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V8 為になる本『私はこうして糖尿病患者を救っている』
by 舘 一男(眼科医)1955生
tel & Fax : 03-05770-3585
序文から強烈なインパクト。
いい本は一人でも多くの方に読んでいただこうと
読後に要約文にしてご紹介していますが、
今回は序文で選ばさせていた。
序文下記:
・日本で一般的に行われている糖尿病治療は
治療と呼べるレベルに達していない
・これは、医師の怠慢だ!
・適切な治療を行えば、必ず、改善する病気である。
・現に、わたしのクリニックでは、患者さんの100%が、
血糖値のカイゼン、コントロールに成功しています!
【要約者コメント】(kentakunte)
長年糖尿病治療のため複数の専門病院に通院の経験があり序文のご指摘に強く共感したところです!ある病院では、薬が7種に増え、治療代より薬代が3倍にもなり、自己管理できていないことを叱られ、改善されない理由として
取り上げられ、このままではインスリン注射患者になる(インスリン注射患者になると末期の糖尿病患者である旨、事前にご説明をうけていました)恐怖に抗えず転院。現在は知人の内科医に相談中です。
★本編記載の成果を得られれば、一石二鳥いや三鳥
(糖尿病カイゼン、肥満予防さらに、健康体兼美形の維持)の
画期的打開法になる!
★そこで早速medical data記録用Diaryを用意(携帯App)
2023、7月7日より開始します!
AAA では、本編の要約に入ります!
〇糖尿病とは : 血糖値が異常に高くなる高くなる病気。
〇血糖値とは : 血液中のブドウ糖の量。mg/dlの数字で表される
〇ブドウ糖とは: 炭水化物が体内に入って分解され変化したもの
〇炭水化物とは: 数百個から数千個のブドウr等が結合してできたもの。
※炭水化物は単体のブドウ糖の形にまで分解されることで、
やっと、体に吸収されることが可能となる!⇒からだのエネルギー源。
※御飯やパン、うどん、パスタなどの主食となる穀物、果物、イモ類、
砂糖に多く含まれている。
〇三大栄養素=炭水化物・タンパク質・脂質
★血糖値を上昇させる「主犯格」は、炭水化物!!!
Q. では、炭水化物の摂取を完全にストップすれば、血糖値を正常範囲に
コントロールできるのか?
A. ⇒No 理由は『ブドウ糖新生』という体内のシステム
タンパク質も脂質も肝臓でブドウ糖に変換されているから!
〇ただし、変換率も変換スピードにも差がある!
糖に変わる割合(変換率) ◎血糖に変わる速度
炭水化物 100%
タンパク質 50%
脂肪 10%未満
BBB 糖尿病の自覚症状例
・多飲 (のどが渇き、水をがぶがぶ飲む)
・多尿 (尿の量や回数が増える)
・多食 (甘いものが無性に食べたくなる=インスリン不足)
・体重減 (尿に糖が大量に出ると体に中性脂肪がつかなくなったり
ブドウ糖新生によって、タンパク質や脂質が
消費されてしまい、食べても食べても痩せていく)
その他①食後に極端に眠くなる
②空腹時に低血糖症状(冷や汗・ほてり・ふるえ等)
③だるく、頭がボーとする
④視力低下
⑤手足のしびれ
⑥足がつる
⑦睡眠中にこむら返りを起こす
※血管・神経障害の悪化が原因
CCC 三大合併症
1,糖尿病網膜症(眼底の毛細血管が破れる)
2,糖尿病神経障害(末梢神経へのダメージ=知覚と1運動神経)
(自律神経へのダメージ=交感神経副交感神経)
3,糖尿病腎症 (腎臓は毛細血管の集合体)
➡正しい知識と治すための治療で糖尿病は必ず克服できる病気である
➡糖尿病になることによって、より健康な生活を送ることが可能!
➡治療の基本は、『効果のある治療』を正しくやること!
<実践編>
DDD 3か月で効果を上げる3step治療法
~患者自身が名医になる~
1,自己測定で血糖値の状態をきめ細かく把握する!
2,現実的で実行可能な食事・運動療法を行う!
3,効果の上がる治療法を選択する!
STEP1 治療スタート ー2週間ー
①血糖値の状態を自己測定によって正確に把握する
②食事の内容による血糖値の変化を確認する
STEP2 治療法実行 ー2か月ー
〇薬物療法
1.炭水化物の吸収を抑える薬
2.肝臓でブドウ糖の合成を抑制する薬
3.インスリンの分泌を促進する薬
4.インスリンの作用を強める薬
〇インスリン療法
~必要なインスリン量を知る~
1.超即効性インスリン(注入後20分で効き目が表れる)
2.即効性インスリン (30~40分で効き目)
3.中間型インスリン (ゆっくり聞くタイプ、1日3回8Hおきに
注入ーーー軽症者用)
STEP3 3か月後注入するインスリン量を減らしていく
・目標値 ① 食後血糖値 140㎎/dl未満
② HA1c 6.0%未満
EEE 患者が名医になるための摂取食物のDATA
【メニュー別血糖値上昇度】
パン フランスパン・食パン(小麦粉が原料の白いパン)▽▽▽
全粒粉パン 白いパンの半分くらいの上昇率 ▽
サンドイッチ 使用されているパンの質と量 ▽▽
麺類 てんぷらうどん 最も危険なメニュー ▽▽▽
タヌキうどん 天カスがたっぷり ▽▽▽
ワンタンメン 小麦粉で作られたワンタン ▽▽▽
ごはん 白米のごはん うどん・パンに次いで上昇 ▽▽▽
赤飯 確実に血糖値をあげる。 ▽▽
玄米 白米の半分程度 血糖値コントロール可 ▽
おかゆ 玄米と同等 ▽
丼物 天丼 丼物の中で最も血糖値を上げる ▽▽▽
カツ丼 小麦粉とパン粉の衣∔ラード ▽▽▽
親子丼 要注意 ▽▽▽
牛丼 御飯の量だけが問題。
脂質や繊維質、玉ねぎ◎ ▽
うな丼 御飯の量だけが問題 ▽
洋食・中華御飯 ご飯の量だけが問題
カレーライス 御飯∔カレーのルー∔じゃが∔人参 ▽▽▽
オムライス 具もたまごも血糖値は上げない。御飯だけ. ▽▽
チャーハン ご飯の量だけ ▽▽
パスタ・ピザ類 いずれも小麦粉を使用
スパゲッティ 急上昇はなくゆっくり上昇 ▽
ピザ 厚いものは要注意 薄ければ難無し ▽
その他の和食メニュー ごはんと餅を除けば問題なし ▽
寿司 シャリの量だけ注意 ▽
刺身 ◎
焼き魚 ◎
焼き鳥 ◎
すき焼き・しゃぶしゃぶ ◎
おでん 巾着餅やイモ類以外は問題なし 〇
雑炊 鍋の最後に御飯やうどんを入れないこと 〇
豆腐や納豆など大豆食品 ◎
その他の洋食メニュー
ステーキ ◎
ハンバーグ 〇
ソーセージ ◎
ローストビーフ・ローストチキン ◎
ポトフ ジャガイモと人参を除けば問題なし 〇
フライ 衣を薄くして可 〇
コロッケ じゃがと衣が問題 ▽▽▽
乳製品 チーズ∔クラッカーは問題 〇
スープ コンソメは〇ポタージュ・コーンポタージュ. x
その他の中華系メニュー
餃子 皮の厚いものを沢山食べると上昇する ▽
麻婆豆腐・エビチリ・肉野菜炒め・酢豚 〇
飲み物・菓子類
ビール 500ml以上で上昇させます ▽
日本酒 1合程度なら可 ▽
ワイン ◎
焼酎 ◎
ウイスキー ◎
あんパン ▽▽▽
チョコレート カカオ成分の多いものは可 ▽
ポップコーン ▽▽▽
ショートケーキ ▽▽
FFF 糖尿病の一般的検査方法
〇空腹時血糖値=世界統一の診断基準(点の検査といえる)
※前日最後の食事から10時間以上絶食し当日の朝食前の空腹時
に採血して得た血糖値
※100㎎/dl未満 正常
126以上 糖尿病型
100~126は境界型
〇ブドウ糖負荷試験(食後血糖値の状態を知る)
1.空腹時血糖値測定
2.75gのブドウ糖が入った液体を飲み30分後、1時間後、2時間後
の3回血糖値を測定。
※健康な人・・・30分後に最高値、緩やかに
下がり続け2H後元に戻る。
※糖尿病 ・・・空腹時血糖値が126㎎/dl以上、または2H後
200以上
★75㎎のブドウ糖を飲まなければならない!
〇HA1c ヘモグロビンAワンC
※ 過去1~2か月の血糖値の状態(線の検査といえる)
※ヘモグロビン=赤血球の表面の薄い膜に含まれている色素
(タンパク質と鉄分で構成)
ヘモグロビンとブドウ糖の結びつきは非常に
強く、赤血球の寿命120日迄続く。
※正常値は5.8%未満
8.0以上だと血糖コントロールできていない状態
この数値で医師は治療法(投薬・インシュリン注入など)を
決める。また、治療の成果を診る。
〇グルコアルブミン(GA)
※タンパク質(アルブミン∔グロブミン)はブドウ糖と結合して
糖化タンパク質=グリコアルブミンになる
※特徴はHA1c値に比べて速く、大きく変動する。またHA1cは
赤血球の寿命に影響されるがGAは影響を受けない。
⇒糖尿病検査の主流になりつつある!
※正常値は11~16%
〇1.5AG イチゴAG 早期発見も可能にする鋭敏な検査。
※1.5AGの正常値は14μg/dl以上
そして食後血糖値測定!
※食事メニューによって血糖値の上昇の違いが自己測定できる!
結果、糖尿病の原因を把握でき自らがコントロールできる様になる
⓵食事前の血糖値測定
②食後20分の血糖値測定➡コントロール
GGG 「炭水化物」の摂取制限による血糖値コントロール実証実験
〇ジェンキンス教授(カナダ、トロント大学 1981年)
➡炭水化物は急速に血糖値を上昇させる!の実証実験報告!
〇ロバート‣アトキンズ博士(USA 1970年)
炭水化物ダイエット⇒『ハリウッドダイエット』『セレブDIET』
➡血糖値の上昇を抑え、インスリンを節約し、Dietも可能!
〇アーサーアガットン医師 (USA フロリダのサウスビーチ)
➡サウスビーチDIET法=良質炭水化物だけを選んで摂取
(良質とは血糖値を上げない炭水化物)
Step1 2週間 炭水化物・脂肪・アルコールすべて禁止
Step2 観察期 良質な食品だけを摂取(食事改善)
Step3 食習慣の継続
以上
【本書のまとめ】
〇糖尿病はカイゼンできる!
〇その方法は自らが原因を認知し行動すること
〇主たる対策は炭水化物の摂取制限である
〇さらにインシュリン注入は正しい治療方法である
〇成果は血糖値コントロールで合併症回避
そしてより健康的なからだを持てる!DIETもその一つ!
(肥満からスレンダー体型へ!)
★認知したら行動がKENTAKUNTEの特徴!
2023年7月7日から実証実験に入っています!!!
〇2023年7月7日現在値 身長175.6cm 体重78.2㎏ 腹周り 90.0cm
血糖値 朝食前 151
食後20分 170(3分粥∔じゃが煮∔味噌汁∔林檎ジュース)
7/8 朝食前 160
食後20分 192 7分粥∔里芋煮∔汁物∔低糖ヨーグルト)
7/9 朝食前 192 食後 205
7/10 朝食前 176 食後 210
7/11 朝食前 164 食後 164理由60回の噛み噛みゆっくり食
7/12 食前 176 食後 212
7/13 食前 181 食後 231
7/14 食前 162 食後 175 デザートにメロン50g
追加で深夜3;00am 126でした!
以後継続して計測します。次回1か月~3か月後が楽しみです!
3か月後目標値
食前120 食後130 腹周り 86㎝ 体重66.0
HA1c 現在7.5 ➡ 6.5
さて、ちょっと風変わりな読後要約となりましたが 調べたところ日本の糖尿病型患者数は 13,700,000人 by 厚生労働省(平成9年)さらに肥満症(BMI 5.0以上)は 男性30% 女性22%。糖尿病は三大合併症をはじめさまざまな病気の根源となっていますし、肥満も見た目だけでなく健康上も生活習慣病予備軍的脅威です。一人でも 舘先生の成功事例を実証されたら来たる100年長寿社会を少なくとも健康で居続けられる!との想いで『JCL為になる本』に加えました。すでに関心のある方今は無い方共に参考になれば幸いです(笑)
2023年7月14日 JCL未来塾KENTAKUNTE