(創作)仮面ライダーガッチャードデイブレイク11話 宝太郎の夜明け!変身・デイブレイク! 

前回までの仮面ライダーガッチャード

錬金術師たちとともにマルガムに立ち向かう一ノ瀬宝太郎と、世界を守る正義のヒーロー「仮面ライダー」の称号がガッチャンコ!新たなガッチャードライバーを錬成した宝太郎は、オレンジ色のガッチャードに変身した!


ー街中
(「仮面ライダー」として、次々とマルガムを倒していくガッチャードデイブレイク)
スケボーマルガム「ス゛ケ゛ボー゛!」
ケルベロスマルガム「ケ゛ル゛へ゛ロ゛ス゛!」
宝太郎「はぁ!」
スケボーズ「スケボー!」 ヨアケルベロス「ケルベロス!」
(ガッチャードデイブレイクスチームホッパーでエクスガッチャリバーによりスケボーマルガム、ケルベロスマルガムを撃破、スケボーズ、ヨアケルベロスを回収)

(スーパーガッチャードデイブレイククロスガイア―ドラゴンにチェンジ)
ユーフォーマルガム「ユ゛ー゛フ゛ォ゛―゛!」
Tレックスマルガム「レ゛ッ゛ク゛ス゛!」
宝太郎「はぁ!」
ユーフォ―X「ユーフォ―!」 エックスレックス「レックス!」
(ヴァルバラッシャーでマルガムを撃破)

宝太郎「はぁぁぁぁぁあ!」

ー半年後
ー錬金連合極秘施設ホール
(生き残っている錬金術師たちとともに、連合施設のホールに拠点を置いてマルガム対応にあたっていた宝太郎。ホールの隅に座り込みながら、半年間の出来事を思い返す)
半年後、俺は、ようやくすべてのマルガムを倒し、100体のケミーを全部回収した。でも、その中で、多くの錬金術師や街のみんなの命が失われた。それに、俺の親友も、、

(回想 3カ月前の街中)
(スターガッチャードデイブレイクでマルガムと戦っている宝太郎)
加治木「うわぁぁぁあ!」
(マルガムに追われる加治木の声に気付く)
宝太郎「あ!加治木!」
ウィザードマルガム「ウ゛ィー゛!」
宝太郎「加治木ー!」
(ウイザードマルガムの攻撃に間に合わず、目の前で加治木も命を落としてしまう)
宝太郎「加治木、ごめん!加治木、、」
(加治木の亡骸を前に泣き崩れる宝太郎)
宝太郎「やめろ!、ん!くっ!、、加治木!」
(マルガムに襲われ、一度加治木のそばを離れてから戻るも、加治木の遺体はなくなっていた)

生き残った錬金術師たちと、九堂たちのお墓の近くに、亡くなった錬金術師のお墓を造った。

あと、それから、母さんも、、

(回想 1カ月前のキッチンいちのせ)
珠美「、、宝太郎!よかった!、、?」
(指輪を構える宝太郎に驚く珠美)
宝太郎「ごめん、、」
(珠美から自分の記憶を消す宝太郎)
珠美「あら、私、何を?、、あ!ごめんなさい、お客さんの前で!こちらどうぞ!」
宝太郎「、、、」
(走って店を出る宝太郎)
珠美「ちょっと!」
宝太郎「さよなら、母さん、、」
珠美「何かしら?」
(家族写真から幼少期の宝太郎が消える)

このままじゃ俺、これから、もっと母さんに心配かけちゃうと思って、それならいっそ、忘れた方がいいのかなって。ほら、俺だけがつらいのを我慢すれば、、そうすれば、母さんに、いちいち心配かけずに済むから、、、だから、うん、これでよかったんだ、、よかったけど、、

???「、、関係ねぇ、そんなの関係ねぇ、そんなの関係ねぇ、そんなの、」
宝太郎「え?」
(いつの間にか宝太郎の前に立っていた彼とと同年代くらいの男が、海パン一枚の姿で、「そんなの関係ねえ」と叫びながら、右の拳を振り下ろす謎の動きを繰り返している。)
宝太郎「えーっと、何してるの?」
???「そんなの関係ねぇ!はい!おっぱっぴ〜!」
宝太郎「うおぉ!」
(男の緑色の指輪が光り、男が強烈な光に包まれた後、宝太郎の前に先ほどの男がピーマンの着ぐるみを着た状態で立っていた)
???「、、うぇ〜い!、」
宝太郎「、、、ぷっ!ははははは!、何だよ、それ!」
(宝太郎から久々に笑みが溢れる)
宝太郎「ねえ、君、名前は?」
但馬鉄男「ありがとう、但馬!なんか、おかげで元気が出てきた!」
(笑い合う宝太郎と但馬)
錬金術師「おい!大変だ!エリアBが襲われてる!」
(血相を変える宝太郎)
宝太郎「母さんが危ない!」
(慌てて現場に向かう宝太郎)

ーエリアB
(街がドレットルーパー零式に襲われ、人々が逃げ惑う)
宝太郎「ドレッド!?でも、なんか違う。しかも、こんなにたくさん、、あ!」
(ドレットルーパー零式がキッチンいちのせの中に入るのを発見)
宝太郎「母さん!変身!」
(ガッチャードデイブレイクスチームホッパーに変身。)

ーキッチンいちのせ
(中にはドレットルーパー零式と珠美、常連客数人がいる)
宝太郎「はぁぁぁぁ!はぁ!」
珠美「えぇ?」
宝太郎「ここに隠れてて!はぁぁぁ!」
(店の中からドレットルーパーを追い出す)
珠美「今の、、、?」
(何かがひっかかり、夫婦2人の写真に目をやる珠美)

ーキッチンいちのせの外
宝太郎「はぁぁぁぁ!母さんは、俺が絶対に守る!はぁぁ!」
(エクスガッチャリバーでドレットルーパーを次々と撃破していくガッチャード)
宝太郎「行くぞ!」
(クロスオンしてガッチャードデイブレイククロスクロスウィザードに変身し、クロスウィザードシャイニングフィーバーでドレットルーパーを撃破)
(それと同時に後ろから大きな爆発音が聞こえる)
宝太郎「あ!?、、、、」
、、、、、、
(静寂が流れる)
(宝太郎の目の前には瓦礫の山となったキッチンいちのせの跡地が)
(近くの建物の屋上に上ったグリオンの高笑いが鳴り響く)
グリオン「いい顔だ、一ノ瀬宝太郎、仮面の下から伝わってくるぞ。家族を奪われた悲しみ、取り返しのつかない現実への絶望、そして、何もできなかった自分への、怒り。」
宝太郎「母さん、、母さん、、」
(瓦礫の上で歩みを進めるガッチャード)
宝太郎「ん?これって、、」
(瓦礫の中から子供の頃の宝箱を発見、同時に幼少期の記憶を思い出す)
宝太郎「あっ!」

(回想 幼少期のウロボロス界)
(なぜかウロボロス界に迷い込んだ7歳の宝太郎が、ケミーと出会い、ホッパー1、スチームライナ―と遊んでいる)
宝太郎(7歳)「これ、お父さんが、いつも着けてるゴーグル、欲しいって言っても、くれないんだよな。お前に冒険は、まだ早いって。」
ホッパー1「ホッパー!」スチームライナー「スチーム!」
(宝太郎が砂場に描いたゴーグルの絵から、ホッパー1とスチームライナ―の力で、本物のゴーグルが錬成される)
宝太郎「ありがとう!宝物にする!」

宝太郎「そうだ、俺、父さんに憧れて、、」
(宝箱の中から、ゴーグルを取り出し、強く握りしめる)
宝太郎「母さん、父さん、、、!」
(一ノ瀬家の家族写真に宝太郎が戻り、写真が発光、ゴーグルからガッチャ―イグナイターが錬成される。)
宝太郎「ああっ!、、くっ!、、」
(振り向いたガッチャードデイブレイクは、グリオンに相対し、ドライバーにガッチャ―イグナイターをターボオン。)
宝太郎「、、、」
グリオン「何だと?」
(レバーを引くことで、仮面ライダーファイヤーガッチャードデイブレイクにチェンジ。さらに即座にレバーを操作して、必殺技を発動。)
宝太郎「はぁぁぁぁぁぁぁぁ!」
(炎に包まれた巨大なマントに変化して、凄まじいスピードでグリオンに接近)
グリオン「!何!?」
宝太郎「はぁぁぁぁぁぁぁああああ!」
グリオン「ぐっ!、、何、だと、、」
(ライダー体に戻って繰り出したパンチをもろに受けてしまい、ダメージを受けるグリオン)
宝太郎「俺は大切な宝物を全部失った。仲間も、家族も、希望も。俺にはもう明日は要らない。ただ、みんなが目の前の一日を生きられるように、俺がその道を照らす。新たな俺の字は、仮面ライダーガッチャードデイブレイク。俺が、みんなの今日を創る。」
(大きなマントを揺らめかせ、屋上の上に立つガッチャード、その向こうには暁の光が輝く。)




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