(創作)仮面ライダーガッチャードデイブレイク19話 君臨する覇王

前回までの仮面ライダーガッチャード

自分の想いに気付いたアトロポスと、九堂りんねがガッチャンコ!自分の過去と向き合い、りんねの分まで戦うことを決めたアトロポスは、仮面ライダートルネードに変身し、冥国のデスマスクの1人、サルマヌスを倒した。ガッチャード、トルネード、ドレッド。3人の仮面ライダーは、グリオンから世界を取り戻せるのか!?


ー3年後(2035年2月)
この3年間、俺たちはグリオンに襲われている地域を回りながら、アトロポスやクロト―、但馬達とも協力して地道に人々を救ってきた。各地に安全な避難所を開設したり、錬金術で錬成した武器を提供したりして、少しずつだけど俺たちと一緒に戦ってくれる仲間も増えてきた。それ以外にも、グリオンの城に乗り込むための偵察もしようとしたけど、どうやら周りに特殊な結界が貼られていて、簡単には突入できなそうだ。今はとりあえず、但馬たちに結界を突破する方法を調べてもらいつつ、俺たちも冥国のデスマスクやドレットルーパーたちと戦いながら、何かヒントを得られないか探っている。どれだけ時間がかかっても、必ずグリオンから、未来を取り戻してみせる!

ーグリオンの城
(冥国のデスマスクがグリオンに謁見。この3年のうちに、冥国のデスマスク(白)が錬成された。)
冥国のデスマスク(赤)「グリオン様、そろそろ仮面ライダーどもを潰しても良い頃合いでは?もちろん、お望みとあれば俺が!」
グリオン「まあ、そう急ぐな、ヘルクレイト。私は人間の心を理解している。、、一度絶望の味を覚えた人間が、そう簡単に逃れられるはずがない。奴らが縋っているくだらない希望とやらをすべて、打ち砕いてやる。」
(グリオンの目線の先には、100枚のレプリケミーカードが)

ー拠点
アトロポス「!、、この気配は、、」
クロト―「間違いない!宝太郎!」

ー街中
(グリオン出現を察知した2人に知らされ、駆けつけた宝太郎、クロトー、アトロポスの3人。そして彼らを待ち受けていたグリオン。)
宝太郎「グリオン!」
グリオン「待っていたぞ。一ノ瀬宝太郎、そして我が愛しき、娘たちよ。」
クロトー「ふざけるな。今すぐここで叩き潰す!」
(啖呵を切ってドレッドライバー改を構えるクロトーと無言で指輪を構えるアトロポス)
グリオン「今日は君たちを前にひとつ宣言をしよう。」
アトロポス「宣言?」
グリオン「今日より、私が人類を支配し、管理する。この世界は私のもとで、正しき進化の道を辿るのだ!」
宝太郎「グリオン!お前のガッチャは、黄金卿を創ることじゃなかったのかよ?」
グリオン「何の話だ?」
宝太郎「え?」
グリオン「私は人間を敬愛している。脆い希望に縋り、その希望を失い、絶望する。無駄な期待を抱き、裏切られたにも関わらずまた期待を抱く。そうして何度も同じ愚行を繰り返して死んでいく。極めて愛しき生き物だ。」
宝太郎「、、何だと、、」
グリオン「お前たち人間が、無駄な抵抗で精神をすり減らす徒労こそが、私の永遠にして最高の娯楽となるのだよ。」
宝太郎「ふざけるな。」
グリオン「その怒り、理解するぞ、一ノ瀬宝太郎。お前が犠牲にしてきた仲間も、取るに足りない命を救うための血のにじむ努力もすべて、無駄となるのだからな。これを見ろ。」
(グリオンは体内から賢者の石を取り出して見せる)
グリオン「賢者の石。卑金属を黄金へと変え、人間に永遠の命を与えるともされる、万物の創造を司る力。錬金術の普遍原理をも超えたあらゆる錬成を可能にするこの力を以てすれば、こんなことも。」
(グリオンの前に、100枚のレプリケミーカードが並ぶ)
グリオン「さあ、冥国に染まれ。」
(10枚のレベルナンバー10を核として、各属性ごとに10体のマルガムが錬成される)
クロトー「馬鹿な!十重錬成だと、、」
グリオン「これが賢者の石の力だ。さあ、せいぜい楽しむといい。」
宝太郎 アトロポス クロト―「変身!」
(10体のマルガムが襲いかかり、宝太郎、アトロポス、クロト―は急いでファイヤーガッチャードデイブレイクスチームホッパー、トルネードサンユニコーン、ドレッド・改 弐式に変身し、10ミクスタスのマルガムに応戦する)

(インセクトマルガム、アーティファクトマルガム、コズミックマルガム、ファンタスティックマルガムと対峙するデイブレイク)
(カマンティスの刃で斬りかかってくるインセクトマルガム)
「アッパレブシドー!アチー!」
宝太郎「はぁぁぁぁあ!あ!くっ!」
(ファイヤーアッパレブシドーで対抗するも、カイザービーの針を無数に発射され弾き飛ばされる)
「バレットチョウチョ!アチー!」
宝太郎「はぁぁぁぁぁぁあ!」
(ファイヤーバレットチョウチョの弾丸の高速連射で針を打ち落とすが、エナジールとパンパカパーカーの力で液状したアーティファクトマルガムに捕らえられ、ライデンジの電撃を喰らってしまう)
宝太郎「くぅぅ、、それ、なら、、!」
「オドリマンティス!アチー!」
(ファイヤーオドリマンティスの超高速回転と斬撃でマルガムを振りほどく)
「バーニングゴリラ!アチー!」
宝太郎「はぁぁぁぁぁ!」
(ファイヤーバーニングゴリラの燃え盛る拳を放つも、ミテミラーとケスゾーの力で攻撃を無力化され、さらにコズミックマルガムのマーキュリン、キンキラヴィ―ナ、ゴキゲンメテオンの力で大量の隕石による攻撃を受ける)
「カリュードナイト!アチー!」
(ファイヤーカリュードナイトの硬いボディで攻撃を防ぐ)
「ライトニングジャングル!アチー!」
宝太郎「はぁぁぁぁぁ!」
(ファイヤーライトニングジャングルの電撃を発するが、ファンタスティックマルガムにヴァンフェンリルの力で防がれてしまい、さらには、ドンポセイドンの力で大波に襲われる)
「ヴェノムマリナー!アチー!」
(ファイヤーヴェノムマリナーの力で大波から脱出)
「フェアリーマンモス!アチー!」
宝太郎「はぁぁぁぁぁ!」
(さらにファイヤーフェアリーマンモスの力で水を凍らせてファンタスティックマルガムの動きを止めようとするも、コズミックマルガムのザ・サン、ファイアマルスの力で封じられてしまう)
「バンバンクラーケン!アチー!」
(ファイヤーバンバンクラーケンの墨でマルガムたちの目をくらまそうとするも、インセクトマルガムのピカホタルの力で阻まれ、さらにアーティファクトマルガムのタイムロードの力で時間を止められ、ファンタスティックマルガムのマケンタウロスの矢とコズミックマルガムのグランドサターンの輪っかに狙われる)
宝太郎「何!、、あ!」
「タイムラプター!アチー!」
(タイムロードが時間停止を無効化し、ファイヤータイムラプターの力で攻撃を食べ尽くして防ぐ)
「アントレスラー!アチー!」
(ファイヤーアントレスラーの力で一気にファンタスティックマルガムの懐に潜り込む)
宝太郎「はぁぁあああ!」
「バクオンテレヴィ!アチー!」
(ファイヤーバクオンテレヴィの音波を至近距離から浴びせようとするも、ヨアケルベロスの力で3つに分裂して避けられてしまい、さらにはコズミックマルガムのクロアナの力でブラックホールに飲み込まれるも、ファイヤーエンジェリープテラの力でワープして脱出する)
宝太郎「はぁぁぁぁぁ!」
「エンジェリープテラ!アチー!」

「スチームホッパー!アチー!」
「ビートルクスエクストラッシュ!」
宝太郎「はぁぁぁぁぁぁぁぁ!」
(ファイヤースチームホッパーに戻り、ビートルクスの力で猛スピードで飛来するインセクトマルガムを、ビートルクスをセットしたエクスガッチャリバーで撃破)
宝太郎「よし!次はこっちだ!はぁぁぁぁぁぁ!」
「ユーフォ―エックスエクストラッシュ!」
(テンフォートレスの力による砲撃をマント状態で防ぎながら距離を詰め、ガッチャリバーでアーティファクトマルガムの撃破にも成功)
宝太郎「ふぅぅ、あ!うわぁぁぁぁぁ!」
(ドラゴナロス、ガイア―ドの力を解放したファンタスティックマルガム、コズミックマルガムの攻撃を受け、通常スチームホッパーに弱体化してしまう)

(エンシェントマルガム、ビークルマルガム、アニマルマルガムと対峙するドレッド)
(エンシェントマルガムと戦いながら、ヤミバットの力で空中から超音波を発するアニマルマルガムと、ゲキオコプターの力で空中を飛び回ってミサイルを放つビークルマルガムの攻撃を受ける)
クロト―「くっ!、、ちょこまかと目障りだ!」
「バレットバーン!ドロー!」
(二丁拳銃ブラッディ―BBを召喚してマルガムを撃ち落とそうとするが、エンシェントマルガムのアクマノカリスの触手で拘束されてしまう)
クロトー「くっ!ふっ!」
「サボニードル!ドロー!」
(小型針ブラッディ―SNを四方八方に発射して、触手から逃れ、マルガムを撃ち落とすことにも成功)
「アッパレブシド―!ドロー!」
(刀ブラッディ―ABを召喚してエンシェントマルガムに斬りかかろうとするが、アニマルマルガムのメカニッカニの力で阻まれ、さらにブッサソーリーの尻尾で払い飛ばされてしまう)
クロト―「ぐあっ!、やるな、だが!」
「ツッパリヘビー!ドロー!」
(鞭ブラッディ―THを振り回して攻撃。バウンティーバニーの力でジャンプして逃れようとするアニマルマルガムを捕縛して、ビークルマルガムに向かって投げ飛ばす)
クロト―「くっ!、、はぁぁぁぁぁ!」
(トライケラの力で突進してくるエンシェントマルガムに押されそうになるも、何とか踏ん張り、エックスレックスの力で強化されたハイキックでエンシェントマルガムを撃破)
「エックスレックス!ドロー!ブラッドロー!」

(ガッツショベルのパワーで攻撃してくるビークルマルガムをブラッディ―DOで防ぎ、逆に殴り飛ばす)
クロト―「行くぞ!」
「ドレッドブレイキング!」
(リクシオンの力で放たれた電撃に耐えながら、ブラッディーDOによる打撃でアニマルマルガムも撃破)
クロト―「はぁぁぁぁぁぁ!」
「グレイトンボ!ヒーケスキュー!キャッチュラ!ホークスター!ギガロドン!ドロー!オーバーカラミティ!」
(エクシードファイターの力で飛び来るビークルマルガムをライダーキックで撃破)

(ジョブマルガム、プラントマルガム、オカルトマルガムと対峙するトルネード)
アトロポス「はっ!ふっ!」
(プラントマルガムが発するヴェノムダケの毒をユニコンの浄化作用で無効化しながら突進し、攻撃しようとするも、ジャングルジャンの力でバリアを貼られ、阻まれる)
「スリーヘッドスリーパー!ムーンケルベロス!」
アトロポス「はぁぁあ!うっ!」
(トルネードが3体に分裂してそれぞれのマルガムに対峙するも、ジョブマルガムのサスケマルの力の手裏剣で、分身体を消滅させられ、エンシェントマルガムのダイオー二の力で押し飛ばされる。)
アトロポス「くっ、うう!、、はぁぁぁぁ!」
「ハウリングサークル!サターンフェンリル!」
(サターンフェンリルの爪で踏みとどまり、グランドサターンの輪を発射して攻撃を試みるも、プラントマルガムのウツボッチャマの力に吸収され、サボニードルの針攻撃、ジョブマルガムによるドッキリマジーンのカード型光弾、オカルトマルガムによるズキュンパイアのハート形光弾を放たれるが、ブラックバハムートの力で攻撃を吸収して無力化)
「ダークインフィニティ!ブラックバハムート!」
アトロポス「いくよ。はぁぁぁぁぁ!」
「ブラックバハムート!ノヴァ!」
(必殺技のブラックホールのエネルギー弾の威力が、クロスウィザードの魔法の力を上回り、ジョブマルガムを撃破)
「ウェーブガーディアン!マーキュリーポセイドン!」
アトロポス「はぁぁぁ!」
(オカルトマルガムのジャマタノオロチ、ナインテイルの合計17本の首と尻尾による攻撃を、マーキュリーポセイドンのトライデントで捌きながら、マルガムに接近)
「シャイニングフェザー!ヴィーナスグリフォン!」
(爪による斬撃で致命傷を与えるも、セイゾンビの力でマルガムが蘇生してしまい、さらにはベロソルの力で拘束されてしまう)
「エターナルフレイム!マーズフェニックス!」
アトロポス「うっ、うぅぅぅぅ、はぁぁぁぁ!」
(拘束されながらもマーズフェニックスにチェンジし、火球を発射して拘束から逃れる)
「マイティザワールド!ガイア―ドラゴンノヴァ!」
アトロポス「はぁぁぁぁぁぁ!はぁぁぁ!」
(ゼグドラシルの力による重力操作をもろともせず、プラントマルガムを撃破し、サンユニコーンに戻る)
アトロポス「さあ、これで最後だ。」
「サンユニコーン!ノヴァ!」
(ライダーキックでオカルトマルガムも撃破に成功)

宝太郎「うわぁぁぁぁ!あ!」
(ファンタスティックマルガムとコズミックマルガムに苦戦するデイブレイク。両マルガムから強烈な一撃が放たれるも、トルネード、ドレッドに救われる)
アトロポス「珍しく助けちゃったね。」
宝太郎「ああ、ありがとう、クロト―、アトロポス!」
クロト―「手こずりやがって!とっとと終わらせるぞ!」
宝太郎「うん!行くぞ!」
「ドレッドブレイキング!」「サンユニコーンビッグバンノヴァ!」
クロト― アトロポス「はぁぁぁぁ!」
「スチームホッパーバーニングフィーバー」
宝太郎「はぁぁぁぁ!」
(連続ライダーキックですべてのマルガムの撃破に成功。)

宝太郎「よし!うん?」
(倒したマルガムから放出された冥国の力が一つに集まっていく)

ー街中
クロト―「あれは?」
(集まった冥国の力の中央に賢者の石の欠片が飛来し、凄まじいエネルギーを周囲に放ちながら錬成が始まり、仮面ライダーたちも吹き飛ばされる)
宝太郎 クロト― アトロポス「うっ!うわぁぁぁぁぁ!」
アトロポス「あれは、まさか!」
???「あ゛あ゛あ゛!」
(全身真っ黒のマルガムのような怪物が錬成される。)
宝太郎「何だ、あれは?」














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