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今日のできごと2—川崎大師

今、その昔、東横線が通っていた線路跡地をリノベしたという複合商業施設(追記:あとで調べたらログロード代官山というところでした)の一角にあるカフェで、ホットブラックティーを飲みながらこれを書いている。

あの後ほぼ予定通りにYさんと渋谷で合流、品川から京急線に乗り換えて川崎大師に行ってきた。

思っていた以上の参拝客の多さだったけれど、駅からの参道は交通規制されていて、商店街?からずっと屋台や露店がたくさん出ていて賑わっていたけれど、特に人混みでごった返して渋滞しているわけでもなく、ある程度往路の人の流れと復路の人の流れがちゃんとできてて、よその人とすれ違うために立ち止まったりおしくらまんじゅうしたりすることもなく、程よくのどかに参道の右左を見渡しながらぶらぶら歩いて行けた。

お参りの前に腹ごしらえということで、まとめサイトで調べていたお蕎麦屋さんへ。Yさんはせいろそば大盛、私は温かいなめこそばを食べた。少しお高めだったけれど、お出汁が流石の美味しさだった。なめこの他に短冊状に切られた長ねぎと、トッピング的に鶏肉が入っていた。実は山菜そばとも迷ったんだけれど、山菜そばは食べたことがあるし、なめこそばは体が温まりそうだったので選んでみた。なめこそばを食べたのは初めてだったので、なんというかなめこ以外にこういう具材が入っているのか、という驚きと感動で、勇気出して選んでよかったなと思う。

お腹も満たされたところで万全の態勢でいざ出陣、とばかりに勇んで参拝の流れにまた入って行くと、門前で既に入場規制がされていた。さすがは関東三大大師の一つだね、とYさんが教えてくれた。でも結果としてはスムーズな入場誘導のおかげで大して待たされることなく適度なペースで進んだし、お腹もいっぱいでご機嫌だし、15時くらいだったことと風もほとんどなくかなり気候がよくて、待つのもまったく苦にならずに無事に参拝を果たすことができた。

ウェザーニュースによれば明日からはまた気温が下がるそうなので、やっぱり今日来ておいて正解だったと思う。

お参りの後、駅前に戻ったところで、ごりやく通りという名前の案内板を見つけて、徒歩圏内に別で2ヶ所神社があると知って、急遽散策続行。

2件目に行った神明神社は随分あっさりとしたシンプルな佇まいで、あまりひと気がなかった。それ自体は特に珍しいことではないのだけれども、なんだか境内に車がたくさん停められていて、というかなんなら本宮の目の前に参道を踏むようにして車がどんと停まっていて、ちょっといくらなんでもひどいと思った。氏子さんとか何も言わないのかなと。

半分駐車場化している神社は沢山見てきたけれど、歴代ワーストの扱いを受けているように感じた(個人の意見)。かといって完全放置で荒れているという感じでもなく、手水舎などの設備や境内そのものは一応の手入れはされていて、隣には小学校だか中学校があり、なんだかよくわからない。

川崎大師の威光が強すぎて、影が薄いというか、市民にあまりありがたがられてない神社なのかもしれないな、と思った。

気を取り直して3件目の若宮八幡宮。駅が目と鼻の先という好立地だからかもしれないけれど、ここは結構立派な造りで、お参りする人の往来もそこそこあった。

敷地内にはお稲荷さまのお社もあり、さらには現地で初めて知ったのだけれど金山神社といって、俗称かなまら様というらしく、テレビか本か何かで見た事はあったものの、男性の下半身の象徴のモニュメント?が祀られていて驚いた。子宝祈願、安産祈願の他に夫婦和合のご利益もあるのだとか。せっかくなのでそこでもお参りした。手を合わせながらつい笑ってしまう。

数時間でまとめて3ヶ所もお参りできるなんて、とお得感のある参拝散歩になった。京都や奈良は神社仏閣があり過ぎて参拝インフレになるので、半日で巡るならこのくらいが丁度よい。

Yさんと電車で恵比寿駅まで戻り、その時点でまだ8000歩いくらとまだ歩き足りなかったので、Yさんと別れて恵比寿から歩いて帰ることにした。Yさんも新宿にまたレコード探しに行くというので、今夜の夕飯は各自で、ということになった。

それで現在に至るわけなのだけど、つい川崎大師で揚げまんじゅう一つ買い食いしちゃったしなと。しかもコートのポケットの中には、即時食べるつもりで買った、元祖久寿餅住吉屋総本店の麩まんじゅうが一つ。Yさんが二人分の久寿餅を買ってお持ち帰りしているし、節約もしたいし、カロリー消費もしたいし、この後はどこにも寄らずに歩いて帰るのが一番なんだけど、どうかなあ、できるかなあ。

ここのところ意志が弱くなり過ぎててまったく自信がない。行動力と意志力がすべて寒さに奪われてるように思えてならない。早く春が来ないかな。


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