三大聖天様 妻沼の聖天さま
かくして聖天様とは何者なのか?仏教美術を4年やった私にもその正体は最初わかりませんでした。
なのに地域でお祀りしているので、毎年聖天さまのお札がきます。こうなると私みたいな種類の人間は調べて拝みにいくしかありませんよね?
正体は歓喜天でした。歓喜天とは和合の形を取った象の頭の神様です。天部に属します。元来どこのお寺(お寺です)でも秘仏(めったに公開しない貴重な仏様)なので、仏像を学んでいても名前は知ってるがあんまりみたことない、になっていたんです。
しかし象の頭、気になりませんか?象の頭の神様と言えばそうです、インドのガネーシャです。
インドのガネーシャ神が仏教に飲み込まれるにあたり、和合のものが取り入れられ、象頭人身の二体が抱き合う形の秘仏が誕生したのです。
それが歓喜天、聖天さまです。
俗説では聖天さまは怖い仏様だと言う話もありますが、私はお礼参りは欠かさず、行ける時はいつでもお参りして、加護を欠かさずいただくようにしています。
なんと言ってもその恩恵は凄まじく、聖天さまにお願いするとなんでも叶うといわれているくらいですから、それが怖い、と逆に恐れられているんでしょうね。
私は聖天さまが大好きで、秘仏はかざれないし売ってもいないし作法もわからないので、元になったガネーシャ神のキラキラした大きい下敷きみたいなものをお札の下に貼って拝んでいます。
ルドラクシャもシヴァ神のものですが一緒に。
ルドラクシャについてはまた今度。