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雀魂攻略_金の間_差し込み

ご主人、お帰りなさいなのだ。
どーもどーも、ずんだもんを愛する自称麻雀中級者Rikk@と申します。

本日のお題はこちら
【雀魂攻略_金の間_差し込み】
ではさっそく本編へ参りましょう。


はじめに


いよいよ金の間攻略を語る時が来ました。私が語るのも恐れ多いですが金の間は魔境、一言で表すならばこの言葉がしっくりきます。なぜ私が金の間を魔境と呼んでいるのかを以下に3つまとめました。
 

一、     本格的に段位戦が始まる。


雀魂の段位戦は雀士★★から後段というシステムがあります。

ポイントが減りすぎるとランクが下がるという悪魔的システムです。


4人・東風


4人・半荘

さらに、図に示した通り金の間で打っている間はランクが雀傑★から雀傑★★に上がったとしてもトップの順位点は変わりません。一方でラスを引いた時の順位点はランクが上がるごとに増えていきます。

ラスを引いた時の順位点が雀士から雀傑に上がると大きく増えるためごっそりポイントをもっていかれます。そのため雀魂の段位戦でポイントを効率よく上げるためにはトップ取り麻雀よりもラス回避麻雀が適しているというわけです。とりあえず攻めていればよかった銅の間・銀の間からどうやってトップを狙いながらラスを回避するのかという雀魂の段位戦の本格的な戦いが始まります。
 

二、     レベルの高い人たちと打たなければいけない


金の間では雀傑★から雀豪★★★までの人たちが打つことが出来ます。雀豪★以上は金の間より一つ上の玉の間で打つことが出来るため中級者の中でも中級~上級者くらいの実力があります。

たまにtwitterなどで金の間のレベルが低いという人たちがいますが、私はそうは思いません。雀傑★★★から雀豪★に頑張って上がったもののタイミング悪く下振れを引いてしまって降段することはよくあります。
(上振れと下振れについてはこちらからhttps://note.com/brave_auklet18/n/nc4cf2137fd21

金の間以上では実力は拮抗していると思うので上振れ下振れの影響で自分の実力以下・以上のランクになることも大いにあります。まずは、金の間まで昇段した相手をリスペクトしてより上のランクや段位に上がれるように丁寧に打つことをオススメします。
 

三、最適解で全員が動くわけではない


ここが金の間を魔境としているポイントです。先の二で挙げたように歴戦の雀士や猛者も中にはいます。一方で雀魂から麻雀を始めてやっと銀の間を突破した人もいます。テストの点数で言えば70点~120点くらいの分布となりかなり開きがあります

また、段位戦のシステムをあまり理解せずに強引にトップを取ろうという打ち方をする人もいます。そのため、降りればトップの親からまさかの追っかけリーチを食らいラス落ちなんてことはよくありました。

この場面ではこう動くだろうという予想を外されることが金の間ではあるため中々カオスな状況に何度も遭遇しました。全員が最適解で動くわけではない中でどのように立ち回るのかが金の間突破に大切かと思います。
 
ではそんな金の間(それ以上の卓)で安定して勝つために必要なことのひとつとして私が大切だと思う技術があります。それは、差し込みです。

がんばれ、ずんだもん!

差し込みとは


麻雀では、相手から当たり牌を教えてもらってそれを打つという露骨なやり方をすると反則になりますが、相手の待ちが分からない状況で、偶然にも振り込んでしまった場合は特におとがめなしです。
 
ふつうに振り込むこともあるし、それがわざとかどうかは分からないからです。で、これを利用して何らかの意図をもって、テンパイしている他家にワザと振り込む行為のことを差し込みと言います。
 
親の連荘や大物手の和了を阻止するため、オーラスで順位を確定させるため、などの理由で行われる麻雀の上級者向けの戦略・技術です。
 

(例)大物手の和了を阻止する差し込み


例えば、東1局親番・ドラは南でこのような状況を考えてみましょう。
※北以外の役牌はすべて切られているとします。



対面は役満聴牌、下家はタンヤオか北でしか和了れません。
 
ここで最悪の状況を整理すると
①   自分が対面に役満を振りこんでしまう
②   対面が役満をツモ和了って親被りをしてしまう
③   上家か下家が対面に振り込んでしまう(2着OKならそこまで悪くない)
 
一方最善の状況を整理すると
①   自分で和了りきる
②   対面が下家に振り込む
③   下家がツモ和了る
④   自分が下家に振り込む
 
要するに自分が和了れない場合は、対面に和了って欲しくなくて下家に和了ってほしい状況です。
 
もし、自分がドラや赤ドラをすべて抱えていたら下家の打点は1000点になります。1000点の失点と16000点または32000点の失点どちらがお得かは言うまでもありません。
 
対面の現物を切っていって下家に放銃することができたら差し込み成功となります。
 

メリット


先ほどの例のように差し込みをするということは他家にアシストすることであるため他家と協力関係になりやすいです。
 
先の例以外にも、自分が断トツのトップ目で2着目が3・4着目と僅差の時にオーラスで順位を確定させるために打点を下げてでも和了に来る時があります。
 
その場合にもし自分が2着目に振り込んでも着順が変わらない場合差し込みの対象になるため自分と2着目との協力関係になります。1対3で戦うよりも2対2や2対1対1で戦うほうが有利なのはなんとなくわかると思います。
 

デメリット


ここまで差し込みのメリットを書いてきましたがもちろんデメリットもあります。簡単に2つ説明します。
 
①   差し込み相手の打点を読み違える
差し込むときに大切なのは相手の和了ることができる可能性のある役と打点を正確に読み切ることです。ここを間違えてしまうと思わぬ失点からラス落ちや着順落ちをしてしまう可能性があります。
 
例えば、南4局オーラス・ドラは南、自分が親番トップ目、対面に12000点まで振り込める状況だとします。


ドラ・赤ドラをすべて抱えている状況で対面が🀏を一鳴きしてきました。

ここで安易に対面の和了形と打点読みもせずに満貫ですむならと差し込みに行きます。

ホンイツ・混老頭・対々和・三暗刻・役役役の三倍満をくらい着順落ち、トップを逃してしまう結果となりました。

先ほどの例は少しオーバーに書きましたが、このように差し込みに行くときは安易に考えずしっかりと和了役と打点を読み切ることが大切です。

差し込む際には相手の情報が多いほど成功しやすいため一鳴きよりも二鳴き、三鳴きしている相手のほうが差し込みを成功させやすいです。 

②   差し込みに行く相手が聴牌しているor和了る保証がない

条件が整って差し込める相手が見つかったとしてもその人が聴牌していなければ和了れません。

また、聴牌していても和了かどうかはその人次第なので和了ってくれる保証はありません。


差し込む際に手を崩してしまうと自分の和了を放棄することになります。その間に例えばノーマークの3着目の人が大物手をツモって逆転されるなんてこともあります。


差し込みに行く際は全体の場況も冷静に観ることも重要です。  

牌譜検証

では実際の牌譜検証から差し込みについて考えてみましょう。 

差し込み成功例
(https://game.mahjongsoul.com/?paipu=jljrnm-tq01sw5x-x955-634b-fefd-pjpppruuxuxx_a800471646_2)

かなり綺麗に差し込めた局を解説します。

 4人東・オーラストップ目・親番
この状況からトップを逃すとすると
・2着目への6400点以上放銃
・2着目以下の跳満ツモ

 なかなか厳しい条件を突き付けているので場況をみながら立ち回りたいところ。

オーラス・配牌

4巡目下家が🀖をカンチャンでチー、ドラは🀈なので満貫の可能性があります。

5巡目下家が🀍を両面チー、まだ張っていませんが聴牌に見えます。現状満貫の可能性があるので振り込めません。



7巡目対面がドラの🀈をポン、自分の手牌にもドラの🀈があるため下家の最高打点は赤牌を2枚使った3900点が最高打点になるため差し込みの対象になります。


10巡目下家が🀔をポンして🀟切り、完全にテンパイです。ここでの待ちの候補は🀟のまたぎが有力です。🀟🀠または🀞🀟の両面待ちの可能性が高いです。

そのため当たり牌の候補は🀝・🀞・🀠となりますが、ドラポンしている対面に放銃できないので対面の現物の🀠を差し込みに行きます。



結果的に最低打点の1000点の放銃となり私はトップをキープ、下家も2着目をキープできたのでお互いwin-winの結果となりました。 

このように差し込みができるようになると着順をキープしたり局を多少の失点で進めることができたりと打ち方の幅がかなり広がります。 

今回の局のようにある状況では他家も味方になったりすることがあるので相手が何をしたいのかどういう動きをしているのかを少し考える癖をつけるといいかもしれません。

いかがだったでしょうか
少しでも面白かった、参考になれたなら幸いです。

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それではまた次回のnoteで、再見なのだ!

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