家事は誰のもの
数年前に気がついたのだが、
家事は女性がするのものと決まっている訳ではなかった。
昭和生まれのせいか、そう思い込んでいた。
ケッコンしたら、ツマになったら、
美味しいご飯を作って、
家のことをマメにやって、
あたたかい家庭を気づくのだと。
働きながら、
子育てしながら、
地域の役員やPTA活動、
家族や親族のケア、
全部自分の仕事だと思い込んでいた。
やることが多すぎて、
全部行き届かない。
そんな自分を責め、責められて、
惨めな思いをしたこともあった。
家事は女性の仕事と決まっている訳じゃない。
そのことを知って以来、
ケッコン生活がやたら窮屈になった。
今更、家事を分担しようと、
話し合う気力はない。
ただ自分やパートナーが仕事をやめたとき、
このまま誰かの世話をする人生は続けられないと思う。