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V7 為になる本『社会の変え方』
本と出合ったきっかけ・・・
2023年2月初旬いつもお世話になっている某歯科医院にて
定期健診(診察・治療+予防のためのお掃除や早めの対処策の実行など)
のため訪問した折、受付カウンターのテーブルの横においてあった本。
待ち時間の間に何気なくお借りして、例のごとくINDEXを拾い読み。
副題に『日本の政治をあきらめていたすべての人に』!!!
さらに、、〇10年連続人口増
〇人口増加率 中核都市で全国1位
〇地価7年連続上昇
〇明石駅南側の新規出店2.4倍
〇税収8年連続増
〇基金残高51億円増
〇市民満足度91.2%
★本当に住みやすい街大賞2022 in ー関西 第1位ー
★子育てに関する自治体サービスが充実している自治体
ー関西 第1位ー
★市版SDGs生活満足度2020 ー関西1位、全国2位ー
★全国戻りたい街ランキング2021 ー第1位ー
まさに日本の政治にあきらめそうな気分であったこともありガツン
と来た!そしてNext VISION 「明石から広める」! 即購入!
読みながらこころ打たれ涙した!まだこんな政治家がいたのか!
わたしが知る限り、bullshit 政治家や公務員のなんと多い事か!
明石市長の根底を貫く市民のための政治!市民を支持母体とした政治家
の強さに震えた! 是非購入いただきご一読をお薦めする!
追)この歯科医院、時々面白い本を置いている。
kurose 真由美先生!油断できない(笑)
JCL未来塾 塾頭 kentakunte
本書の要点を下記します。 ご参考まで
【まえがき】(全文)
「どんな選挙をしたか」と
「どんな政治をしているか」は、深くつながっている。
”政党”や ”業界団体” に担がれて選挙をやれば
そちらを向いた政治になる。
市民とともに選挙をやって勝ち切れば、
「市民のための政治」が可能になる。
【序章】
〇少年期 障害の残る弟の小学校入学時誓約書2通
・『何があっても行政を訴えません』
・『送り迎えは家族が責任を持ちます』
〇国会議員時代「議員立法」は政党間の争いに勝つためではなく
歪みによる被害者を救うためだ!よい法案に党派の関係はない!
〇支持母体は「政党」でも「業界団体」でもない!「市民」!
〇「支持母体は市民だけ」が勝った日2011年人口30万 69票差!
あの日私たちは、私たちの手で、私たちの未来を変えた!
【第一章】子どものまちから始まる好循環
〇こども施策 全国初なんて、実は恥ずかしい事!
~5つの無料化~
・18歳までの医療費
・第2子以降の保育料
・中学校の給食費
・公共施設の遊び場
・おむつ定期便
〇具体的施策 無料化は実は簡単!理由は新たな制度設計も
組織編成もいらない!ただ、予算の配分を変えればよい
優先度を見直しお金をシフトする!
〇所得制限なし、見るべきは親ではなく子ども自身
〇『子供の未来』は 『社会の未来』
〇 スタートは『経済』ではなく『人』
【第3章】お金と組織の改革~明石市でできたことは全国でもできる
〇金が足りない、人も足りないはウソ!
○お金も人も 別のところに置かれていただけ!
〇選挙のあり方は、当選後の政治の在り方を左右する。
〇『市民に選ばれた市長』は『市役所の代表ではなく、市民の代表』!
〇人事権これまで
年功序列人事案が各部署から出され、人事部が承認し市長が追認。
現在は
klyrかう年功序列は撤廃、適時・適材・適所の組織作り
○縦割りと申請主義を乗り越える!
・チームアプローチ=他職種の専門職や行政職とも連携し
複合的な市民の問題にチームで取り組む!
・アウトリーチ=これまで申請主義・・申し出がなければ放置
(現在) 行政の側から市民のもとに行く
・ワンストップ:縦割りでは、たらいまわしが当たり前
(現在) 職員の連携によるワンストップ化
〇優秀な職員とは
これまで:本気ではなく無難で!できるだけ金は使わず
市民ではなく市長の顔色をうかがう!
お金と人と方針を担当する内部の管理部門を
優先し、組織防衛を優先する
これから:市民に寄り添える人
★市民と寄り添える寄り添える福祉部門の人数を増やし
専門性も高めた!
【第6章】望ましい政治に変えるために私たちは何をしたらいいのか!
~使える手段はたくさんある!~
・パブリックコメントに応える。
・郵送やメールで意見を役所に送る
・地方議員や国会議員を通して、議員から質問してもらう
・書面を集めて陳情する
・選挙の時、候補者に公開質問状を出す
★ポスターの中から選ぶだけは止めましょう!
日本の政治の現状
・選挙に行けと言われても、投票したい人なんていない
・日本は一度も民衆が社会を勝ち取っていない世界でも珍しい国
・世間話で政治はタブー視しがちで、社会は自分ではない誰かが
つくるものと思っている。
★声を上げることもせず、行動を起こさない。
投票にも行かず、立候補もせず、候補者も見つけようとはしない。
そんなことを続けていれば国民を見ようともしない政治家の思うツボ!
冷たい社会はちっとも変わらず、私たちの生活はますます悪くなる
このままでは未来社会に希望はない!
★「お上意識」を消し去る
これまでの常識「上から」「一律」「これまでどおり」
社会を変えるための常識 「市民目線」「地方ごと」「新しい政治」
最初に優先されるのは当然中心にいる「市民」
市民に一番近いのは市区町村、その次が都道府県、最も遠いのが国
➡市区町村こそがリーダーシップを発揮できる!
★「横並び意識」を変える
・行政組織にはお上意識が蔓延し、時代錯誤の階層意識が根深い
・媚びへつらう意識が見え隠れする縦社会
・組織の内部体制は、市民不在の冷たい縦割り行政
・ひたすらほかの町との「横並び」だけを気にしている
~ほかの町と同じなんて場所はどこにもない。地域特性も市民の
ニーズも違って当たり前です~
※日本の教育行政もまったく同じです。子どもたちのこと
将来のことを無視し、横並びの平均的能力を良しとする教育
★「前例主義」からの脱却
・明らかなコト・大事にすべきは規則より「人」そうに決まっている!
人に寄り添う発想でなく実態に合わない規則に市民を合わせよう
と規則を最初に考える思考アルゴリズムからの脱却!
・「どうせこのまま変わらないだろう」と諦めてはいけない!
昨日とおなじ明日なんて巡ってはこないのだから!
★明石市の施策は「誰が市長であっても持続可能」かつ
「どこの市長であっても実現可能」なものばかりです!
by 泉 明石市長
【終章】いくつもの責任
〇暴言の責任 暴言は事実 責任を取るのが政治家 きっぱり引退
しかし報道内容は事実ではない
本気で市長の責任を問うなら「不信任」を決議し、議会解散すべき
「問責決議」は市長へのせめてものいやがらせだ!
〇市民への責任
1,任期中ベストを尽くす
2,わたしがいなくなっても大丈夫にする
3,国や県を動かす
国が幼保の無償化を実施した➡明石市独自の無償化費用
4億円の予算が不要になった
※国や県が5つの無料化を実施すれば明石市は数十億円の予算減!
〇社会への責任
・2021年12月21日 「優生保護法被害者支援条例」が可決
~やさしい社会を「明石のまちから始める」から
明石のまちから広げる」に舵を切った瞬間!~
【振り返り】
1,議会へ 市民のための市政運営には市民の応援が不可欠です
2.職員へ 市長ではなく、市民に褒められる仕事をしてもらいたい
そのために必要なのは、やさしさと、かしこさと、ほんの少しの
強さ!やさしさとは想像力、かしこさとは、本質を見抜く力、
強さとはやりぬく力
3.マスコミへ 市長を叩くのは構いませんが「明石市の取り組みや
財政は、この部分にしわ寄せが」というような嘘は書かないで
ほしい。マスコミの影響力は大きいし、社会的意義も大きい!
しっかり報道していただきたい!
【市民への感謝】
明石のまちづくりは、市長だけがやったのではない
2千人の職員だけでやったのでもない。30万人の市民とともに
やってきたからこそ、今の明石がある!明石LOVE!
【おわりに】
すべての生きものを救うまで仏にならないと誓ったという地蔵菩薩
冷たい社会を変え、すべての人を救いたい。すべての人が幸せに
なるのを見届けたい、自分自身は最後でいい!
お地蔵さんになりたい!
父のことば
「おまえのしたいことをさせるんが、わしの務めや。
おまえのやりたいことを応援する」
母のことば
「あの子はしたいことをしてるんじゃなくて、
しなければならないことをしてるんよ」
by 泉 房穂明石市長
要約完 JCL未来塾 塾頭kentakunte
追)今日からkentakunteが出来ることは何か!(自問)
〇できるだけ正確な要約文を紹介すること
〇岡山市の友人知人有識者に紹介し購読を薦めること
できるかぎり、配布したい
〇選挙立候補者に関心を持ち、真剣に市民目線であるかを
見定めること。結果は細かくメモしておくこと
〇市民が現在直面している問題課題や行政に対する要望・希望
期待・打開策などのアイデアなどを気軽に相談・提言ができる
DX Platformも検討したい。
〇有志による泉市長勉強会「Local Spring Labo.」をTEAMや Networkのみんなに声掛けしたい!