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ハナハナホウオウ〜天翔〜 アプリ大量データと御説明



1.前置き

※前置きです。
そこそこ長いので読み飛ばしてデータの方に飛んでもらって問題ありません。

01.価格について

一応、値段はつけましたが、全部無料で読めます。
労いの気持ちとして課金して頂けたら跳び跳ねて喜びます。

02.なんで今さら?とハナハナについて

私が住む地域的には珍しいのですが、近隣のホールでは沖ドキ含めた沖スロの扱いがよく、2024年12月現在もハナハナホウオウ〜天翔〜(以下 天翔)もまだ現役でして、高設定がそこそこの頻度で打てています。

ですが、設定推測要素が決して少なくないにもかかわらず、設定推測が難しいと周囲のスロット打ちがよく言っていますし、私自身も少なからず思います。

短いスパンでの出玉やボーナス回数だけで簡単に設定の高低がわかるものではありませんし、高設定が確定した台の履歴を後から見ても、こりゃ追えないな or わからんな……と思うケースもしばしば。
そもそも正確な設定値が公表されてる訳でもないし。

という状況の中、せめて大体の数値だけでも知っておこうと、天翔の設定判別についてネットで調べたところ、網羅的にまとまっているサイトが見当たらず、じゃあ自分でやってみるかいなとアプリをぶん回しはじめたのがだーいぶ前の話です。

そして一部の項目は分母がデカすぎることもあってか、なかなかキレイに設定差が出てくれなかったり(各設定で500万ゲームとか回しても)、明らかにこれおかしいだろって数字になったりして、個人的な結論が出せていない部分もある中で、プレイ数だけはドンドコドンドコ積み上がってきてしまい、ここまでやったんでせっかくだから天翔が(まだギリギリ)現役の内に公開してみようかな?という気分になりました。

設定推測がそれほど簡単な訳ではないのは前述の通りですが、設定差がある要素を「すべて」考慮して判別ツールみたいのを作ってみたら、低設定は低設定なり、高設定は高設定なりの数値になってくれるケースがかなり多かったですし、ひとまずは設定差がある要素をすべて把握するのが大事かなと思います。

尚、この間、ハナハナもキングハナハナどころかドラゴンハナハナも稼働中でスターハナハナがデビューというタイミングで、まあ何とも今更なのはそうなんですが、天翔にしても結構旧作から数値が引き継がれてる所もあり、また新作もさして数値が変わっていない部分もあるようなので、なにかの役には立つようには思います。

03.サンプルデータ数について

※まずこのアプリ、端末性能でも若干変化する感じはありますが、オートで時速50,000Gくらいしか回せないので、データ取るのに結構手間がかかるものだという事だけご理解ください。

サンプルゲーム数についての説明となります。
全体としてはオートで1億8,000万ゲームほど回しているのですが、まずこのアプリ、999,999ゲームまでオートで回せますが、集計画面では小役確率などの確率表記は小数点以下一桁までです。
ベルだと「1/7.2」とかそういう表記になります。
ですので、ゲーム数と小役回数などをアプリから転記して正確な確率を求める事になる訳ですが、小役回数の表記は9,999でカンストしてしまいます。

その後も計算はしてくれますが、小数点以下一桁までしかわからないので、正確な数値は見当もつかなくなります。

故に通常時の正確なベル確率を知りたい場合、オートで放置できるのはせいぜい70,000ゲーム少々までという事になります。

通常時小役確率以外にも知りたい事が多々あり、そちらを優先した為、全体で回したゲーム数に比して通常時小役のサンプルゲーム数がだいぶ少ないのはそういった事情となります。
70,000G回すのに1時間30分とかですが、その度にスマホを取り出して転記して……と言うのもそれなりに手間がかかるってのもありますし、ちょっとだけ放置しすぎて、ベルが9,999回超えてしまってしょんぼり。というのも何度も何度も。
一方で丸一日放置してもまだまだゲーム数の上限には到達しないし。

尚、チェリーとかスイカについてはもっと多くのゲーム数放置しても集計できますが、大量ゲーム数のサンプルをとった際、最初の頃は「どうせ設定差無いし……」とチェリーとかスイカを記録してなかったんですが、後になってせっかくだからと集計し始めました。
リプレイも同様です。
なので、母数は割とバラバラとなっています。

尚、通常時の小役は65,536からなるであろう分母に対して、自信を持って正確な数値はこれだ!と言えるほどのサンプルゲーム数ではありませんが、そもそも何千万ゲーム回そうが設定値と「完全に」ピッタリになることはほとんどありません。

確率上の見た目は設定値に近づいていく(例えば◯◯ゲーム以上回すと設定値との誤差が0.1%以内になりやすい……とか)確率は高まりますが、設定値から導き出される期待値・期待回数と「完全に」同一になる確率はむしろ大きく低下していきます。

そんな訳である程度のサンプルが集まって傾向が把握できたのと、自分の中では設定差がある要素の予測値もある程度は固まった事で、自分が実際に天翔をプレイする際のデータ量としては十分な量にはとっくの昔になっていたんですが、基本的に凝り性なこともあって、もはや趣味の一環として回していたのですが、せっかくなので公開してみることにします。

ちなみになんですが、本来の通常時の小役確率をx/65,536とか表記した時に、「95%くらいの確率でこれくらいの誤差に収まる」というゲーム数は天翔のベルくらいの確率だと
500万ゲームくらいでx±20
2000万ゲームくらいでx±10
7500万ゲームくらいでx±5
20億ゲームくらいでx±1
くらいになるようです。
計算上。

なので、自分のサンプルデータ上だと設定①のベル確率が680,570/5,106,127≒8734/65536となっているので、本来のベル確率は95%程度の確率で
8714/65536(1/7.521)〜8754/65536(1/7.486)
の範囲であろうという事が言える程度に留まりますし、実際はもっとかけ離れている可能性も否定は出来ません。

データ収集開始から40万G程度では設定⑤の方が設定⑥よりベル確率が良かったりして(極僅差でしたが)、振れ幅の怖さを思い知らされたりしましたし。
ただ、もちろん、もっと少ないゲーム数でもっと僅かな誤差になることも当然ありますし、その方が割合としてはかなり多いでしょう。
また、サンプルを増やし続けていった時に、実際のベルの成立回数は期待値からどんどんかけ離れていく可能性はありますが(例えば本来のベルの期待回数からマイナス10,000回とかプラス50,000回とか)、確率から見た時の設定値の推測としては、
「精度を考えれば500万ゲームもあればもう十分じゃないかな……この先は手間の割には大した精度の向上も見込めないし……」
ということで、飽きてやめた地点が、現在のサンプル数ということになります。

という前置きの後で
現在のデータのサンプル数についても書き記します。

◆オートプレイ
全要素集計 21,448,053G
通常時リプレイ以外集計 9,029,002G
通常時リプレイベル以外集計 87,696,071G 
通常時リプレイベルチェリー以外集計 45,842,353G
通常時小役以外集計 23,127,033G
合計 187,142,512G
◆強制フラグでの検証
RB検証回数 25,179回
BB検証回数 1,000回くらい

一覧表にしてみるとこんな感じ。

集計データについて

という事で以下、ようやく本編です。

2.データ編

00.ボーナス確率 (サンプル 187,142,512G)

ボーナス確率

大体公表値に近くなりました。


01.通常時小役確率 (サンプル 30,477,055G(※ベル))

通常時小役確率

前述の様にベルとリプレイとスイカとチェリーでそれぞれ母数が違いますが、もし仮に設定差があっても気にするのはどのみちベルだけで良いというだろうという結果になりました。

※1枚掛けについて
このアプリだと1枚掛けでも1プレイ進みます。
オートプレイをしばらく眺めてた所、
・基本的にフリー打ちで先告知ならそのまま揃える
・後告知の際、生入りの可能性あり
・後告知の際はリプレイ重複以外、次ゲーム1枚がけ
・何故か光っても揃えない事がある
こんな感じのようです。
なので1枚掛けの分、小役確率が本来の確率より若干下に振れるはずですが、1枚がけ時の小役分を正確に補正するのは困難なので集計画面のデータのまま出しています。

02.BB中小役確率 (サンプル 695,096BB)

BB中小役確率

BB中スイカ同様にハズレも割と設定差がありますが、短時間で設定どうこう言うには厳しい数値です。
そもそも出ないので。
ヒキの問題もありますが、ハズレ確率がきちんと設定順に並んだのは各設定でサンプルが10,000BBを超えた辺りでした。

※注意点
BB中のハズレはサイドランプの赤緑点滅を伴わず、通常の黄色点滅でサラッと何気なくハズれます。
赤緑でも第3停止を押すとあっさり黄色点滅に戻りますので、サイドランプを見逃すと出目だけではハズレなのか取りこぼしか区別つかない事もあります。

03.BB後トップランプ (サンプル 694,173BB)

BB後トップランプ

初回BBを除外したので、前項とはBBのサンプル数に違いがあります。
分数表記だけだと感覚的にわかりづらい所もあったので、%表記の画像も付けました。
どのみちわかりづらい感じもありますが。
また、虹ランプに大きな設定差があるのが見てとれますが、高設定でも出ない日の方がはるかに多いだろうという確率ですね。
虹以外は基本的に何色であれ光れば光るほど高設定の期待度が高まるという感じの設定差になってます。

04.初回BB後トップランプ (サンプル 1,098BB)

初回BB後トップランプ

設定差は無いか、あっても僅かだろうと予想はしていましたが、少しだけ集計しました。
仮に設定差があるとしても設定推測には少しも役に立たなそうです。
尚、ここの部分のBB中小役確率は集計しておりません。
初回BB後は50%で点灯という話も当初はありましたが、実践上でもアプリ上でもそれは否定されていますね。

05.RB中サイドランプ (サンプル 477,914RB)

RB中サイドランプ

BB後トップランプと同様に分数表記と%表記の画像を用意しました。
オートプレイと強制フラグでの検証値との合算になっています。
こちらもBB後同様虹には大きな設定差があります。
サイドランプ搭載の他のハナハナと同一であろうという感じの確率になっております。

06.RB後のトップランプ (サンプル数は図表にて)

RB後のトップランプ点灯は天翔における唯一の設定確定要素となります。

青 設定②以上
黄 設定③以上
緑 設定④以上
赤 設定⑤以上
虹 設定⑥

なのですが、基本的にあまり出現しませんので、これだけに頼って設定を判別するのはちと無理があります。
一方で10,000Gまでゲーム数依存で段階的に出現しやすくなっているのが確認できました。
そして10,001Gを境にまた確率が低下、と言うか元に戻る感じになっています。
なので、その辺のことを2万回超程度ですが、強制フラグで検証しました。
ひとまずは10,000G以降だけ集計した下表をご覧ください。

10000G以降のRB後トップランプ

これが想定される基本となる確率に割と近くて、ここから10,000Gまで段々出やすくなっていく感じになりました。
で、ここからゲーム数を重ねるごとに確率が上昇して行く訳ですが、ボーナス回数とかではなく、単純にゲーム数で段階的に上昇しているようでした。
当初設定⑥で250ゲーム刻みで集計したりした結果、まあ2,000ゲーム毎の確率上昇で間違いないのかなと。
以下は2,000G毎に集計した表となります。

RB後トップランプ確率

高設定では、終盤になるほど何らかのランプが点灯するのがかなり現実的な確率になってくるのがわかるかと思います。
また、高設定だと低設定に比して序盤から「なにか出るかもしれない」程度の出現率にはなっています。
基本的には青でも黄でも序盤から出れば高設定の期待が持てる感じとなっています。

尚、設定①では出現しない事は聞き及んでおりましたが、一応はやってみたという所です。

07.連チャンサウンド選択率 (サンプル 266,755件)

連チャンサウンド選択率

ボーナス連チャン時のサウンド選択率となります。
「BB5連チャン以上」のガーゴイルサウンド(ハナチカ)の条件を満たしている時は必ずガーゴイルサウンドが流れますので、ガーゴイルサウンドは除外して集計しています。
これも判別要素としてカウントする方はご注意を。

08.激レア小役重複BB成立時の演出

設定推測要素ではありませんが、初回BB後のトップランプを集計するついでに滅多に遭遇出来ないスイカ重複、ベル重複、リプレイ重複時の演出割合も手作業で集計してみました。
リプレイ重複時のバイブストップは死ぬまで打ってても見れるかどうかわかりませんね。
見れたらのけぞりましょう。
尚、チェリー重複BB時も遅れ、バックランプ演出、アメイジングチャンスなどのプレミア演出が発生する事がありますが、頻度はめちゃくちゃ低くて、参考になる数字にする為にはかなりサンプル集めないと……って感じだったので無念の割愛となりました。
疲れた。

激レア重複演出割合

09.プレミアム演出について

これも設定推測要素ではありませんが、せっかくなので集計しました。
分類の仕方は全てアプリ通りです。
念のために一応解説。

・バイブストップ
停止ボタンを押す度にバイブレーション作動
・ランプ系
小役払出時のLED色変化やバックランプ変化
・アメイジングチャンス
ベットボタンの色が変化してハイビスカス出現
・サウンド系
小役払出音の変化、遅れなど 
※ボーナステンパイ時の鳥の鳴き声は含まれず
・プレミアムバイブ
バイブレーション機能作動
レバーオンバイブ、バイブストップの他に第3停止後バイブも有り
・フリーズ
いわゆるロングフリーズ

プレミア出現率

尚、プレミア点滅はプレミア告知としてカウントされてる一方でプレミア点滅自体の数は集計されていません。
プレミア告知数からプレミア演出の合計数を引くとプレミア点滅の確率が求められる気がしますが、一回のBBで複数のプレミア演出が出現することもあるので、正確な割合はわかりません。
全設定で単独及びチェリー重複BBの概ね12%くらいではないかと推計されます。
多分、12.5%(1/8)なんじゃないかなという予想。

10.フリーズ確率について

1G連の時は単独ビッグの7/8、通常時は単独ビッグの1/256でフリーズと言うような話を聞いていて、ほんとにそうなのか検証したかったのですが、アプリでは1G連フリーズとそれ以外のフリーズをわけてカウントしてくれてないし、単独ビッグの割合もわからんので、アメイジングチャンスなどのプレミア演出の割合とかから勝手にフラグの内訳を想定して、そこから想定される1G連とフリーズ率とかを計算して見たところ、大体それっぽい数値になったので、その通りだと思っておくことにします。
想定したスペックも希望があれば公開しますが、合ってる保証はありません。

フリーズ率の概算

11.最後に。

さて、色々と設定差がありますが、これだけ見てればOKと呼べるほどの強い要素はありませんので、トータルで見て頑張りましょう。
確定が出ない or 出づらいノーマルタイプ(Aタイプ)にありがちな話ですが、最後に頼れるのは打感だったり経験則だったりしますね。
後はいわゆる「根拠」(変な使われ方をする言葉になりました)。
そもそも高設定である可能性が高い台を打ちましょうという事ですね。
ホール状況に合わせて頑張ってツモってハナチカさせましょう。
いっぱい花が光って7が揃うと気持ちが良いです。
終わり。

何か質問あればお寄せください。
最後までお読み下さりありがとうございます。

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