【OYW】1日目、感動のオープニングセレモニー
10月2日:キャリーを待ちながらのオープニングセレモニー
キャリーを思いながら、朝を迎えた。
トラッキングサイトを見ると、本日の17時半頃の便で来るとの情報が。
オープニングセレモニーは17:00~
もう少し早ければと思い、航空会社に電話をして交渉するも失敗。
これは本業でやってる作業と似ていたので、慣れたものだった。
まさかベルファストまできてやるとは思っていなかったが。
こちらの事情を説明し責任者を出すように伝えるも、拙い英語では太刀打ちできず惨敗。
普段の仕事で、”インド人は上にエスカレすればすぐに仕事をする”という半暴力団的なやり方をしていた自分を反省。
海外なので、日本人ほど知名度にヒビが入る事を気にしない。
脅すより、相手の事情をきちんと聴いて交渉をするべきだったと振り返る。
とはいえ、そんな英語力もないので自分の無力感に絶望、悔しさを感じた。
しぶしぶ部屋着のまま、17時の便を待つことにした。
オープニングセレモニーの他は、10:00~16:00の間に会場で参加者登録をするのみ。
その間は、キャリーが届く事を願いながらベルファストの街を散歩した。
ベルファストの街は、私の気持ちをなだめるように穏やかだった。
かつて、宗教対立により分断し、その後平和を築き上げた勲章のような、鮮やかな絵画が街のあちらこちらに描かれていた。
なんとか散歩で気分を紛らわし、予定の時刻を待ち侘びた。4人そろって空港に向かうが、予定の便が遅延。
オープニングセレモニーは既に始まっている。
空港でむなしくセレモニーの中継を眺めるも、荷物は届かない。
予定していた飛行機は到着したはずなのに、いくら待っても荷物は届かない。
気休めで買ったキットカットは円安で1,000円超え。
皆に配ってこれまた気持ちを紛らわす。
前日から状況を伝えていたOYWの関係者の方からも、
荷物は空港に任せてオープニングセレモニーに今すぐ来たほうがいい!!との連絡が続く。
一時間オーバーで荷物を待ったが依然として荷物はこない。
振り切る思いでタクシーに乗って会場へ。
この時の車がテスラだったので、ここぞとばかりにテンションを上げて会場に向かった。
会場に着くと、会場の熱気、一体感に圧倒された。
1時間遅れで途中からの参加だったが、それでも全身でOYWの熱気を味わった。
このオープニングセレモニーのお陰で、キャリーの喪失感から、OYWへの期待感、ワクワク感が一気に高まった。
ここでも荷物のトラッキングサイトのチェックは欠かさなかった。
このオープニングセレモニーを見ずして、OYWは始まらない。
そんな熱いセレモニーだった。
実は、別の飛行機でもトラブルが発生し、このオープニングセレモニーに間に合わなかった日本派遣団、海外の登壇者も多くいた。私は、これが見れただけでも良かったのかな、なんて無慈悲な事を思った。
とはいえ、我々は部屋着。
流れで立食会場にも参加したが、完全なアウェイを感じた。
皆が楽しく自己紹介をする中、恥ずかしそうに自分の名前を名乗った。こんな姿で皆様にご挨拶をすることになるとは。
会社の名前を名乗る事さえ、会社の顔に傷をつけるのではないかと自分が恥ずかしくなった。
盛り上がる会場とは裏腹に、悲しく無残な気持ちで1日目を終えた。