キャンピングカー詐欺は事実なのか

はじめに

タイトルを読んでも何のことか分からないでしょう。

とあるコミュニティの方(仮称を二郎ちゃんとします)が、「キャンピングカーを購入したけれど、1年以上待っても納車されない」という話をしていました。

そのコミュニティ内では、「二郎ちゃん、それって詐欺ちゃうん?」とイジる心配する声が上がっていました。

そこで今回の件が詐欺ではないのか検証すべく、動いてみました。

興味のない方はここで読むのをやめてくださいね。時間は有限です。

ただ、「おもしろく文章を作ってみたい」という裏テーマを設定しているので、そういうことに関心がある方は時間の許す限りお付き合いください。



仮説1 「それって嘘じゃね?」


物事を検証するに当たっては、仮説を立てる必要がある。

さらに仮説を立てる上では、前提を疑うことが大切である。

つまりは不登校対応であれば「学校=来るべき場所」という前提を疑うということだ。(この賛否については今回は言及しない)

ここでの前提は何か。

そう、二郎ちゃんがキャンピングカーを買ったと言う事実だ。

であるならば仮説は「二郎ちゃんが嘘をついている。」になる。

これに関しては、コミュニティ内に疑いの目で見るクルーがいないわけではなかった。


ただ、嘘を付くのであればそこに理由が必ずあるはず。少し考えてみた。

そのコミュニティには、教育実践で名を馳せた方や単著を複数執筆されている方など、いわゆる有名人が複数在籍している。

他にも、琵琶湖、新幹線を止めることで有名、尺を超えて250%しゃべるなどいわゆるキャラが立っている方が多数いるのである。

「キャンピングカーで全国を回るキャラを確立したかったのではないか。」

可能性としては考えられなくもない。

二郎ちゃんの住む地域は都会ではあるが、滋賀=琵琶湖、奈良=大仏、島根=鳥取の隣、のように地域ネタは使いづらい。

また、新幹線を止めることは誰にでもできることではない。

できるとしてもテリーマンぐらいだろう。(分からない方はキン肉マン29話を参照。)

正直私も、これほど新幹線を止める方に出会ったことはない。

正に頭がパニック状態である。(失礼しました。)

イベントごとに250%しゃべるなんてコストもかかるし、人によっては怒られて終わる、リスクが高いものである。

家族のためにキャンピングカーを買うという見せ方も、いいお父さん的に映るので悪くはない。

果たしてどうだろうか。


ここで、彼の人間性について考えてみよう。

SNS上で「妻と結婚できたことが最大のファインプレー」と書いたり、キャンピングカーと書いただけですぐにコメントをくれるジローラモちゃんが、そんな分かりやすい嘘をつくだろうか。

もしジローラモちゃんが嘘をついているとしたら、私はこの世の誰も信じられなくなるだろう。

「嘘はついていない」と信じたい。



仮説2 「キャンピングカーってね…、ドモホルンリンクルみたいなものなんだよ」


ドモホルンリンクルとは言わずもがな、老舗の化粧品メーカーである。

伝わるかどうかは分からないが、作るのに時間がかかる例えとして挙げてみた。

以下はCMのリンクである。

【申し訳ありませんが、ドモホルンリンクルは生産をスピードアップすることができません】


気を取り直して「キャンピングカーの納車にはとても時間がかかるものだ」という仮説について検証しよう。

実は隣に住む方は、子どもが独立してからご夫婦で旅をするためにキャンピングカーを購入されたイケオジなのである。

しかも購入されたキャンピングカーは特別にオーダーされたもので、キャンピングカー業界には詳しい方なのだ。

ストレートに聞いてみた。

「キャンピングカーの納車って時間がかかるもんなんですか?」

色々教えてくれたが、端的に言うと「1年~2年はかかるのは普通だ」とのことだ。

理由は以下の通り

  • 完全受注生産性である。

  • キャンピングカーに仕様変更するハイエースは、一般に流通する生産ラインとは異なる。(多くの台数は生産できない)

  • 今年10月に法律が変わってバックモニター等が必須装備になった際に、ハイエースの生産が一時ストップした。(今は再開されている)

  • 20年ローンが組めるようになって、若年層でも購入できるようになった。


「最初からこれだけ書いておけばいいやろ」というツッコミは華麗にスルーするとして、やはり詳しい人に聞くのが一番ということが分かる。

知らない人間であーだこーだ語るよりもよっぽど効率がいい。

ついでに書くと、二郎ちゃんが購入したメーカーは老舗中の老舗で、キャンピングカー業界のTOYOTAだそう。

世界に誇るTOYOTAである。

そのTOYOTAを例に出すのだから、これ以上はない信頼と実績である。



結論


良かったね、二郎ちゃん。

いつか届く日が来るよキャンピングカー。

その時はお祝いに、みんなでキャンピングカーFESをやろう。

キャンピングカーに何人入れるか、試してみるのもおもしろいね。

みんな思い思いの絵を描くのもいいね。



最後に


長々お付き合いいただき、ありがとうございました。

イジっているようで心配している。でも実はイジっているぐらいのよく分からん感じですが、文章にしてみました。

こんなことに時間をかけるのは無駄かもしれませんが、「真面目にふざける」ということも時には大事かなと思います。

一部の人にしか分からないネタではありますが、ちょっとでも楽しんでもらえたら幸いです。


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