見出し画像

ローカルで活躍するのに必要なスキルセットは?|白石さんの朝の会 vol.5

こんにちは、株式会社温泉道場の常務 兼 営業本部長の白石です。
おふろcaféをはじめとした温浴&宿泊施設の経営&運営に携わっています。

これから社会で活躍していく、地方創生・地域活性化というキーワードに関連したキャリアを作っていきたい方、ローカルで起業したい方に向けて、「こういうマインドでいたほうがいいよ」「こういう働き方がおすすめ」といったメッセージをnoteでお伝えしていきます。

こちらの記事は、株式会社温泉道場が音声プラットフォームvoicyで配信している「脱衣所ラジオ」より「白石さんの朝の会」シリーズより内容を抜粋しております。こちらの放送もぜひご視聴をお願いいたします!

今日は、「ローカルで働くうえで必要なスキルセット」というテーマのお話です。
これから、ローカルで事業を営みたいという方、地元に帰って地域に貢献したいと思っている人向けに少しでも参考になればいいなと思います。

わたしたち温泉道場は、「事業の川上から川下まで」行うことを大事にしています。どういうことかというと、一つの事業を始めたり、あらたに起業したりするときの、マーケット調査や、そもそもどういった事業を開発すべきかといった開発にかかわる調査から、コンセプト作成、デザイン、広報や販促・プロモーション、店舗運営、オペレーションまで、事業を開発にするにあたっての一連の流れをすべてできるようになりましょう。ということです。

これは、ローカルで活躍したり、地域で事業を営む上ではとても大事な視点です。「川上から川下までできる」スキルが、ローカルでは必要だと考えています。

僕は前職のときに都内で働いていました。都内は情報が集まりやすいし、優秀な人が集まりやすい場所です。そうした場所だと、良くも悪くも特定の領域や一つの職種で生活していくことができると思います。
一つの領域のプロフェッショナルとして生計を立てることができるということが、大都市の魅力的なところだと思います。

それに比べると、地方に行けば行くほど「『~だけ』のスキルは通用しないシーンが多くなる」と考えています。ローカルだと、「ない」状態からすべて始めないといけないことばかりです。正直、人も少ないし、地域にお金も少ないし、事業を興していくための才能が集まっているわけでもないです。
自分で一から事業をはじめる、ローカルを盛り上げていく、というときに、ひとつのプロフェッショナルなスキルよりも、「事業の一連の流れを全部できる」ことのほうが、価値になります。

スペシャリスト・ゼネラリストという言い方もありますが、ローカルで活躍するにあたっては、「ゼネラリスト」であることはローカルにおいて大事なスキルです。
「デザインができる」「オペレーション構築ができる」「プロモーションが得意」だけではなく、川上や川下の仕事まで事業の理解がある人が、ローカルで活躍できる人なのではないかと思います。

そういう意味で、温泉道場は、事業の開発から運営まで一貫して行うことをとても大事にしている会社です。

「川上から川下まで」と僕らはよく言いますが、ひとつの領域だけではなく、全部できるようになるということ、そしてそのスピード感を大事にしよう、ということを、よく社内でも伝えています。

ただ、「ゼネラリスト」というと、よく「器用貧乏」つまり「なにかはできるけれど、深くできるわけでもない」という人材になってしまうリスクもあります。
そういうときには、特定の業界に絞って「川上から川下まで」やるということを意識していただくと、ローカルで活躍できる人材になるのではないかなと考えています。
わたしたちの会社でいうと「温浴施設」「宿泊施設」といった、観光・エンターテイメントの文脈から、事業の川上から川下までアプローチし、地域を盛り上げることにチャレンジしています。

ローカルで活躍したい人は、今自分がいる業界やかかわっている仕事の、「川上から川下まで」どうなっているのか、理解や解釈を広げていくこと。そのうえで、今の自分に足りていない部分は何か整理し、その部分を身に着けるためにどういう風にすればいいのかを考えていくのがいいのではないかと思います。

お知らせ

5月20日(土)に、おふろcafé ハレニワの湯という私たちの温浴施設で、採用説明会&座談会を行います。説明会の後は、施設を無料でご利用いただけます。もし興味がある方は、ぜひご参加ください!

応募はこちら: https://forms.gle/xYPpF2sTbCBi9eJr6



いいなと思ったら応援しよう!