(創作)仮面ライダーガッチャードデイブレイク22話 if!?二股の未来

前回までの仮面ライダーガッチャード

未来を救う方法を模索する宝太郎と、絵本「錬金術師の大いなる道」がガッチャンコ!暗黒の扉を錬成する決意を固めた宝太郎とアトロポス。彼らは敵を封印することができるのか?


ー基地
俺たちは3ヶ月かけて、暗黒の扉の錬成に必要な素材の準備をした。その間も、あの黒いマルガムは何度か発見され、戦ったが、やはり倒すどころか、傷ひとつつけることができなかった。だが今日、ついにすべての準備が整った。

錬金術師3「宝太郎さん!黒いマルガムです!」
宝太郎「いよいよだ。よし、改めて確認しよう。まずは、俺とクロト―で時間を稼ぐ。」
但馬「その間に、俺たちとアトロポスは、ウロボロス界で錬成の準備を終わらせる。」
クロトー「そして、私と宝太郎で、奴をウロボロス界に引きずり込む!」
アトロポス「あとは僕に任せてよ。約束、したからね。」
宝太郎「ああ。頼んだぞ、アトロポス、、俺たちで絶対にあいつを連れてくる!みんな、行こう!」

ーエリアH
(黒い怪物のもとに宝太郎とクロトーが駆けつける)
宝太郎「いくぞ。」
クロトー「ああ。」
宝太郎 クロト―「変身。はぁぁぁぁぁぁ!」
(ガッチャードデイブレイクスチームホッパーと、ドレッド・改 零式に変身し、黒い怪物に立ち向かう)

ーウロボロス界
(アトロポスと但馬含む錬金術師5,6名がウロボロス界に到着)
但馬「ここが、ウロボロス界か、、」
アトロポス「、、、」
(この場所がかつて目の前でりんねが命を落とした場所であることを思い出し、より決意を固くするアトロポス)
アトロポス「、、さあ、始めようか。」
(錬成の準備にとりかかる)

ーエリアH
宝太郎「はぁぁぁぁぁぁ!うわっ!、、くっ、、」
「ターボオン!」
「ユニコン!ダイオー二!」
クロト―「お前らだけに命を張らせてたまるか!、うおぉぉぉ!」
「ドレッド参式!」
「スチームホッパー!アチー!」
宝太郎 クロト―「はぁぁぁぁ!」

ーグリオンの城
グリオン「、、、」
(満足げな表情で宝太郎たちの戦いと、ウロボロス界のアトロポスたちの様子を見つめているグリオン)

ーエリアH
宝太郎「うわあぁぁぁ!」
クロト―「ぐあぁぁぁ!」

ーウロボロス界
(ケミーライザーで但馬から宝太郎に通信)
但馬「宝太郎!扉は錬成できたぞ。だがいつまでもつか分からないから、なるべく急いでくれ!」
アトロポス「うっ!、、」
(負荷に耐えながら、錬成した扉を何とか維持しているアトロポス)

ーエリアH
宝太郎「分かった、、はぁぁぁ!」
(デイブレイクが何とか黒い怪物を捕えようとするが、黒い炎に阻まれて、手を出せず、ドレッドもブラッディ―DOとブラッディ―UCの二刀流で挑むも、怪物の衝撃波で二人とも吹き飛ばされてしまう)
クロト―「、、っ、、急がないと、、アトロポスが!、、」
宝太郎「ああ、、俺も、アトロポスと、約束したから。、、」

(回想 夕日の前で二人で暗黒の扉による封印を決断した後の宝太郎とアトロポス)
アトロポス「ねえ、もしグリオンを倒して、この戦いが終わったら、僕はどうすればいいと思う?」
宝太郎「え?」
アトロポス「今は、僕も仮面ライダーになって戦えるから、人間も僕のことを受け入れてくれているけど、もし戦う必要がなくなったら、僕はまた人間に怖がられてしまうかもしれない。また、捨てられて、ひとりぼっちに、、」
宝太郎「俺は、、俺と九堂は、いつまでもアトロポスの友達だよ。それに、アトロポスが悪い人じゃないって、きっとみんなも分かってくれる。俺は絶対、君をひとりにはしない。」
アトロポス「、、約束してくれる?」
宝太郎「ああ。もちろん。」

宝太郎「だから、必ず!はぁぁぁぁぁ!」
「ライトニングジャングル!アチー!」
宝太郎「はぁぁぁぁぁ!うぉぉぉぉぉぉ!」
「ガキン!ジャマタノオロチ!」
「ケミーライズ!キャッチュラ!」
(ヴァルバラッシャーに装填したジャマタノオロチと、ケミーライザーにセットしたキャッチュラの力で、自分と黒い怪物を固定したデイブレイク)
???「あ゛あ゛!あ゛!!」
(至近距離で衝撃波と黒い炎を喰らい、大きなダメージを受けながら、ドレッドにスチームライナーのカードを投げ渡すデイブレイク)
宝太郎「うわあぁぁぁぁ!今だ!クロト―!」
クロト―「ったく、、無茶しやがって!はぁぁぁぁあ!」
「スチームライナードロー!ブラッドエクスキューション!」
クロト―「はぁぁぁぁぁ!」
(ドレッド参式の強烈な負荷に耐えながら、スチームライナーの力を纏い、ウロボロス界へのゲートを開くと同時にライダーキックでガッチャードデイブレイクごと黒い怪物をウロボロス界へと引きずり込むドレッド)

ーウロボロス界
クロト―「はぁぁぁぁぁ!うわぁぁぁぁぁ!」
(ウロボロス界に到着すると同時に吹き飛ばされ、変身解除されるクロト―)
宝太郎「はぁぁぁぁ!」
「スチームホッパーバーニングフィーバー!」
(ファイヤースチームホッパーに戻って、拘束を解くと同時に至近距離からライダーキックを打ち込み上空に開かれた暗黒の扉の中へ黒い怪物を押し込む)
???「あ゛あ゛あ゛!」
(黒い怪物の反撃で必殺技の威力が不足してきたため、ドライバーからイグナイターを取り外して投げ捨て、通常スチームライナーに戻ってからもう一度必殺技を発動)
「スチームホッパーフィーバー!」
宝太郎「アトロポス!今だ!」
アトロポス「はぁぁぁぁぁ!闇を封ずただは光のみにして、我、輪廻転生の理を覆らさん!」
(閉ざされ始める暗黒の扉)
宝太郎「はぁぁぁぁぁ!」
「エクシード!」
(エクシードファイターに乗ったデイブレイクが脱出すると同時に扉が閉まる)
アトロポス「うわぁぁぁぁぁ!あ、、」
(暗黒の扉を封印することに成功。暗黒の扉の錬成に凄まじいエネルギーを消費したことや、扉からのエネルギーの逆流を受け止めたことなどにより、アトロポスの左手の指輪は消滅し、変身能力を失うも、その分アトロポス自身にかかる負荷は抑えられ、無事生還するが、大きなダメージから倒れ込むアトロポス)
宝太郎「アトロポス!」
クロト―「アトロポス!」
アトロポス「、、はぁ、、はぁ、、、りんねちゃんが、守ってくれたみたいだ、、」
クロト―「良かった、、」
(アトロポスの無事と、封印が成功したことで喜びの表情を浮かべる一同)
グリオン「ふっはははははは!」
宝太郎「、、!グリオン!」
グリオン「私の目論見通りの働きをしてくれたな。」
宝太郎「、、何だと?、、」
グリオン「君たちなら、暗黒の扉による封印に思い至ると思っていた。おかげで、卵の安全な保管場所ができたよ。」
クロト―「卵?」
グリオン「今しがた君たちが封印したのは、私が賢者の石の1%から錬成した新たな生命、いわば102体目の最強のケミーの卵だ。外側は100体のレプリケミーが吸収した冥国の力で錬成した、卵を守るための鎧にすぎん。」
但馬「そうか。卵の中のケミーはまだこの世に存在していない。だから攻撃が効かなかったのか。」
(暗黒の扉にグリオンの紋章が刻まれる)
グリオン「たった今、暗黒の扉の主を私に書き換えた。我が娘よ、お前に暗黒の扉の錬成方法を教えておいてよかったよ。」
アトロポス「、、、」
グリオン「卵が孵化すれば、全生命を超越するエルドラゴンが誕生する。絶望へのカウントダウンはもう、始まっているのだよ。」
(グリオンの高笑いが鳴り響く)



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