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ギリシャ神話の英雄ヘラクレスは日本で金剛力士像として親しまれていた。

【◯】

Wikipedia ヘーラクレースより引用

1.ヘラクレスについての概要

ヘラクレス は、ギリシア神話に多く登場する半神半人の英雄の中でも最大の存在である。
ヘラクレスはのちにオリュンポスの神々につらなったとされている。
ペルセウスの子孫であり、古代ギリシア各地で神として祀られ、古代ローマにおいても盛んに信仰された。
その象徴は弓矢、棍棒、鎌、獅子の毛皮である。

ローマ神話名は ヘルクレース。星座のヘルクレス座はヘラクレスのローマ神話名から。


2.ヘラクレスの生い立ち

ヘラクレスはゼウスとアルクメーネーの子供である。
アルクメーネーを見初めたゼウスは、様々に言い寄ったが、アルクメーネーはアムピトリュオーンとの結婚の約束を守り、決してなびかなかったそうだ。
そこでゼウスはアムピトリュオーンが戦いに出かけて不在のおり、アムピトリュオーンの姿となり、遠征から帰ったように見せかけようやく思いを遂げた。
さらにゼウスは1夜を3倍にして楽しんだ。
アルクメーネーは次の日に本当の夫を迎え、神の子ヘラクレスと人の子イーピクレースの双子の母となった。

アルクメーネーが産気づいたとき、ゼウスは

「今日生まれる最初のペルセウスの子孫が全アルゴスの支配者となる」

と宣言した。
それを知ったゼウスの妻ヘーラーは、出産を司る女神エイレイテュイアを遣わして双子の誕生を遅らせ、もう一人のペルセウスの子孫でまだ7か月のエウリュステウスを先に世に出した。
こうしてヘーラクレースは誕生以前からヘーラーの憎しみを買うこととなったのである。

ヘラクレスの誕生後、ゼウスはヘラクレスに不死の力を与えようとして、眠っているヘーラーの乳を吸わせた。
ヘラクレスの乳を吸う力が強く、痛みに目覚めたヘーラーは赤ん坊を突き放した。
このとき飛び散った乳が天の川(Milky Way」)になったという。
一説にはアルクメーネーはヘーラーの迫害を恐れて赤ん坊のヘラクレスを城外の野原に捨てた。
ゼウスがアテナに命じて、ヘーラーを赤ん坊の捨てられた野原に連れて行くと、アテナは赤ん坊を拾い、赤ん坊に母乳を与えるように勧めた。
赤ん坊の来歴が知らされていないヘーラーは哀れに思い、母乳を与えた。
最後にアテナは不死の力を得た赤ん坊をアルクメーネーの元へ返し大切に育てるよう告げる。


3.古代ギリシャ、古代ローマで大人気。

色々な物語が続くがあまりにも長いために端折る事にする。
古代ギリシャ、ローマでヘラクレスは大人気だったようだ。

そして、ヘラクレスというキャラクターはインドなどを経て日本にも上陸する事になる。
そして、日本に上陸した頃には初めのヘラクレスとはかなり変わっており、「金剛力士像」として親しまれていたようだ。

姿や名前は変わったが、世界中で人気者だったヘラクレス。

金剛力士像を見る事があれば、ヘラクレスにも思いをはせながら参拝の時に意識してみてみたいと思う。

東京国立博物館所蔵 東洋館 金剛力士像(ヘラクレス)

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