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5人家族年越し海外旅行 vol.8 最後の晩餐でまさかのアクシデント。フーコック島での食事について
「2025 5人家族年越し海外旅行記」。
今日はvol.8、今回の旅で見舞われた、まさかのアクシデントについて。
前回の記事vol.7では、ギネスで世界最長に認定されているケーブルカーに乗って行った、大型プール施設について書いた。
記事の終わりに書いた通り、帰りがけ立ち寄ったレストランで苦い思いをした後、巡回シャトルバスに乗車してホテル方面へ帰ることに。
ただでさえ1日水遊びをして疲労困憊だった上に、疲労に追い討ちをかけるように勃発した、レストランでのちょっとしたトラブル。
もはや冒険する気力も失せて、その日の夕飯については、滞在しているホテルの目の前にあるレストランに再訪することにした。
※本記事で記載する情報は、あくまで2025年1月訪問時でのものとなります。金額や各種規約などは今後変更の可能性があるため、訪問時にはご自身の責任において最新の情報をお調べください。
※また本記事後半では、表現の内容が不快に感じる方もいらっしゃるかもしれません。お食事中の方、体調不良の方はお読みいただくのをお避けください。
◆◆2025 5人家族年越し海外旅行記 INDEX
vol.1 旅先の決め方
vol.2 すったもんだの航空券手配
vol.3 比較検討に難儀したホテル予約
vol.4 年末年始の成田空港で注意が必要だったこと
vol.5 Day1 移動日 出国〜ベトナム入国、「眠るため」だけに泊まったホテル
vol.6 思いの外よかった、フーコック島で滞在したホテル Day2〜4
vol.7 乗る価値ありすぎな、世界最長ケーブルカー
フーコック島での食事について
これまでプーケット、バリ、と海外のリゾート地をいくつか旅してきた中で見出した法則性。海沿いの大型リゾートホテルによくあるパターン。
それは、繁華街から遠いことが多く、レストランの選択肢が少ないこと。
今回宿泊したニューワールドフーコックは、まさにこのパターンで、JWマリオットなど、大型リゾートホテルが立ち並ぶエリアにあり、ローカルレストランの選択肢が少ないことは予めわかっていた。
とはいえ、もし現地の美味しそうなレストランに行きたくなったら、Grabタクシーを使っていくという選択肢もある。
ところが実際にきて過ごしていると、「そこまで(わざわざタクシーを配車して)行くのも億劫だな」という気持ちが勝ってしまった。更には、我が家の子ども(男子)が偏食傾向にあり、本来で言うと名産であるはずのシーフード類を食べたがらない。
そんなこともあり、結局滞在期間中はホテル内、もしくはホテル徒歩圏内でしか食事をすることはなかった。
フーコック島最後の夜となった3泊目のディナー。
そのディナー先で、完全に想定外のトラブルに見舞われてしまったのだ。
2、3泊目に行ったレストラン
私たちが2日続けて行ったレストラン。
それは、ニューワールドフーコックの正面に向かった広場にある、Com Tho Tay Cam Seafood & Meat BBQ Restaurant。
後述する1日目の夜に行ったレストランがちょっと残念なクオリティだったため、「せっかく旅にきたのだからローカルの美味しいものが食べたいな」、と。調べたところクチコミ評価の悪くないレストランをホテル至近距離に発見。行ってみることにしたのだ。
初日に行ったレストランもクチコミ評価はかなり高く、ところが前評価ほど美味しくなく、期待を裏切られた感があったのだ。
一方、ここCom Tho Tay Cam Seafood & Meat BBQ Restaurantは、私たちがクチコミから受け取った印象とギャップがあまりなく、お値段もリーズナブル、オーダーを取りに来るのも料理の提供もとてもスムーズだった。
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個人的になにより嬉しかったのが、冷えた瓶ビールがあったこと。
前日行った海沿いのレストランでは冷え具合が微妙な缶ビールにしかありつくことができなかった。しかも、氷入りのグラス・・・。
ビール好きを自称する身として、ビールに氷を入れることは解せないのですが、みなさまはいかがでしょうか・・・?
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5人でかなりの量食べて、大人はビールを2杯ずつくらい飲んで、それで最後のお会計は8,000円〜10,000円程度。
ローカルが通うようなレストランにいけば、きっともっとお得なのだろうが、それでもホテル内で食事をするのと比較すると3分の1〜2分の1程度といったところか。
年末年始ということもあってか、連日食べたかったエビ料理にありつけなかったことだけが、残念だった。
1泊目に行ったレストラン
ちなみに初日にいったのは、ホテルのメインプールエリアを抜けてビーチに出て、ホテルを背にして右方向に少し歩いたところのビーチ沿いにある、Ann Seafood。
初日にどうしてここのレストランを選んだかというと、Google口コミが1800件以上ある上、評価が4.7とかなり高ポイントだったこと。
「よほど美味しいんじゃないか」と踏んで、日中わざわざ予約をして訪問した。
ところが、なんというか、普通なのだ、普通。可も不可もない。
こうして1ヶ月以上たった今、振り返ってみても、ここでの食事の味が思い出せないほど、記憶に残らない味だった。
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ここフーコック島では、漁が盛んである。もっとも期待していたイカとグリーンペッパー(フーコック名物)の炒め物。悪くはなかったのだけれど、ボリュームが少なくて、あっという間に食べ終わってしまった・・・。しょぼん。
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ビールはジョッキに氷が入っているのが東南アジアスタイル。
薄くなったビールは個人的に好みではないので、氷は取り除いてビールだけを注いでいただくことにしたのだった。
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味の輪郭がはっきりしていて美味しい。
お会計は当時のレートで日本円換算して約11,000円。
「観光地価格だなぁ」という印象をもった。
唐突に見舞われたトラブル
フーコック島3日間の夕食とレストランでのことにざっと触れたところで、話を本記事のテーマでもある、冒頭に戻そう。
そう、実はこの3日目の食事で、私は想定外のトラブルに見舞われることになった。そのトラブルは、"とあるもの"を1口食べたときに、口腔内に広がる嫌な予感とともにはじまったのだ。
揚げ物に注意せよ!!
連日同じレストラン。
昨晩美味しくいただいたから、安心と信頼をもって再訪したわけで。そんなレストランでトラブルに見舞われるとは微塵も思わなかったのだ。
連日同じ店での食事だが、3日目のこの日は、前日には頼まなかった"とある"メニューを頼んだ。それは、イカリング。諸悪の根源は、先ほどプール帰りに経験した緊張を強いられるトラブル、更には空きっ腹にビール。そしてトドメが、ここで食べたイカリングが最強のトリガーになったと思う。
長女がイカ好きと言うこともあって、喜ぶかなと期待してオーダーしたイカリング。ところが、テーブルに運ばれてきた料理は、想像していたのとイメージが異なったのだ。
想像○:パン粉のついたサクサクイカリング
現実×:ホットケーキのような分厚い衣でつつまれたイカリング
実際我々のテーブルへと届けられたイカリングは、1cmは悠にあろうかと言う、まるでパンのような分厚い衣に包まれていた。単刀直入にいって、イカというより、ほぼ衣。
空きっ腹の私は、ビールと共にそのイカリングをがっつき流し込んだ。
キンキンに冷えたビールに流し込まれたイカリングは、私の食道、そして胃を、まるで黒いヌメヌメとしたオーラを放つかのように、降りて行った。
食べ始めてすぐに感じたのだ。
「やばい、油が上がってくる」
と。
少々の脂汗をかきはじめ、必死にビールでアルコール消毒を試みようとする私。しかしその努力の甲斐も虚しく、2杯目に頼んだビールすら途中で身体が受け付けなくなっていることに気づいたのだった。
元来、"我慢"と"頑張る"が得意な私。
最後は分厚い衣を剥ぎ取り、イカだけの状態にして、注文した商品を食べきったのだった。あがってくる油の気持ち悪さを我慢しながら・・・。
そう、ホテルの部屋は、ここからすぐだ。部屋に戻って横になればきっとよくなるはず、そう願いを込めて。
とまらぬ胃の不快感。眠れぬフーコック島最終日。
※閲覧注意(不快に感じる可能性のある内容を含みます)※
部屋へ戻り、ベッドに横になってほっとしたのも束の間。
先ほどの油があがってくるのが、とまらない・・・。そしてとうとう先ほどの食事から2時間ほど経過したところで、「これで楽になれるかも」と、一度食べたものをトイレで戻したのだ。
幾分楽になった感覚があり、シャワーを浴びてひとまず就寝。
ところが、ここから私の眠れぬフーコックの夜(苦笑)がはじまったのだった。
このあと、ベッドに入ってから明け方3時半近くまで、消化器官からあがってくる油とともに、なんと30分〜1時間吐き通しとなってしまった。
明け方近くになった後半は、体内から戻せるものも何もなかった。だが、とにかく強烈すぎる胃の不快感は落ち着くことがなかった。
ミネラルウォーターを飲んで、吐き出して、を何度か繰り返してようやく不快感がなくなったのは、明け方4時近くだったと思う。このとき口に含んだ水が、やっと身体の細胞に吸収されていくような感覚があった。
安堵して、家族が起床する7時くらいまでの数時間、眠りにつくことができた。
よりによって今日は移動日。身体よ、回復してください。
(ほぼ)眠れぬ夜を越え、何より不安だったのが、この日はホーチミンへ戻る国内線、そして更にはその翌日、日本へ戻るロングフライトが控えていたこと。
公共の場での吐き気はなんとしても避けたい。まして飛行機という密室。
一刻も早くなんとかせねばと、消化に負担のかからないであろう果物とミネラルウォーターだけをとることにした(朝食の美味しいホテルだったのに、残念。泣)。
睡眠不足と夜通しの嘔吐により、かなりの消耗っぷりだった私の身体。
ヘロヘロになりながらもスーツケースのパッキングをし、空港へと向かう準備をすすめたのだった。
さいごに
それにしても、二日酔いや、子どもたちが乳幼児だった頃に持ち帰ってきた胃腸風邪以外で、こんなにも吐き気をおぼえたのは、人生でも初めての経験だったと思う。
そして、その日の夕食で、件のイカリングを食べたのは、私、夫、長女の3人のみ。このような嘔吐症状が出たのは、3人の中でも私のみ。
支払いの時に厨房もちらりと見えて、判断するにレストランの衛生状態は、悪くなかったと思う。であれば、どうしてこのような症状に至ったのか。
これはあくまで私自身の仮説である。
おそらくなのだが、フライヤーの油を、ずっと変えていないのではないか?と。すなわち、極端な話、お店がオープンした何年も前から使っている油を、そのまま使用しているのではないか。
空気、光、温度、水分等との触れ合いにより、食用油は酸化する。酸化した油を摂取すると、胃の不快感や消化器の不調を催すというのはよく知られた話だ。
私自身、日本国内で外食する時やスーパーのお惣菜などで、油の質や状態がよくないものを摂取すると、胃もたれに悩まされる時があるのだ。
実は、義理の妹が仕事でベトナムに数年住んでいたことがあって、帰国後にこのエピソードを共有した。
すると、彼女からこんな話を聞いたのだ。
「私は長く住んでいたので途中からは慣れて、特にトラブルはなかったんです。ただ、外食する時に注意していたことがあって、できるだけ衛生状態が良さそうだったり、お客さんがたくさん入っていたり、常に食糧が新鮮な状態のものがありそうなお店を選ぶようにしていました。」
今回食事をしたお店は衛生状態や混み具合はどちらもクリアしていたと思う。
ただ、あのイカリングの衣の分厚さ。あの分厚い衣にたっぷりと酸化した油が含まれていたとしたら。
加齢と共に年々外食の油に弱くなっている自覚のある私。
次回ベトナムへ行く時は、揚げ物を注文する時はよくよく気を付ける、もしくは食べないようにしようと、教訓にするのだった。
私:mizutamaについて。
執筆家、香り屋、messenger from KUU。
生きながらその生き様で伝えていきます。
世界中でみつけた、有形無形の美しきものを届ける人。
マガジン「5人家族ヴィンテージマンションリノベ 記」
2023年秋、ひょんなことから賃貸していたヴィンテージマンションの購入、あわせてリノベーションをすることが決まりました。
家族構成は夫、私、高校生、中学生、小学生、合計5人家族。
同じような状況でリノベを検討している方や、状況は違えど住まいやインテリアについて興味を持っていらっしゃる方の何かのヒントになればとnoteの更新を続けております。
100本以上に及ぶ過去記事のINDEXは以下にまとめております。何かのヒントになることがあるかもしれません、ぜひご覧くださいね。
詳細な自己紹介はこちらの記事をどうぞ。
楽天ROOMはじめました。
このnoteで紹介した商品や、これまでの暮らしを通して実際に使ってきた、お気に入りのアイテムたちを紹介しております。
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