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すっかり虜になったホーチミンの某レストラン -5人家族年越し海外旅行 vol.11 -
「2025 5人家族年越し海外旅行記」。
本日vol.11では、想定外の連続でヘトヘトになって到着したホーチミン。空港からすでにはじまる喧騒を潜り抜け、やっと辿り着いたニッコーサイゴン。その日の夜の食事について記録したい。
あまりの疲労困憊に、当初は「ルームサービスにしようか」と迷うほどだったが、実はこの日は行きたいと思っていたレストランがあったのだ。
そして、その食事は、1日のあれやこれやがすっかり上書きされてしまうほどに、とても素晴らしいものだった。
※本記事で記載する情報は、あくまで2025年1月訪問時でのものとなります。金額や各種規約などは今後変更の可能性があるため、訪問時にはご自身の責任において最新の情報をお調べください。
◆◆2025 5人家族年越し海外旅行記 INDEX
vol.1 旅先の決め方
vol.2 すったもんだの航空券手配
vol.3 比較検討に難儀したホテル予約
vol.4 年末年始の成田空港で注意が必要だったこと
vol.5 Day1 移動日 出国〜ベトナム入国、「眠るため」だけに泊まったホテル
vol.6 思いの外よかった、フーコック島で滞在したホテル Day2〜4
vol.7 乗る価値ありすぎな、世界最長ケーブルカー
vol.8 最後の晩餐でまさかのアクシデント。フーコック島での食事について
vol.9 噂のベトジェットエアはやはり噂通りだった。
vol.10 ホテル選びの難易度が高いホーチミン 。
日本に唯一ある店舗は、オープン1年越えても予約困難と名高い。そのレストランとは?
その名は、Pizza 4P's。
脱サラして起業した日本人オーナー夫妻が、ここベトナムから2011年に創業。現在はベトナム国内にも30近くの店舗を構える上、インドネシア、インド、カンボジア、そして2023年。
森ビルが手掛けた麻布台ヒルズオープンに合わせて、TOKYO店舗も開業。オープン当初から「予約困難」と名高い。
そんなPizza 4P's。
実は私、オーナー夫婦と随分前に仕事の関係で名刺交換をしたことがある。数年前偶然ウェブ上の記事でお二人とPizza 4P'sの存在を知った。
創業理念として書かれている、
「世界を幸せにできるのは、人々の心を豊かにする小さなきっかけ(ピザパーティーなど)なのかもしれない」
という点にとても共感するし、何よりとっても美味しそう。
「いつかまたベトナムにもいってみたいし、その時には是非店舗へ伺ってみたいなぁ」
と心に秘めていたのだった。
フーコック島にこそ店舗はないが、ホーチミンにはある。今回トランジットしたホーチミンで少しゆっくり滞在したかったのは、ここ、Pizza 4P'sへ訪問したかったというのも一つの大きな理由だった。
混雑状況。予約はできる?
調べたところ、ホーチミン だけでも16もの店舗(2025年1月現在)があり、どの店舗もインテリアに趣向が凝らされ、どこに行ったらいいのか非常に悩ましい・・・。
また、どの店舗もかなり混雑しており、ネット検索すると
「いつも混んでいて待ちます。
予約をして行ったほうが待たずに済むのでおすすめ」
という意見も散見された。
当然私たちもフーコック島を出る前には予約をしておこうと思っていたのだが、前夜届いたベトジェットエア からの遅延連絡を受けて嫌な予感がした(予約しても間に合わなかったらどうしよう)ため、予約をするのは控えたのだった。
もし予約を検討されているのであれば、GoogleマップやPizza 4P'sのサイトから、店舗ごとに簡単に予約ができる。
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実際訪問した店舗
当初は、ベンタイン市場の近くの店舗などを検討していたが、Google mapで徒歩30分以上とかなりの距離がある。
「余裕があればホーチミンの散策がてら歩きながらでも」
と思っていたのだが、飛行機遅延で家族が全体的に疲弊してしまった(もちろん全員空腹)。そして、昨晩はじまった眠れぬ体調不良によりまだ回復しきっていない私(それでもピザ食べるのかい、と、正直葛藤はあったが、ここは海外まできた意地である。笑)
ホテルのベッドに寝転がりながら、ホテルから徒歩18分(車で7分)と近い場所に、店舗を見つけたのでGrab taxiで車を呼んで向かうことにしたのだ。
いざ入店。
とてもラッキーなことに、ちょうどタイミングがよく待たずに入店することができた。
そして予め想像していた通り、日本人受けしそうなモダンで程よいインテリアの内装。後日調べてみると、東京にある「ONIBUS COFFEE 中目黒」「ABOUT LIFE COFFEE BREWERS」などカフェの内装を手がける空間デザイナーである鈴木一史さんによるものであることがわかった。
席に案内され、テーブル担当の方から簡単な自己紹介と、オーダー方法の説明を受ける。
基本はQRコードを読み込んでウェブ上からメニューをみた上でオーダー。「紙のメニューもあるが欲しいか?」と聞かれたのでお願いすることにした。
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日本人が経営することもあってか、ウェブ上のメニューは日本語にも対応していて、ベトナム疲れもドッと来ていた折、何かとホッとした・・・。
いただいたもの:食事
前情報で知っていた通り、ここでのオーダーはピザ1枚でハーフ&ハーフにすることが可能。我が家は5人家族で子どもたちもよく食べるが、妙齢の大人たちはそう多くは食べられないので、これは有難いシステム。
1.エビアボカドサラダ
ベトナムにきてから、フーコック島で宿泊していたニューワールド以外でサラダらしいサラダを食べていない私たち。
ここにきてやっと、久しぶりに美味しいきちんとしたサラダをいただくことができました。泣
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2.ブッラータパルマハム
ここのスペシャリテと名高い逸品。
ブッラータも生ハムも大好きな私は、個人的には外せない逸品。ブッラータが驚くほど瑞々しくてフレッシュで。さきほどまでの体調不良はどこへ行ったのかと思うほど、ペロリといただけてしまった。
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胃もたれしないかドキドキしたが問題なかった。まさにフレッシュな証。
3.醤油ガーリックビーフ&マルゲリータ(ハーフ&ハーフ)
これは主に葉物野菜が苦手な子どもにとチョイスしたもの。「醤油」というのがやはり日本人のお子様には口に合うようで、ぺろっといただいていた。
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4.テリヤキチキン
これはザ・王道お子さまピザ。
同じく大人の口には入らなかった。
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4.自家製スモークチーズのボロネーゼスパゲッティ
メニューを見ると、どれもこれも美味しそう。ただ、確実に5人では食べきれない。これは子どもたちにと頼んだもの。3人に取り分けてくれた。
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今回のホーチミン 訪問にあたって、念願のお店の一つだったこともあって、本当はもっと色々と食べたかった。が、興奮する脳と裏腹に痛烈なダメージが回復しきっていなかった私の胃袋。
サラダとピザ半分でもうお腹のキャパがいっぱいになってしまった。無念。
5.おまけ:フォンダンチョコレートケーキと自家製バニラアイスクリーム(末っ子のみ)
デザートも、いちいち美味しそうなのですよ。
我が子の中でも特に甘党である末っ子のみデザートを所望したのでオーダー。本人曰く、「美味しかった」そうです。
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いただいたもの:飲み物
実はここPizza 4P'Sはドリンクにもこだわりがあって、オリジナルクラフトビールなど、酒好きの私には来る前段階から飲みたいものがたくさんあった。また、ノンアルコールのドリンクもオリジナルのものが豊富にあって、どれもとても美味しそう。
24時間前の今頃は、フーコック島で体内で逆流してくる油と格闘していた私。もちろんこのタイミングでも万全な体調とは言えなかったが、ほぼ1日絶食して、7割型体調は戻った感があった。
何せ、ベトナムにきてから目覚しく美味しいビールを飲んでいない私。
ここではピザだけではなく、ドリンクも楽しみの一つだったのだ。ドキドキしながらも、質の良さにかけてビールをオーダーすることにした。
1:ゆずウィート
まず1杯目にオーダーしたのが、このゆずウィート。
もはや懐かしくも感じてしまう柚子の風味に、キリッと冷えた口当たりの良さと爽やかさ。
「あー、うまい!」
「美味しい」という実感とともに、心の底から声が漏れた。
それは夫も同様だったようで、
「やっと美味しいビールが飲めた」と。
日本で飲むクラフトビールを彷彿とさせるような、安心できるおいしさがあった。
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2:MIKAN BIA
とはいえ病み上がり(いや、実を言うと、全く上がっていなかったと思う。苦笑)の私。
2杯目を飲もうとしても、重めの飲み物は身体が受け付けない予感がした。ちょうどメニューに、ミカンのビールがあったので、そちらをオーダーすることに。
これまた美味しい・・・!しかし、私としたことが、ボトルの半分ほど飲んだらすっかりお腹がいっぱいになってしまった。
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Pizza 4P'Sはドリンクメニューもとにかく豊富で、なんと日本酒の取り扱いもある。酒豪を自覚している私として、平常時は4〜5杯は余裕でお酒を楽しめる私。ドリンク2杯で終わってしまったことは、大変な不覚であった。
夫も違う種類のものを、2杯ほどオーダーしていた。
このベトナム旅行中で、ここPizza 4P'Sでいただいたビールが、間違いなくもっとも美味しいビールであった。
3.なんとミネラルウォーターが!
我が家の子どもたちは、どこに行っても水を1番に好む。
ジュースでもお茶でもなく、とにかくお水。
ここ4P'Sの素晴らしい点の一つ。なんと、お水を無料で提供してくれるのだ。ベトナム滞在約1週間のうちこういったお店はここが最初で最後だった。
日本では見慣れた風景である、サービス担当の方がピッチャーからお水を注いでくれる様子。その光景に子どもたちも、
「水が、勝手に入っている!」
(いや、目の前で担当のサービスさんがいれてくれていただけどね)
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と、感動している様子だった。
とにかく、至れり尽せり、ジャパニーズクオリティの素晴らしさを思い出させてくれる時間でもあった。
驚愕のお会計
Pizza 4P'sのサイトにメニューがあって、そこに金額の記載もあるため、日本のイタリアンと比較すると驚くほどお手頃な価格でいただけるということは、予めわかってはいた。
とはいえここベトナムもインフレの影響もあり、更には円安。
ただ、待望のお店ということもあったし、せっかくの旅行中である。
「好きなものを好きなだけ食べなさい」と子どもたちにも告げ、夫々が欲望の赴くままにオーダーをしていた。
最終的なお会計はというと、
なんと驚愕の!
1,790,000 VND = 11,200円
だった。これには本当に驚きました。
美味しいし、雰囲気もいいし、何より、安すぎる・・・。
もっとも、日本の麻布台ヒルズの店舗でいただこうと思ったらそうはいかない。ベトナムに来たからこそのお得感ではある。
ここだけのためにまた訪れたい。そう思わせてくれる価値がある
終盤にかけて体調を崩してしまったこともあったが、約1週間のベトナム滞在の中で、ここPizza 4P'Sでの食事が、もっとも心に残り、もっとも印象的な美味しいものであったと思う。
それはやはり、今日の記事の冒頭にも書いた、創業者である益子さんの、
「世界を幸せにできるのは、人々の心を豊かにする小さなきっかけ(ピザパーティーなど)なのかもしれない」
という理念が生きている証であるとも思う。
家族揃って次に旅をするときの行き先はホーチミン以外になるかもしれないが、今やアジアを中心に世界中に店舗のあるPizza 4P'S。
次旅する先に、Pizza 4P'Sがあったのなら、他のお店を比較検討することなく、Pizza 4P'Sへと食事をしに行こうと、堅く誓うのだった。
私:mizutamaについて。
執筆家、香り屋、messenger from KUU。
生きながらその生き様で伝えていきます。
世界中でみつけた、有形無形の美しきものを届ける人。
マガジン「5人家族ヴィンテージマンションリノベ 記」
2023年秋、ひょんなことから賃貸していたヴィンテージマンションの購入、あわせてリノベーションをすることが決まりました。
家族構成は夫、私、高校生、中学生、小学生、合計5人家族。
同じような状況でリノベを検討している方や、状況は違えど住まいやインテリアについて興味を持っていらっしゃる方の何かのヒントになればとnoteの更新を続けております。
100本以上に及ぶ過去記事のINDEXは以下にまとめております。何かのヒントになることがあるかもしれません、ぜひご覧くださいね。
詳細な自己紹介はこちらの記事をどうぞ。
楽天ROOMはじめました。
このnoteで紹介した商品や、これまでの暮らしを通して実際に使ってきた、お気に入りのアイテムたちを紹介しております。
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