音声プラットフォームvoicyで配信している「脱衣所ラジオ」より「白石さんの朝の会」シリーズより内容を抜粋しております。こちらの放送もぜひご視聴をお願いいたします!

ローカル・地方で活躍したいと思うのなら、「自分でやりたい」「これをやりたい」というものがないと難しいよね。という話を今日はしていきます。

僕たち温泉道場は、埼玉県を拠点に活動している会社です。埼玉といっても、人口が1万人くらいの町で温浴施設や宿泊施設もありますし、一番都市部だと大宮でおふろcafé utataneを運営していたりと様々です。
ただ、基本的には人口が少ないエリアで事業を展開しています。

僕たちの働き方の指針に「長所進展」というものがあります。良くも悪くも、「わたしこれをやりたいです」というものがなければ、働きづらい環境なのかもと思っています。でもこれは、温泉道場に限った話ではなく、多くのローカルの会社さんにあてはまることなのではないかなと思っています。「これをやりたい」というものがあるかというのは、地方で活躍するうえで、絶対に必要な能力なのではないか、と思っています。

僕たちは「地域を沸かす」という呼び方をしていますが、「地方創生」は、圧倒的な熱量がないと難しいことだなと感じています。日々活動する中で、地域を雇用を生むこと、地域経済をまわしていくことは、「この地域を盛り上げたい」「この地域に多様性をもたらせたい」「ここで働く人たちの給料を上げたい」という熱量を、自分のエンジンであげていくことができなければ、難しいと最近は感じています。他人にモチベーションを上げてもらうのではなく、自分で動いていくしかないということです。

いくつか事例をお話させていただきます。温泉道場は、新卒2年目で新規事業の立ち上げの責任者にもなれるような環境です。比較的若い年次のメンバーが、事業計画を引いたり、開業に向けて開業のオペレーションを組んだりしています。チャンスは広がっているといえます。
ただ、あくまでそれは、「チャンスを会社から与えてもらっている」というよりは、「『自分はこれをしたいです』『将来○○で起業したいです』ということを言える」かどうかが大切です。

「将来的に地元に戻りたいので、今ここで勉強したいです」「いつかチャンスが来ると思うから現場で頑張る」というように、「チャンスを与えてもらえる」「機会がくる」という受けの態勢でいるメンバーは、温泉道場はもちろん、ほかのローカルの会社さまにおいても活躍するのは難しいのかなと思っています。

まとめると、ローカルで活躍したい・地方で活躍したいと思っているメンバーは、自分が何にチャレンジしたいのか、何をすべきか、という「want」の気持ちを大切にしてほしいです。以前の放送でも、「『川上から川下まで』全部できる人がローカルで重宝される」というような内容をお話しました。
その時、若手のメンバーはスキルも経験もないので、「わからない」状態からチャレンジをしなければいけません。温泉道場で新規事業責任者になった新卒2年目のメンバーだって、それは誰からも教えてもらわなかったことだし、わからなくて当たり前だと思っています。

「『わからない』状態を楽しめるメンタリティ」、それも、地方で活躍したいと思う人にとって大切なことだと思います。なので、今のうちに身に着けていただけるといいのかなと思います。僕も、温泉道場の経営や運営を見ていて正直わからないことばかりです。経験したことがないこと、初めてのシーン、どういうふうに考えたらいいんだろう?ということばかりです。
答えがない中で意思決定をするのが経営というものだと思います。都内で働いていた時よりも、今温泉道場で働いているときのほうがそういう場面によく遭遇します。わからないものだらけの中で、今持っている手札で意思決定をするのを楽しめる。そういったメンタリティやマインドを身に着けていただいたうえで、地方で働くことをおすすめします。

「ローカルで活躍する」というとキラキラした面も見えると思いますが、ウエットな部分もありますし、面倒くさいことばかりです。そういった環境に身を置く以上、「自分はこうしたい」というものに向き合っていただく必要があると思います。地域やローカルで活躍したい、と思っている方はぜひ念頭に置いていただけたらと思っています。

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