企業法人における「契約解除」や「情報漏洩」の話
どうも!株式会社DELTA-V代表取締役の上杉です。
多忙の中、noteを更新することが生きるモチベーションになっているので今日も投稿します。私のnote記事をご覧頂いたら♡をして頂けると大変励みになります。私の投稿は若干棘があると思うのですが、善と悪…というより現実はこうだという感じで書いておりますので、ご批判ご批評頂いて全然OKだと考えております。
■企業Vの「契約解除」
本日は割と有名な企業Vの契約解除が発表され、X界隈では「契約解除」や「情報漏洩」がトレンドに上がっていますが、V事業を6年半ぐらい行っている私にとっては何回も見た光景で私自身も事業で多くの「契約解除」判断を出しております。故に格別騒ぎ立てることでも無いと考えています。実際、V界は良いか悪いかは置いておいて6年前に皆が憧れたVIRTUALな仮想的人格のキャラクターというより、配信者がキャラクターというガワ(パッケージ)を被って高頻度配信を行う生々しさ溢れる日常系配信コンテンツが主流になっているので、より人間的所詮人間的されど人間的…という芸能コンテンツだと思います。故により人間の業や性(さが)が表面化し、運営とのトラブルや違反が発生するのはまあそうなるよね…という所感です。私の所にはVやVR関連の相談で様々な企業が来たりするのですが、私はVの機構を総じて「psycho system(サイコシステム)」と呼称し企業が安易に事業を始めることに警鐘を鳴らしている立場です。こういった話は個別のケースでいろいろ事情が異なるので一概に語ることはできませんが、6年前ぐらい2018年の市場では皆我々企業はバーチャルは…
・スキャンダルが無い
・デジタル上で現実の空間制限に囚われない自由度
・年齢経過の影響を受けない永遠のコンテンツ
・最強のキャラクターIPになるやんけ!
…という概念に胸を膨らませて事業を行っていたのですが、同じことを考えている企業人は2024年においてはほぼ皆無でしょう。ただこういったケースがインターネット上に流れる度に「これだからVは…」というポストが散見されるのですが、色々なジャンルを知っている私からすると、3.0次元の芸能でもしばしば起きる…なんなら特定ジャンルは逮捕者が多い…とかあるので、Vに限らない話だと考えます。それよりも消費者側であるリスナーやファンからの見方…接し方が変わったかもしれません。Vのファンは基本的には「コミュニティ」を求めていて、コミュニティの中心にいるアイコンやフラッグ的な存在であるVにより人間性を求めている状況になってきているのが現状です。
■Vは社会的なリテラシーやモラルが低いのか?
前述でも述べておりますが、「Vだから~」というよりもVの特性上、近年活動を始めたVの多くは20~25歳の男女が多く、その層は社会的知見や感情の抑えが効きにくいという論であれば理解はできます。ただトラブル起こしがちな極端なメンヘラ系配信者は30歳前後の方が市場では多いと感じるのと、私は事業でVのルーム及びチャンネルを平均的に120ぐらい扱っていると思うのですが90%のV配信者は誰にも迷惑をかけずに普通に活動していますし、相応の努力もしているという印象です。それってあなたの感想ですよね?
…今のは言ってみたかっただけなので気にしないでください。
事業をやっていての所感ですね。本当は人間の人格というのは0~18歳における教育や家庭環境の影響を強く受けるので、正直な話、問題を起こすVの根源的な原因はその時代にあると考えています。日本の教育論の話をすると、また私の約束のネバーランド理論が始まってしまい文章が長くなるのでまた別の機会にしようと思います。ただ、傾向としては若い男性配信者(20~24歳)は努力が好きではなく仕事が多忙(確実に上杉より時間がある)を理由に配信活動へのコミットが薄れたり…というような「傾向」は確実にあります。企業Vはビジネスや事業の一環として契約履行するので、目的やルールを守れなければ契約解除は当然なのですが、個人は(他人に迷惑をかけない程度で)リテラシーが低かろうがモラルが無かろうが"自由"だと思うのです。
■「情報漏洩」に関して
これって日本人は本音と建前があって、例えば企業やプロジェクトの話をタレントやキャストが居酒屋等の飲食店であーだこーだ酒飲みながら話してしまった…というようなレベルの話は企業側からすると抑制しようがないというか、監視しようが無いのでそういったケースで「契約解除」になることは実際には少ないと思います。例えば、具体的に「書類」や「資料」、「音声」みたいなものの漏洩や流出になると企業は対応せざるをえなくなります。私も経験上、キャストやタレントが実はここでこう繋がってるとか、こういうコミュニティがあるとか…そういうのは様々なルートで把握していて、あえて"言わない"だけで泳がせておいてます。そこまで監視制限すると若者はストレス耐性弱いからアカウントが沈む→ファンから運営に批判が来る…という構図を避けたいので、少し気になることがあっても従業員間で共有して終わりです。他社さんも同様だと思いますが、ハッキリ言うと大人が妥協しています。ただ前述のように証拠リソースやモノが出てきてしまうと対応処理しなければならなくなるのと、主にはリスナーからの「通報」に関しては真摯に取り組むように従業員教育しています。
「情報漏洩」とは別の話なのだけど、VTuber…特に個人Vのアカウントが企業案件やクリエイターとのトラブルで先にXに経緯ややり取りを公開してしまう癖って治らないしょうか。あれは本人にとっても損だし、直接言われないだけで"あの子はヤバい奴"って周りに思われるのでなるべく止めた方が良いです。
■まとめ
本当は契約解除された後のVの「キャラクター」としての資産の話をしたかったのですが、茗荷谷のガストでPC作業していたら眠くなってきてしまいました。その辺の話はまた今度に。ご静聴ありがとうございました。