(創作)仮面ライダーガッチャードデイブレイク8話 悪意をハバム!夕凪のウィンド!

前回までの仮面ライダーガッチャード

仮面ライダーの力を失った一ノ瀬宝太郎と、娘を失った九堂風雅がガッチャンコ!宝太郎は記憶を消され、もとの普通の高校生に戻ったのだった。


ー富良洲高校
(登校して教室に入る宝太郎)
宝太郎「お!おはよう!加治木!」
加治木「宝太郎!?」
宝太郎「うん。」
加治木「いや、うん、じゃなくて。お前、半年も学校休んで何してたんだよ!」
宝太郎「半年?えーと、何してたんだっけ?」
加治木「いや、お前大丈夫かよ!」

あれ?俺、なんか忘れてる?うーん、ま、いっか!

(帰り道)
宝太郎「じゃあね、加治木!また明日!」

ーキッチン一ノ瀬
宝太郎「ただいま!母さん!」
珠美「お帰り。宝太郎!」
宝太郎「あ、母さん、手伝うね、」
珠美「ありがとう。じゃあ、手洗ってきなさい。」
宝太郎「はーい!」

ー冥国のアジト
グリオン「ようやく賢者の石の力も馴染んできたらしい。さあ、この世界を黄金に変えるときだ。」
風雅「グリオン!」
グリオン「九堂風雅か。久しぶりだな。君の娘のことは、、非常に、残念だった。」
風雅「グリオン、、錬金術師の使命にかけて、私がお前を止める。変身!」
(ギガバハムとクロアナで仮面ライダーウィンドに変身)
グリオン「いくらお前と言えど、賢者の石の力を手に入れた私に、勝てるはずがない。変身。」
(ドレッド参式に変身)
(ドレッドが優勢)
グリオン「どうだ、風雅!これが賢者の石の力、お前ではたどり着けなかった、錬金術の極みだ!」
風雅「ぐっ!、、違うな。錬金術とは、世界の均衡を維持し、秩序を守るための営み。グリオン!世界の均衡を乱そうとするお前では、錬金術の極致に達せるはずもない!」
(互角の攻防)
グリオン「私が求めるのは永遠の静止。永続する価値をもつ黄金がもたらす不変。それこそが最も正しい錬金術だ!」
風雅「くっ、、はぁ!」
(ケミーを使ってドレッドに攻撃を仕掛けるウィンドだが、ドレッドにはねのけられる)
グリオン「貴様はあのときからそうだった。娘への愛情、教え子からの信頼、若者たちが紡ぐ未来への希望。実にくだらない、無価値で、無意味な!人間の弱さだ!」
風雅「私は信じている。未来を創るのは、正しく信じる道を進み、想いをつなぎ続ける若者たちだと!だから私は、あのドライバーを完成させたのだ。若者たちの可能性を信じて!」
グリオン「そうだ。そして私に利用された。お前が完成させたドライバーは、暗黒の扉の、世界の破滅の鍵となった。貴様は矛盾している!若者の可能性や未来などという極めて不確実な要素を当てにして、世界の秩序を乱さないとなぜ言い切れる?」
風雅「っ、、、」
グリオン「私は錬金術師の使命などに興味はないが、不変、永遠の黄金郷。未来など存在しない、すべてが止まった世界こそが、秩序を維持する上で最も合理的な手段だ。」
風雅「私は、未来を託せる若者たちの進む道を、照らす!」
グリオン「九堂風雅。結局貴様は、時代に取り残された存在だ。本当ならばお前の目の前で娘を殺してやりたかったが、それが叶わぬ今、もはや、貴様に用はない。」
(ブラックバハムートビッグバンノヴァ、ドレッドパニッシュメントのぶつかりあいとなり大爆発)
アトロポス「グリオン様!」
(爆炎の中から、倒れた風雅と、かろうじて立つグリオンの姿が。)
風雅「若者たちよ、、私には、託すことしか、、」
(風雅が死亡)
ホッパー1「ホッパー!」
グリオン「ぐっ!、、、」
(グリオンも大きなダメージを受ける)
ラケシス「グリオン様!」
(冥国の三姉妹が駆け寄る)
グリオン「、忌々しい、、しばらく、回復を要するか、、」
アトロポス「グリオン様、」
グリオン「まあいい、いずれにせよ、もはや私の邪魔する者は、誰もいない。アトロポス、しばらく頼むぞ。」
(眠りにつくグリオン)
(その場に散乱するケミーカード)


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?