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【5人家族都心ヴィンテージマンションリノベ記】ショールーム巡りキッチン編:エクレアパーツ
私たちの場合、今回施工をお願いしたリノベ会社のデザイナーさんが、ショールームの日程調整などを全てしてくれ、スケジュール表にまで落とし込んでくれていた。
この日はキッチンのショールーム訪問1社目かつ、オーダー系のキッチンメーカーということもあって、デザイナーさんが同席してくれた。
各社に伝えた"私のイメージする理想のキッチン"
✔︎Ⅱ型キッチン
✔︎リンナイ4つ口 or ハーマンのステンレス3つ口、ステンレスコンロであること
✔︎ガスオーブン
✔︎Mieleの食洗機(60cm)設置
✔︎作業&収納スペースをたっぷりとれること
セミオーダーメーカー、エクレアパーツSR訪問
セミオーダーって何ぞや?たくさん選べる豊富な選択肢
オオモノとも言えるキッチン。最初に訪問したのがセミオーダー系のキッチンメーカー、エクレアパーツさん。
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最初に:「私がしたいこと」の摺り合わせ
冒頭に記載の自分が今回どのようなキッチンにしたいかの要件を伝える。
ここエクレアパーツの場合、セミオーダーメーカーということもあり、例えば扉の面材などの色味は膨大な数がある色味本(無地のメラミンや木目に見せたシート)や、数種類のステンレスなどから選ぶことができる。また、扉を全て無垢の木の造作と組み合わせてオーダーすることも可能。
セミオーダーとはいえ、組み合わせの自由度はかなり高いので、限りなくオーダーに近いことが実現できる。
冒頭早速迷う:キッチンの色味が決められない・・・
最初のショールーム巡りでいきなりオーダーとは、今思えばその時の私にはかなりの難易度だった。
当初気に入った施工事例として想定していたイメージは、昔から憧れていたランドスケーププロダクツの施工事例。
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ランドスケープの内装は、施工事例を見る限り、多くの例で造作家具やキッチンが用いられているよう。全体的に「引き算の美学」が生きていて、どの施工事例をみていてもとっても美しく、温かみと静けさが同居していて、私好みだった。
というのと、実はこれまで使ってきたキッチンの扉材、「木目調」のシートが貼られていた訳だが、それがあちこちから剥がれていて、醜い。それをとてもストレスに感じていたのだ。
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選択肢が多すぎると思考はフリーズする
そんなこともあり、ご担当の方ともお話しして、「今の家のキッチンの扉面材が剥がれてとってもみっともない。「剥がれ」とは無縁に思える無垢の木を使ったもの(内心:一体いくらするんだろうか、とヒヤヒヤ)か、いっそ状態が劣化しにくそうなステンレスキッチンもいいのではないかと考えている」と伝えたものの、この時私の中でキッチンの色味を決められていなかった。結局最後の最後まで、キッチンには悩まされる続けることになった。
「食洗機は絶対Miele!」の気持ちが揺らいだ一言
友人知人が何人か使っていて、予洗い不要で本当に便利!と、ずっと憧れの存在だったMiele。耐用年数20年を謳う質実剛健なイメージで、「食洗機は絶対にMieleで!」と思っていた。
ところが、ここにきてまさかのその拘りがあっという間になくなる展開になるとは。
ここエクレアパーツさんはBOSCHの販売代理をしている。この時の担当者さんが、個人的にMieleもBOSCHも使われた経験があり、「個人的にはBOSCHの方がおすすめです」と。
理由としては、
BOSCH独自のゼオライト乾燥が乾燥性能として優秀でからりと乾くこと
Mieleのオートオープン機能(洗浄が終わった後乾燥を促すため扉が自動で開く機能)が、小さな子どものいる家庭では火傷リスクなど危ない可能性があること
価格もBOSCHの方が数万円手頃であること
上記3点の理由からBOSCHをオススメしてもらった。
はっきり言って私はブランドが好きなわけではない。いいものだとしたらその「理由」があるものが好きなのだ。プロに理路整然と説明してもらったことで、あっさりとBOSCHに候補をスライドさせたのだった。
エクレアパーツSRで見てきたもの
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さすがはセミオーダーのメーカーさんということもあって、水栓やスパイスラックなど、サンプルもたくさん用意されている。ディテールをカスタマイズで選べるので、キッチンのイメージがかなり解像度高めな方でないと、逆に迷子になる可能性が高い。
個人的には、こちらで見させてもらったうち、「いいな!」と思ったものが、洗剤とスポンジのコーナー。これまでもそうだったが、取り外し式のザル状のものは、水垢ですぐに汚れるのがすごくストレス。写真右上のように一角がコーナーで区切られているだけだと、掃除が楽だと思った。
今回学んだことと、次回への課題
今回エクレアパーツSR訪問で学んだこと。
キッチンの面材の色味はどうするか、予め決めておくとスムーズ
住居空間全体の「色」のバランスを再考する必要がある(我が家でいうと壁や天井は原則漆喰の白、挿し色でアイアン室内窓の黒、そして既存家具のチークやローズウッド、ソファの辛子色など)
この2点はマスト。
ここを決めておかないと木を見て森を見ずになりそうな予感がした。パーツパーツを行き当たりばったりで好きなものだけで選んでいくと、最後立体空間になった際、最終的に統一感を欠いたものになる予感がしたのだ。
とはいえ、美しい細部との出逢いは無数にある。キッチンの色味の決定に関しては、最後の最後まで悩むことになるとは、この時は考えてもいなかったのだ。
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