コンセプトを決めたら、制約と誓約でエンペラータイムが発動する件
どもども。
愛媛県西予市(せいよし)の堀内です。
先日、Mちゃんファミリーから「成人式の前撮りをしてほしい」というオファーを受けまして。
嬉しすぎてワイ、狂喜乱舞。
思い出に残る一瞬を撮らせてもらえるのって、光栄だなぁ。
初めてMちゃんと出会ったのは、私が現役広報係で、Mちゃんが高校1年生くらいだった頃。
あれから5年、可愛いMちゃんは可愛さそのままに、めちゃくちゃ美人なお姉さんになってました。
撮影場所は、アゴが外れそうなほど広いMちゃんちの庭。
パパがレフ版係、ママがヘアメイクのチェック係、弟くんが小道具係、私がカメラ係と、素人軍団総出でワチャワチャ。
広報を卒業しても、こうやって声をかけていただけることがうれしいですし、子どもたちの成長を目にできるのもうれしい。
「広報のあの号、あの写真が好きだった」と話題に出してもらえたのも、びっくり感激。
風景やモノを撮るより断然、私は人を撮るのが好きなんだなぁと改めて実感できる時間となりました。
その人自身の輝きや魅力を、スチールや動画、文章や言葉で表現できるのって楽しいね。
さて今回は、コンセプト決めの話。
1.広報せいよのコンセプトは
ブランディングや商品開発の際によく聞く言葉「コンセプト」。
改めて意味をググってみると
1.概念
2.企画・広告などで全体を貫く基本的な観点・考え方
とあります。
ちなみに広報せいよのコンセプトは「このまちで暮らす、私たちが主役のMagazine」。
コンセプトを決めると「らしさ」を醸し出せるようになりますよね。
それが大きなメリット。
ちなみにこのコンセプトを打ち出したのは、2017年の5月号から。
どうしてこのコンセプトに行きついたのかというと、
①西予はまちの人が元気で、いつもどこかで誰かが何かおもしろいことをやっている
②まちの人の元気は「西予らしさ(=西予のブランディング)」にもつながる
③だから主役は行政ではなくまちの人自身
④かといって「このまちで暮らす『人』or『あなた』が主役のMagazine」にするとTheヒトゴト感と距離感が生まれてしまう
⑤行政で働く私たちだって「このまちで暮らす人」、まちの一員。だったら「住民」と「行政」の垣根を取っ払って「私たち=We」を主語にして一体化させよう
というような思考からです。
このコンセプトを決めたとき、同時に西予の広報では「絶対にやらないこと」も決めました。
2.制約と誓約
「広報せいよ」では、コンセプトを実現させるために、次のような広報であることを目指していました。
・まちの人から愛される広報であること
・まちの人から楽しみにされる広報であること
・まちの人から信頼される広報であること
・全員に情報を受け取ってもらえること(誰1人として取り残さない)
これを貫いた先に、おまけ程度に賞レースの結果がついてきたらうれしいなぁという感覚です。
なので「賞レース受賞を目的として、まちの人を置き去りにするような広報には絶対しない」と誓っていました。
「まちの人を置き去りにするような広報」を言語化すると
・広報担当者の「我」が全面に出ているもの
・主役がまちの人ではなく、広報担当者となっているもの
・賞レース受賞のためだけに特集を組むもの
です。
まとめると、
・まちの人(「私たち」)を主語、主役にした広報とする
・広報担当者は黒子に徹する
これが「広報せいよ」の制約と誓約です。
ちなみに補足。
この定義づけは私が広報の仕事を進めるにあたって自分でたてた主観的なもの(「広報せいよ」をブランディングするにはビジョンが必要だったので、それを言語化・定義づけするとこうなっただけ)であって、賞レースを目的にしている方を責めているわけでも、批判しているわけでもありません。
同じく、担当者の色を濃く出している発信を批判しているわけでもありません。
なのでもし、この表現で嫌な思いをされた方がいたなら、本当にごめんなさい。
イチ個人のイチ感覚なので「コイツはこう思うんかー」って感じで流してくださいね!
3.あなたのまちの広報コンセプトは?
今回のnoteの題名は「コンセプトを決めたら、制約と誓約でエンペラータイムが発動する件」としましたが、実際「広報せいよ」がエンペラータイムを発動していたかどうかは、よく分かりません。
ただ、コンセプトを決めて制約と誓約を守ると、まちの人からの反響は大きくなったのは事実です。
「あの号のあの人に触発されて私も始めたよ!」とか「今度はこれを取り上げて」などと、情報もたくさん入ってくるようになりました。
あなたのまちの広報コンセプトは何でしょうか?
そのコンセプトを実現するための「制約と誓約」は何でしょうか?
ぜひコメントで教えていただければと思います。
コンセプトのみ決めて、それを実現するための手法が明確でない場合は「制約と誓約」を言語化すると、その情報はもっと伝播力を持つかもしれませんので、ぜひこの機会に考えていただければ幸いです。
4.次回告知
次回は「取材→情報のまとめ方→紙面作成」を、実例をもとにご紹介したいと思います。
と、その前に。
今月の「広報せいよ11月号」がすごいんです。
読んで泣きそうになっちゃった。
https://www.city.seiyo.ehime.jp/material/files/group/85/202211.pdf
横林地区で暮らす、いとおしいみんな。
いきいき輝いてるね。
久しぶりに会いに行きたくなりました。
取材・制作をしたのは、私の後任、富永真央くんです。
地域に入って、まちの人のすぐそばで、思いをすくう。
それができているからこその、この紙面。
西予マインドを引き継いでくれているのが、本当に本当にうれしい。
ということで、次回、まおくんがnoteで「『むげん』取材の裏話・方法」を紹介してくれることとなりました!!!
謙虚なお人柄だから「ぼくなんかの話、需要ありますかね…」と20回くらい断られたのですが、21回目でようやく引き受けて(or私からの圧に耐えきれなかった説もありw)もらえました。
まおくん、ありがとう!
裏話、楽しみにしてるね。
ということで、私の「取材→情報のまとめ方→紙面作成」は、まおくんの話の後に紹介します。
5.お得なPRー!
西予のうまいもんが通常価格の25%OFFで手に入るチャンス!
市外の人も注文できます。
ぜひ!ぜひ!お得なこの機会にご活用くださー-い!
https://seiyojikan.jp/wp/wp-content/uploads/2022/10/659e23a12bea7608b53fe8199a63af9d.pdf
ではまたー。
寒くなってきたので、心も体も温かくして過ごそうね!