【5人家族都心ヴィンテージマンションリノベ記】ショールーム巡りキッチン編:LIXIL
キッチンショールーム訪問、2社目はLIXIL。
当初はリノベーションをお願いする会社の選択肢に、「安く仕上げてくれるかな?」と内装屋さんを選択肢に考えていた我が家。こうしてショールームを訪問すること一つとっても、アポイント調整、事前の図面提出や私が伝えている要件の伝達などきめ細かくお膳立ててくれ、見えないサポートでとても助けてもらっていた。
各社に伝えた"私のイメージする理想のキッチン"
住設メーカー最大手、LIXIL SR訪問
行くまでは大していいイメージもなかった
正直、デザイナーさんが調整してくれなかったら、候補にもあがらなかったかもしれないと思うLIXIL(「おしゃれじゃなさそう」という、これは振り返れば私の勝手な思い込み)。ただ、実は我が家より先行して実家のリノベーションをしていた料理上手な母より、
という話を聞いていたのだった。実際実家に帰った際時折キッチンにたつと、収納力、操作性、建て付けの良さ(扉の開閉のスムーズさなど)、実によく計算されていて、「デザインで好みのものがあれば悪くないかも」という気持ちではあった。
大手メーカー SRは広い&豊富な選択肢に再び大混乱
先のブログにも記載した通り、リノベ予算の占有率を占め、変動させる可能性が高いキッチン。こちらLIXILでは、デザイナーさんから予算感別に、松竹梅とシステムキッチンの提案をしてもらっていた。
そして前提として、条件であるハーマンステンレスコンロ+コンベクションオーブンはLIXILのメニューにないため、施主支給での設置となる。
また、食洗機は同様の理由でLIXILにBOSCHの取り扱いがないため、ここでは10万円OFFキャンペーンを実施しているMieleの60cmで。
実際に見た3種類のシステムキッチンとその違い
SRに到着すると、担当者の方がついてくれ、今日SRでみる商品(この日はキッチン、ユニットバス、トイレ)の確認と、所要時間の確認。
LIXILやPanasonic、TOTOなどの大手メーカーのSRはSRの規模感も大きく見て回るものも多いので、荷物を預けられるコインロッカーがあるのはとってもありがたかった。
高いものには理由がある:最上位しか考えられないでしょ
この日は当初90分程度の時間で予定されていた。今回の見積もりに当初入っていたシエラ(梅)に関してはMieleの食洗機を導入することができないので、「これでは元も子もない」と見学対象から除外することに。
とはいえ予算の圧迫を懸念して、実家でも採用している最上位のシエラ(松)、そして予算圧縮対策にノクト(竹)も見させてもらうことに。
考え尽くされ、痒い所に手が届きすぎる繊細な仕様
最初に見せてもらった最上位機種、リシェル。
とにかく痒いところに手が届く。たとえば実家でもオプションで導入していて、「これは便利だなー」と知っていたこの片手で開閉可能な小物入れ。これはリシェルのみしか採用できない機能。
キッチンって毎日結構な時間を使うものですし、料理をすれば油汚れなど飛び散るから、掃除を楽にする意味でも極力コンロやシンク周りに物をおかないのが一番なんですよ。「いかにものをおかずに、隠して置けるか」これが結構主婦的にポイント。
細かな主婦のお悩みニーズを巧みに汲み取り、かつ高い操作性で実現させているのがLIXIL。「日本の大手メーカーって本当にすごいなー」と痛感させられた。
それと、天板のセラミックをはじめ、豊富な選択肢から高級感ある面材を選べるのもリシェルのポイント。
例えばうちのキッチンではこのタイプのセラミックを選んでも金額が同額ということでした。LIXILでは、今流行のモルタル調のキッチンをつくることもできる。
ちなみに収納の操作性も抜群。
大手キッチンメーカーといえば、他にもPanasonic、TOTO、クリナップ等もあるので似たようなキッチンが実現できるメーカーはあるのかもしれない。我が家の場合は時間的にキリがないと考え、大手キッチンメーカーはLIXILのみを見に行くことにした。採用はしなかったけれど、主婦の気持ちが考え研究され尽くされていて、さすがだな、と思わせることばかりでした。
見積もりを依頼するにあたって、その他キッチンの高さ、扉面材、水栓、作業台の面材(ステンレスorセラミック)、取手の種類などを急ぎ足で選んだ。
そしてもう一つ下位の機種、ノクト(竹)をみて触ってみた。例えばノクトではシステムキッチン内のゴミ置き場スペースをつくれない。
また、作業台の種類は確かステンレスのエンボスもしくはヘアラインしか選べない(記憶違いだったらすみません)、扉を引いたときの開閉性やディテールなど、微細な違いが何点か見受けられた。さらっと見た後、「わかりました。やっぱりリシェルの方が俄然いいですね。見積もりはお願いしますが、導入するならリシェルかなと思います」と担当者さんに告げることとなった。
見積もりをお願いしたキッチンは後日VRを送ってくれるとのこと
キッチンの見物で大幅に時間が経過。そのあとトイレ、ユニットバスと見積もり依頼をする必要があったので駆け足でまわることに。
一通り終わった後最後に、
「今日の見積もりはメールもしくは郵送、どちらで送るのがいいか?」と聞かれ、細かな内容は出力された状態の方が理解しやすいので、郵送でお送りするようお願い。そして、今日私が決めていったリシェルのディテールを、我が家の間取りに落とし込んでVRを作成。メールで送ってくれるとのこと。
今回学んだこと&次回活かしたいこと
今回ここLIXILSRにきても感じたこと、それは「色味のイメージが定まっていない」(だから悩んで、決められない)。LIXILでお願いするなら最上位リシェルしか考えられないな、とは思っていたものの、扉面材があまり気に入った色味のものがなかった。モルタル調のものは素敵だなと思ったが、いざ実物を前にすると、「これがコンパクトな我が家にあったら、すごく重すぎて威圧感がすごいな」と。
結果、ステンレス風のシートをチョイス。ただ、これが正解かどうかは、いまいちピントこない状態だった。
この日はこの後、近くにあるウッドワンのSRヘ訪問予定。LIXILでたくさんみて、たくさん決めて、飽和状態のまま、次のSRへと移動したのだった。