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V9 為になる本『ツァラトウストラ』〜ニーチェ全集・名言格言集〜

著者;フリードリッヒ・ニーチェ
1844年 10月15日 ドイツ東部ザクセン州生 
      哲学者・思想家・古典文献学者
1869年 スイス バーゼル大学の員外教授として招かれる(25歳)
1870年 バーゼル大学正教授に就任
1878年 「人間的な、あまりにも人間的な自由精神のための書」
     第1部刊行
1883年 「ツァラトウストラ」第1部を刊行
1885年 ツァラトウストラ第4部を完成


ニーチェ著『ツァラトウストラ』から
 ★創造的に生きよ!
 
 ★世界ではない、自分がどう生きるかだ!
    いったん起こったことは戻せない。大切なのはいま、
    これから”自分がどうするるか”だ!(実存派的思考!)
 ※個々人の苦悩は大事だが、社会をよくするのが先だ(社会派的思考!)
    7つの習慣のコビー博士なら先に私的成功の習慣(実存的)
    次に公的成功の習慣(社会派的)の順だろうか。
 
 ★ルサンチマン(恨み・妬み・嫉み)を克服せよ!
  宗教的価値基準 善悪 VS 貴族的価値基準 自己肯定(安楽)

 ★永遠回帰ゆえに「仕方ない」ではなく「欲した」へ

 ★魂がたった一度でも幸福のあまり震えたなら、その悦びを思い出せ!
  安楽ではなく、悦びを求めよ!楽は幸福ではない!
  そこには「生み出す幸せ」は存在しない!

 ★今という時代を生きる生き方の柱
  真理を探すのではなく、
  何が自分自身に悦びを与えてくれるのか?を問うこと、
  答えは自分自身で見つけなければならない!
  答えは自分の心の中にある!
  自分はいったい何が苦しいのだろうか?その中心はなにか?
  今の状況下で、できることは何か?そして深い納得が得られたら
  「これで行く」と決め、実行する!


超訳 ニーチェの言葉Ⅱ 白取春彦編訳から         
 ★生について1~49、愛について50~58、己について59~86、
  言について87~95 人について96~132、知について133~142、
  世について143~178、美について179~190、心について191~232
  全232言!
  2012年8月15日 第1刷 株)ディスカバー・トゥエンティワン出版
  「ニーチェ ツァラトウストラ」2012年3月25日 第1刷 西 研著


なぜ今ニーチェなのか

 〇激変する社会・経済・科学技術の進化の渦中で我々は
  「変わる」のを待つのではなく自ら「変える」を
  実践することのみが、未来の理想的社会を創造できる。
  ニーチェは神による価値づけを失った人間がどう自分の生を
  肯定すべきかを考え続け、神が作った目標(実は人間が作った)
  を否定した。すなわち、人間は創造的に生きよ!を説いた。
  (人間が正しいことをすれば彼岸では幸せな世界が迎えてくれる
  は人間が創った虚構であると喝破していた! )

   〇人は誰でも意志さえ有れば(意識の移行)「変える」ことができる!
  幸い科学技術が「変える」を後押ししてきた。「変える」は
  自ら決めれば「インストール」によって簡単に実践できる!

 〇さらに、Chat GPT に代表されるAIの進化は、
  ヒトの意思決定さえも代行できるとしている。


まとめ
★★★ 今こそ自立した自分に「変える!」
    そして理想的な有るべき未来を創造しよう!

★★★ ただし、個人主義ではなく
    共創・共育・共知・共有そして新たな創造へ!
    頼らないのが自立ではない!助力が必要ならば
    そのことをキチンと他人に伝えられることが自立である!
   (新たな意識の移行)

★★★ 今という時代を生きる生き方の柱(前述)は、
    自分の心に立ち返る習慣を身に着け、
    自由を得られる生き方の柱となろう
    「人間は創造的に生きよ!」
    ニーチェの創造的芸術的言葉は
    我々の背中を力強く押してくれる!
          

         
ニーチェについて補足 
 
◯代表的著作「ツウラトウストラ」
 「ツウラトウストラ」とは
 30歳で山に籠りその後10年ほどの間に
 溢れんばかりの知恵が溜まり、それを人々に分け与えようと
 山を降りて説教することを決意し民に語る隠者のこと
 (ニーチェ創造の隠者)
 超人と末人、あの世、友人、同情等様々なテーマについて語る
 その伝道士はニーチェそのものである!

 ではニーチェの思想とは 実存主義・虚無的とされる
 安楽を望むものは人間の生を凡庸にするだけ
 (=ニヒリズム・ペシズム・仏教・キリスト教・民主主義・社会主義等)
 という虚無と実存主義であるならばその創造的思想や言葉が後世に残した  
 壮大な影響力(価値転換)はなんなのだろうか?
 「ルサンチマン」(うらみ・ねたみ・そねみ)を克服せよ!
  自分の苦しみをどうすることもできない。
 自分を腐らせてしまうだけ!
 自分として主体的に生きる力を失ってしまう

 現代社会は昔以上に激変の時代だ

ex .インターネット社会・グローバル社会・地球環境課題や戦争の危機・デジタルとAI の科学技術の進歩が進化のスピードを更に加速させていく ex  chat GPT 

その渦中で「生きる」には?
の解を得ようともがく人達、
つまり前向き思考であるがゆえの影響力なのか?
我々はニーチェの論理的かつ芸術的とも言える
創造的言葉に酔うだけではない!
現代社会の混沌と予測できないほどの進化のSPEEDの渦中で
「今を生きる生き方」を求めているとき、
ニーチェからその薫陶を得るのだろう!

もういちど基本に戻ろう! 

人権とは、、
人々が創造的な活動をなしうる権利=民主主義の実践と浸透
           
TEAMの成長階段とは、、
業務知識&実行skill
 ⇒TEAMWORK力(リーダーシップ+フォロワーシップ
 ⇒未知の問題課題打開力
 ⇒仕組みの移行
つまり意識の移行➡仕組みの移行(知のSpiral)ラダー構図を持つ!

自由とは、、
ニーチェが言う「私は欲する」
➡自分の人生を自分で創っていくという
 意志・創造的に生きるという意志が必須!
 しかし、誰にも頼らず、すべて自分でやって生きていく
 「一人で頑張る超人」とは違います。
 (この考えが日本の産業を低迷させてしまった)

➡個人が自立しつつ、共に助け合い、共創しあい、
 共有しあうことで、溢れるような創造的空間と速度が展開します!

自立とは、、
頼らないのが自立ではない。助力が必要ならば、
そのことをキチンと人に伝えられることが自立である!(意識の移行)
そして
仕組みの移行:意識の移行ができたなら、未来予測で得た未来市場構図
       と現状のGapから新たな仕組みを考え、仕組みの移行に
       取り組もう!(Top Management要件です!)
     
    参考図書 ニーチェ全集&超訳ニーチェの言葉Ⅱ白取春彦編訳他

  「人間的な、あまりに人間的な」
  「悦ばしき知識」
    「曙光」

                  JCL未来塾 塾頭 Kentakunte志水

超訳 ニーチェの言葉 by 白取春彦編訳
Ⅰ 生について
001 待たずに進め、生きろ!
002 今が永遠に続いてもいいほどに
003 仕事が自分を強くする
004 人生について考えるのは考えるのは暇なときだけにしろ
005 一つひとつの事柄をきちんと引き受けよ
006 生きていく力
007 過去を愛しすぎるな
008 自然が教えてくれること
009 自然は成し遂げる
010 挑戦し続ける人生を
011 貧しい生き方をするな
012 苦悩は生きる力を汲み出す
013 固まれば破滅する
014 よきものは生をうながす
015 人生は形を持たない
016 人生は生ききる旅路
017 賞賛された若者へ
018 もっともっと成長しなさい
019 若者よ、急ぐな
020 衰えの魅惑
021 憂いなき蝶のように
022 ひとり砂漠を進め
023 つらいから青春だ
024 死刑の重さ
025 求めても得られないなら
026 自分の足で進め
027 自分の力で奪え
028 立ち止まれば階段にされる
029 毒を強壮剤に
030 いつ死ぬかわからない
031 私のモラル
032 人生には苦と快の両方がある
033 人生はさすらいだ
034 小さく生きるな
035 体の欲望に価値を付けない
036 才能を生かすもの
037 苦しみは人生からの贈り物     
038 固定した考えから脱却せよ
039 高みへと登るために 
040 魚のいいわけ
041 創造する者へのヒント
042 人生の意味はこの手にある
043 勇敢であれ
044 人生を自分のものにせよ
045 行いが運命を生む
046 きみはどう生きるのか
047 自分の仕事こそ最高と信じよ
048 目標を諦めるな
049 気持ちのままに

Ⅱ  愛について
050 愛だけが導く
051 愛しすぎることの危険
052 愛からなされることは
053 愛という名の橋
054 愛は善悪の彼岸に
055 愛の力は宝石を掘り出す
056 移り気の愛
057 愛する者と愛されたい者
058 まずは自愛

Ⅲ 己について
059 自己を超えた目標を持て
060 自己をあらわにせよ
061 欠点という名の教師
062 あらゆる体験はつながっている
063 群れの中では自分がいなくなる
064 不安な人は愛されたがる
065 最高の闘い方
066 理想さえも越えて行け
067 著者としての目標
068 行いが人を築く
069 破れ目から新しい自己を見る
070 脱皮し続けよ
071 裸の自分を見よ                
072 事実は自分でコントロールできる
073 自分のための庭師
074 弱さや貧しさを美しく
075 自分への喜び
076 不満は自分との闘いの拒否だ
077 理想への道がモラルになる
078 自分自身へのためらい
079 公正であるための孤独
080 自由のしるし
081 見栄っ張りは自分をもだまjしている
082 ありきたりの意見だけしか出ないのは
083 自分をないがしろにするな
084 本を書くということ
085 内なる野生を解放しよう
086 自己がもっとも高くなる真夏を

Ⅳ 言について
087 いつ、何を語るべきか
088 香り高い言葉を使え
089 相手を傷つけたいのなら
090 クリエイターは旗を立てよ
091 言葉に含まれる歪み
092 言葉という大海へ漕ぎ出せ
093 相手が答えやすい問いかけをせよ
094 嘘が語る真実
095 語り尽くせないもの

Ⅴ 人について
096 人は刻々と変わり続ける
097 生きるべき姿勢がわからないときには
098 強さと冷酷さは違う
099 狡猾な人の本質
100 人を助けるときの心理
101 友にするなら働き者を
102 友のための沈黙
103 友への同情の深さ
104 歓待は安心していない証拠           
105 自分の中の悪に向き合え向き合え
106 愛される強者になれ
107 私が憎む人
108 自由に耐えきれなくなった者が待つのは
109 卓越した人は理解されない
110 献身と呼ぶべきものは
111 本当に楽しめない人は悦楽を追い続ける
112 独創的な人とは
113 天才とは
114 他人の不幸を喜ぶ心理
115 同じ人間だと感じるとき
116 若者を破滅させる毒薬
117 動物が言葉を話したら
118 動物から見たヒト
119 偉大さを知るために
120 高尚な人間をつくるもの
121 才能を発揮させるために
122 愛想の良さと不信
123 人格そのものが露出するとき
124 人に何を見るか
125 堂々とした人間
126 約束するということ
127 こういう人には近寄るな
128 批判や悪口に取りあうな
129 大言壮語する人にかぎって
130 人間を美味しく味わう
131 天才は君とかけ離れた存在ではない
132 人は変われる

Ⅵ 知について
133 真実の痛み
134 新しいものへの怖れ
135 思想は星座のように意味を持つ
136 知恵は怒りをへらす
137 知の基本
138 美女と真理
139 智恵は武器だ
140 勉強の効果                 
141 一冊の書物
142 肉体は大いなる理性だ

Ⅶ 世について
143 行為こそが本道
144 この世から逃げるな
145 世間の人々の見方
146 何一つそのままには見ていない
147 価値を生むもの
148 態度が人を承服させる
149 道徳は人それぞれ違う
150 権威は生きる力をすり減らしたものに支えられる
151 国際化は人間を洗練する
152 文化は林檎の鈹
153 国家よりも自分の理想に賭けろ
154 テロリズムが現れるとき
155 j世間の無理解
156 大人の中の子供
157 慈善の条件
158 語られる自然と真の自然
159 威厳を示そうとする連中の正体
160 地獄の視点
161 すぐれた物書きは集合精神を持つ
162 原因と結果について
163 勝利に偶然はない
164  敵が現れる喜び
165 印象はいつも一色に染まっている
166 狂気の集団性
167 高貴な人間
168 世間の波の中で漂流しないために
169 高みから何を見るか
170 女性はこの世の蜂蜜
171 女性の存在
172 怯えから賛成する人
173 政治家から見える二種類の人間
174 他人を救うのは簡単ではない
175 そのままの世界とは
176 哲学者の求めるもの                
177 価値評価のラッピング
178 縛られている人を大衆と呼ぶ

Ⅷ 美について
179 人間のみが美しい
180 野の花
181 芸術的本能が人を生かす
182 芸術を生む条件は陶酔である
183 芸術を創り出す力
184 夜のための音楽と力
185 音楽は魂を外へ連れ出す
186 音楽そのものの歓び
187 愛することを学べ
188 音楽は女性
189 音楽の力
190 何が美醜を分けるのか

Ⅸ 心について
191 内心の幸福のために
192 気分を上げてから事をなせ
193 疲労の危険性
194 苦痛という名の調味料
195 感じ方は常に変わる
196 勝手に理解しているだけ
197 悲しみを忘れさせてくれるもの
198 大いなる苦悩と格闘せよ
199 依存への欲求
200 どんな判断にも色がある
201 生活条件が価値観を変える
202 道徳は内側から湧く
203 理解されたくない理由
204 何かを成し遂げようと思うなら
205 行いの貫徹のために
206 母性愛の中にも好奇心が
207 人はわかりにくいものを有難がる
208 拒絶される幸福感
209 好意は小さな花々
210 恥ずかしいと感じるとき                   
211 ストイックでなければ跳べない
212 自分の心の奥にライバルを持て
213 自分の豊かさに気づけ
214 痛みは船長の声
215 魅力の秘密
216 自分を取り戻す方法
217 好かれるための技術
218 闘うものは敵と似てくる
219 人は誰を憎むのか
220 二種類の賞賛
221 固くも柔らかくも生きる
222 赦す心の難しさ
223 欲得と激情の結婚
224 喧噪が慰めになるとき
225 完全なる幸福の条件
226 好きと嫌いの理由
227 憎しみを感じるときは自分が弱い
228 慰めない慰め
229 重いこころは人から人へ移る
230 奉仕の評価について
231 行動は決して自由ではない
232 悩みの小箱から脱出せよ
      
                 完
             
                    2023年5月5日
                    Kentakunte 志水


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