プロレスから学ぶ物語論〜現実と虚構の狭間の物語 目次
語りたくなるスポーツ、それがプロレス
人の数だけ楽しみ方がある、それもプロレス
水曜日更新予定
00プロレスはなぜ「善玉(ベビーフェイス)」「悪役(ヒール)」に分かれているのか?
https://note.com/brave_camel658/n/n0677fd3e101e
「善と悪」のように「対立」している方が「戦う理由」になりやすいというのが最も簡単で最もわかりやすい説明になるのだが…。
01ビッグマッチの後には必ず物語的な「引き」がある〜プロレスに大団円はない?
https://note.com/brave_camel658/n/n58e60ce8477f
これは主にアメリカのプロレスで用いられている手法なのだが、年間何百試合も行うプロレスでは一興行で盛り上がってそれで「おしまい」というわけにはいかない…。
02「キャラクター」はマスクマンが教えてくれる〜歴史を考えることで人物造形に深みが出る。
https://note.com/brave_camel658/n/n3dbb6e07b30b
メキシコの「ルチャ・リブレ」からキャラクターを学んでいく。ルチャ・リブレという形式のプロレスが産まれたのはメキシコがスペインの植民地であった時代にまで遡ると言われ…。
03「世界観」とはロープワークである〜「お約束」を理解することで物語に没入する。
https://note.com/brave_camel658/n/nf0b17eba85fb
フィクションで「世界観」を指す場合、多少の解釈の違いはあれど、その単語を知っている者ならそれほど齟齬のない使い方になるだろう。プロレスにおいてもその使い方はそう変わらない…。
04プロレス実況は「フィクションの語り方」に似ている〜レスラーの情報をいかに無駄なく説明できるか。
https://note.com/brave_camel658/n/ne5f4c68326b6
小説には小説の、まんがにはまんがの、映画には映画の観せ方や伝え方、表現方法があるように、プロレスの実況は「プロレス」を説明するための一つの表現方法である…。
05こけしis happy〜自分だけの「名」を付けることで「主人公」になる。
https://note.com/brave_camel658/n/n66f3fcf325d1
本間朋晃というレスラーがいる。プロレスをあまり知らない人にとっては天龍、長州に次いで「声が聞きとりにくい」レスラーとして認知されているかもしれないが…。
06理想の「ヒロイン」は強いチャンピオン?〜ヒロインは追いかけられるものである。
https://note.com/brave_camel658/n/nd9daea317bd3
この場合のヒロインは男か女かという些末な問題ではない。プロレスにおいてチャンピオンに挑戦するということ、負け続けているレスラーに向かっていく姿勢はまさに…。
07地方巡業は「エピソード」の宝庫〜おらが町のヒーロー。
https://note.com/brave_camel658/n/n3372c61046db
プロレスは年間百試合以上行うので(アメリカでは三百試合以上)、その全ての試合でレスラーやユニット同士の対立や因縁を設定するのは現実的に難しい…。
08ユニット編成が変わる時「ストーリー」は動き出す〜物語のバリエーションはそれほど多くない。
https://note.com/brave_camel658/n/n654b8fac9cd3
プロレスの試合以外で展開される「ストーリー」は、ベビーフェイスであれば「世代闘争」「ライバル」「外敵」になり、ヒールであれば「引き抜き」「追放」「ダークヒーロー」といった展開になっていく…。
09アックスボンバーが「伏線」になる〜人物の機微が物語を動かす。
https://note.com/brave_camel658/n/nfcfee05e9bcf
プロレスには兄弟技というか、同一のムーブで違う名前だったり、使う人によって違う名称になったりする技がいくつか存在する。その代表格が「ラリアット」という技である…。
10タッグマッチには「長編の物語」が全て詰まっている〜物語は二人いれば完結する?
https://note.com/brave_camel658/n/n9dc0cab1f1d4
プロレスにおけるタッグマッチには「物語」の全てが詰まっているといっても過言ではない。同期であれば友情や対立は描きやすいし、入門前から同級生であれば尚、因縁が深まる…。
11ヒールには思わせぶりな「ニックネーム」がよく似合う〜悪役の形容詞。
https://note.com/brave_camel658/n/n2028c71a6948
プロレスにはさまざまなニックネーム(形容詞)がある。「燃える闘魂」「人間山脈」「皇帝戦士」「破壊王」「レインメーカー」etc、一昔前のK─1にも踏襲されたギミックである…。
12プロレスの抗争には必ず「テーマ」が存在する〜対立構造からテーマは生まれる。
https://note.com/brave_camel658/n/n32d7cc288ded
プロレスの「対立構造」は力道山の対外国人から始まり、現在の新日本、全日本、NOAHに至るまで似たような対立軸を踏襲して試合が行われている…。
閑話01a共通幻想理論〜プロレスラーはなぜ「世界最強」を求められたのか。前編
https://note.com/brave_camel658/n/n74f3116bd67a
男子にほぼ共通する妄想体験は「エロ」と「世界最強」である。エロに関しては論旨と関係ないので割愛するが、「世界最強」の妄想に関しては思いの外、妄想する範囲や個人の主張が分かれる…。
閑話01b共通幻想理論〜プロレスラーはなぜ「世界最強」を求められたのか。後編
https://note.com/brave_camel658/n/n683895d54d47
今でこそ競技が違う選手に「世界最強」を求めるのはナンセンスだと認知されてはいるが、格闘家やプロレスラーの強さを「フィジカル」でしか推し測れなかった時代の産物でもある…。