【5人家族都心築52年マンションリノベ記】極力統一を意識した真鍮金具(内装編)
こんにちは、mizutamaと申します。
2024年1月11日より都心部にある築52年の自邸を、スケルトンからのリノベ工事中です。4月の今日時点で現場は最終工事に入っており、月末の引き渡しを待っている状況です。
夫、私、高校生、中学生、小学生それぞれ1人ずつ、合計5人家族のヴィンテージマンションリノベ記録。同じような状況でリノベを検討している方や、状況は違えど住まいやインテリアについて興味を持っていらっしゃる方の何かのヒントになればとブログの更新を続けております。
詳細な自己紹介はこちらの記事をご覧になってくださいね。
ここから暫くは、リノベの際選んだ建築材料や建具についてを記録していきます。今日記事にするのは、真鍮金具について。
私と真鍮の物語
今回のリノベでは、居室内の金具を可能な限り真鍮にすることを意識した。(残念ながら全てとはいかなかったが)
真鍮への憧れは、人生で初めてもったブランドのバッグ、ルイヴィトンの金具や付属の南京錠が真鍮製で私にとっての憧れの原風景だったからか。はたまた、同じく人生で華々しく遊んだあの20代に遊びまわったセレクトショップやビストロ、カフェの建具に真鍮が使われていることが多かったからか。とにかく心ときめくアイテム、それが私にとっての真鍮製品であることは間違いないのだ。
はじまりは、真鍮水栓を施工したキッチンへの憧れ
リノベーションが決まり、せっせと情報収集をしていた初期の段階で偶然見かけてしまったつじぽよ。さんの真鍮金具が配された施工事例。これを見て私は閃いた。「このキッチンこそが憧れ・・・!」と。
Pinterest等で熱心に調べてみると、海外のキッチンなどでは真鍮水栓って割とよくある事例のよう。当初は真鍮水栓の採用を真剣に考えていた。
が、某オーダー系キッチンメーカーさんSRヘ訪問した際、あっさりとその夢は破られたのだった(笑)。
経年5年の真鍮水栓は金はどこへ行ったのか、どす黒い塊と化していた。
こういったリアル話を聞くことができるのも、特定のメーカーさんに偏ることなく商品を満遍なく扱う、オーダー系のキッチンメーカーならではなのかもしれない。
真鍮の経年変化については、クリームなどを塗って磨くことで、それなりにメンテできるというのも他方面から情報収集済みはあった。が、何にせよ大量に料理をし、台所や水回りの使用頻度が大変高い我が家である。初日にして真鍮水栓はあっさりと諦めることにしたのだった。早っ。
同様の理由で、イメージ的にはこれまた同じように憧れていた洗面の水栓も、真鍮という選択肢は外すことにしたのだった。
実際真鍮金具を設置した箇所は
かくして、水栓含めた金具は真鍮色統一という当初の夢は、「生活」という血生臭く一生続く現実と天秤にかけ、あっさり諦めることとなった。
その代わり、水回り以外の金具はできる限り真鍮をつけようじゃないかー!と、せっせとPinterestやSNSで真鍮アイテムを探す日々は続いた。
真鍮は銅製で酸化するのでだんだん黒ずんでくる。それが経年変化の良さとも言える。一方で、アンティークゴールドはコーティング加工なので削れたりしない限り、状態が変化しない。
全てを真鍮に統一せず、一部アンティークゴールドを採用したのは、一重に減額目的。ざっくりいって真鍮とアンティークゴールドでは、金額は倍ほど違うのだ。
たとえばキッチンの取手はうちの場合12個購入している。真鍮取手がざっくり2,000円とすると、単純計算で24,000円。アンティークゴールドに代用すると半額の減額になる、といった具合に。
設置してあるのが真鍮か否かなんていうのは、もしかすると選んだ本人とよほどの好き者にしかわからないことかもしれない。元も子もないが全ては自己満足なのだ。
コスパよし。オススメの真鍮金具ショップ
居室内で、主役と脇役とを棲み分け、緩急つけながら選んだ真鍮アイテム。最後の最後カーテンを選ぶ際に「ふさかけをどうするか」問題に直面。最安値のシンプルなものを採用してもよかったのだが、その最安値より百円程度しか金額のあがらない真鍮ふさかけを、デザイナーさんがみつけてくれたのだ。たとえばこのふさかけだったら、ハンガーフックや小物かけにしてもいい。
時すでに遅しだが、こちらはキッチンハンガーに使っても良さそう。いずれ導入を検討しても良いかも。
振り返ると、リノベ業者巡りをしていた時に某会社の担当者さんがいっていた、
といっていたセリフがじんわりと滲み入るのだった。
彼の予言は本当に正しかった。たかが1,000円、されど1,000円の差は大きいのだ。