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運の良し悪し

 

禍福は糾える縄の如し


 昔の事ですが、ある方が怪我して入院されていました。
幸い、加療の成果で順調に回復されていました。
 そんなある日、知り合いがお見舞いに訪れ、その知り合いを送り出すときのことでした。
 当時の病院は、エレベーターも無く、階段仕様も多かったのです。
それで、その方は、階段の所まで両手に松葉杖をついて来られたようです。
 その時、杖を滑らして、階段を二階から一階まで転げ落ちました。
打ち所が悪く、不幸な事になりました。
 ベッドから送り出せば、こんなことにはなりませんでした。律儀に送り出したことが、悲しい結果になりました。
 一寸先は闇とか言いますが、こうなることを本人をはじめ誰が予想できたでしょうか。
 この事は、決して運の良し悪しではありませんが。


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