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SAWAMURAとわたし#09『SAWAMURAを支えてきた29年』業務改革推進課 西川課長

業務改革推進課 西川課長

1995年に新卒で入社。工事部門の事務を経験後、総 務部へ転属。現在は管理部 総務・人事課 課長を務め る。組織全体を円滑に動かすために幅広い業務を担 当し、会社の成長に大きく貢献。高島の好きな景色 は、朽木スキー場近くのトンネル出口から見た琵琶 湖と町の眺望。

どうやったら前に進むか、
どのように納めるか。
常に意識して仕事をしています。

―― 入社してからの経歴を教えてください。

専門学校を卒業して20歳で入社しました。最初に所属したのは工事部門の事務。そこで施工計画書の作成を手伝ったり、請求書を作ったり、入金確認などをしていました。そして5~6年ほど経った時に総務部へ転属することに。当時はバブル後の建設不況で、業界全体が冬の時代。会社も、それまでは部門ごとにあった事務機能を総務部に集約することに。業務もそれまでの工事事務に総務の仕事が加わり、さらに忙しくなりましたね。

―― 採用活動にも10年以上関わっているそうですね。

転属してしばらく経ったころから関わっています。35か36歳ごろかな。当時は新卒の採用活動も建設不況の影響で10年ほど止まっていたんです。そんな状況からのリスタート。これからの時代の流れや会社の成長を考えた時に「全社採用※」を進めたいという意向を社長から伺っていたので、スモールスタートとして社長と私と数名の若手社員で合同説明会に行ってましたね。同時に、同業他社への視察や情報収集をして、社内で相談や検討を繰り返して、全社採用が会社に浸透する仕組みや体制を整えていきました。


西川課長が採用活動に携わり始めた、2015年当時のリクルート用素材。ほとんどが地元の紹介で採用に繋がっていたので、手探りで色々な取り組みをスタートしました。

ーー総務や採用の仕事をするうえで、意識してきたことはありま
すか?

おそらく他の会社の事務よりも、幅広い業務に携わってきたと思っています。いろいろな仕事をするうえで常に意識していたのは、この仕事を「どう納めるか」ということ。すでに決まっていることは別ですが、例えば新しい取り組みについてみんなで検討する際、意見が合わずに止まってしまったら、仕事自体が進まなくなる。それでは何も生まれません。個人の想いに偏り過ぎず、会社の想いをうまく汲み取って落とし込んでいく。そういう進め方は、この仕事を長く経験してきたことが大きいですね。

採用活動は事務的にやってもおもしろくない。
一緒に働く未来を
想像して初めておもしろくなる。

全社採用を導入して10年以上、その成果をどのように感じていますか?

今振り返っても、この方針は間違っていなかったと思います。全社採用を取り組みだした時は、前向きに取り組んでくれた社員もいましたが、中には、取り組んでいても「忙しい」などの気持ちが優先してしまう方もおられました。こういった雰囲気って、応募者の方には伝わるもので、母集団形成や選考参加者数などに素直に表れたように思います。毎年活動内容を見直し、採用に関わるメンバーと試行錯誤を重ねることで、少しずつ全社採用に対する理解が得られてきたと思います。だからこそ、採用活動に理解を示して課員を送り出してくれる社員、一緒に働く仲間を見つけるために懸命に取り組んでくれる採用委員、会社案内や座談会などでフォローに入る現場社員など、限られた人員だけでは考えられない活動ができるようになったと思います。部門やセクションを超えて、入社までフォローする思考が培われてきたことは当社にしかない強みだと思っています。

2026年卒以降の採用活動は、運営体制が若手中心になりますね。それについてどのようにお考えですか?

私も企画段階から関わっていますが、良い取り組みだと思います。学生にとっては年齢の近い社員の方が、働き方に対する考えや感性も近く話しやすい。まずは会社や職種に興味を持ってもらううえで、とても大事なことだと思います。一方、伝える側の若手社員にとっても、自身の勤める会社を自分の言葉でアピールする機会は、とても良い経験になるはずです。自分自身の就活の経験を振り返ることで、日々の業務も初心に戻ってモチベーション高く取り組んでもらえると思います。そして理想と現実のギャップを改めて理解して、さらに努力したいと思える機会になるとうれしいですね。

―― 西川さんにとって、採用活動の楽しみはどこに感じますか?

採用計画の通り、予定の人数を採用することだけを考えて取り組んでも楽しくないと考えています。合同説明会や会社説明会の目的は、一緒に働きたい仲間を探すこと。座談会やフォローを通して、参加してくれた応募者の方と、どんな将来が描けそうか、どんな事業を展開していけそうか、などを想像してみてほしいなと思っています。イメージできた応募者の方と一緒に働けることが楽しみじゃないかなと思います。

入社した時から経営層に近い方が側にいる環境だった。
それがとても良い経験になっています。

―― 新卒で入社して約30年。長く続けられた理由は何ですか?

良いことも悪いことも、話をする相手が側にいたからじゃないですかね。工事部門の事務として入社した20歳の時、他の社員は皆現場に出払っていたので、事務所には年齢の離れた部長と課長と私だけ。そういう環境は総務部に転属しても同じで、経営層に近い方とずっと一緒にいて話をしてきました。仕事内容や立場が変わっても、一人で悩みを抱えることなく、取り組めてきたんだと思います。

―― 最後に若手社員に向けて一言お願いします。

管理職含め、自分の先輩・上司ではない人にも、思っていることを自由に話してほしいですね。そういう他部署の先輩と気軽に話せる機会が多いのはSAWAMURAのいいところだと思っています。新年会やビジョン・アワード後の懇親会、社員旅行、サークル活動、それ以外にも任意の飲み会など、いろいろあると思います。そういう場を積極的に活かしてほしいですね。自身と立場や年齢の離れた人がどういう視点で仕事や人を見ているのか。話す中できっと自分自身の仕事への考え方をもっと広く、もっと柔軟にしてくれると思いますよ。

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