ドイツ語ができなくてもドイツで勉強しよう!【英語で】
ヨーロッパに留学するならドイツをぜひ視野に入れてみてください。
特に国際関係や国際政治、フェミニズムやマイノリティの権利に関する学問を勉強する場合、EU内の様々な国を巡ったり、そこに住む人々やそこに移住する人々と出会ったりする事は必要です。
ドイツの国立大は無料なので、どんな人にでも開かれており、そこでは本当の多様性の意味を知ることができます。
今日はドイツでのドイツ語・英語での学びについて紹介します。
↓ドイツで勉強するメリットをまとめた記事
ドイツで学ぶドイツ語
大学には言語学としてのドイツ語専攻(Germanistik)と、ドイツ語の語学クラスがあります。
ドイツでは、International Studentsはドイツ語の語学クラスの参加が必須です。
大学のドイツ語クラスは、無料であるにも関わらず質が高く、週4時間も受けられます。他の言語は、学生ならセメスター毎に40€支払わなければいけませんが、ドイツ語クラスは全ての留学生に無料で開かれています。
生きたドイツ語に触れる
ドイツ語学習のサポートは本当に手厚く、ドイツ語を母国で全く勉強したことが無い人も初心者レベルから無理なく始めることができます。
言語学としてのドイツ語を日本で専攻している人も、生きたドイツ語を学びにドイツに来ることは非常に有意義なことだと思います。
私自身、日本の大学の第二外国語でドイツ語を取り、追加で2年間スピーキングのクラスも取っていましたが、渡独してすぐの時はスピーキングが全く使い物になりませんでした。
日本のドイツ語文法学習の体系は非常に良くできており、ドイツでも有用だと感じました。しかし、人に伝わるドイツが身についたのは現地でドイツ語クラスに入ってからです。
ドイツ語クラスと生活の中で少しずつドイツ語を使うことによって、生きたドイツ語が身につきます。
たくさん友達ができる
ドイツ語クラスでは、いろいろな国からいろいろな理由でドイツ語を勉強している人たちにたくさん出会うことができます。
ドイツ人のパートナーがいる人や、ドイツで仕事を探している人もいれば、戦争から逃れてドイツに来ている人もいます。
しかし教室では、年齢や国籍関係なく、平等に皆学生です。
東アジアからは、主にドイツ語を専攻している大学生世代の交換留学生が多いです。これはオスナブリュック大学が、東アジアにもたくさんの提携校を持っているからです。
語学クラスでたくさん友達を作れるのは、留学生の特権です。
アカデミックな分野を英語で学ぶ
ネイティブスピーカーと話さなければ流暢な英語を話せるようにはならないのでは?と言う人もいるでしょう。しかし、ドイツ語と英語は同じゲルマン語派なだけあって、ネイティブのような英語を話すドイツ人は、特に大学にたくさんいます。
いつも文法に忠実で、論理的な言い回しを好む人たちと一緒に喋ることは、大変勉強になります。
寧ろ、ドイツ特有のディスカッション文化のおかげで、授業中に自分の意見を発言する力や、論理的な理論構築の力が身につきます。
言語は伝達のための道具に過ぎません。英語圏の国でもどこでも、上手下手に関わらず、脳内の論理的思考力を鍛え、自分の言葉を発信する環境がないことには使える英語は見につかないと感じます。
ドイツ語の語学クラスがあるように、英語の語学クラスもあります。ドイツ人にとっても英語は外国語。
英語のクラスではアカデミックな英語と、論理的なディスカッションを、ドイツを含む色々な国籍の学生たちと一緒に学ぶことができます。
デメリット
モジュール以外のコースに英語のコースがあまりない場合があります。もちろん言語で授業を絞るとなると、取れる授業は限られます。ドイツ語のアカデミックなクラスに挑戦してみてもいいと思います!
この記事で私が伝えたかったのは、言語を理由にドイツ留学を諦めることは、非常に勿体無いことだということです。
様々な大学が、英語で学べるコースを用意しています。HPに記載があるところもあります。
↓オスナブリュック大学で、英語で学べる科目
(平和学、認知科学、経済学、英語学、物理学…など)
↓学ぶ言語でドイツの大学を探す