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鼠鳴動して大山「一匹」

狼狽えて忙しなく動き回っている様を見て、事実を冷静に一言、ポツリ。
自分もこうありたいなと思っています。

何かと忙しい世の中、どうしても余裕が無くなってくる時もある。視野が狭くなり、小事が大事に見えてしまう。既に自身の余裕はない状態、混乱してしまうことは仕方ないかもしれません。
そんな時に、厳しく叱咤するでもなく。くどくどと状況説明するでもなく。ボソッと、一言。つぶやくように、独り言のように真理を。

鼠はハッとさせられるでしょう。今までの動転はどこへやら。
大山もそれ以上は口にせず。穏やかに微笑んでいて。

人は誰でも、鼠となり得る。大山でいられる時もある。

鼠になってしまった時。事が済んだら素直に速やかに、大山に感謝を。
大山でいられる時。どっしりと構えて、鼠に手を差し伸べてあげて。


『大山鳴動して鼠一匹』

事前の騒ぎや前ぶれが大きいわりに、実際の結果は小さいこと。大きい山が音を響かせ揺れ動くので何が起こるかと思っていたら、鼠が一匹出てきただけだったことから。「大山」は「泰山」とも書く。

今日から役に立つ!教養の『ことわざ』 西東社 p.302

ことわざの語順を変えてみたらどうなるかな、と思いやってみましたが…
本来の意味とそれほど変わらないな、何よりあまり面白くない(笑)
これに懲りず、挑戦を続けてまいります。


#言葉遊び #並べ替え #ことわざ #随筆 #散文 #だらだら

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