きょうのMy ラブ 和菓子 2
六本木ミッドタウンへ行ってきました。
そこでいただいた本日の和菓子。
サントリー美術館併設のカフェ、
加賀麩 不室屋 の 期間限定 梅扇ふやき最中とお抹茶セットです。
サントリー美術館の開催中の企画展にちなんだ限定メニューということで、限定モノに弱い私は素直に限定メニューをチョイス。
(ちなみにテーマとなっている肝心の美術館の企画展ですが、私は見ていません。)
この梅扇、というのはあくまで最中の形状のみを指していて、梅型最中の中身は小倉粒あん、扇型最中の中身が柚子風味の白あんでした。
まずは先に梅型最中から。
サクッ…!
…!!!
サックサクの最中の皮に、一人無言で思わず瞠目。噛むたびにあんまりサクサクと音を立てるので、隣のテーブルまで聞こえてるんじゃないかと思うほど軽快な破砕音。
中に詰まった小倉あんはひんやりと冷たい。最中というと、皮からあんこの中心まで常温のイメージが定着しているので、いろんな既成概念が覆されて軽く戸惑う。まったく新しい最中の味わい方でした(私の中で)。
これが噂に聞いていた「詰めたての最中」か…!
あんと最中の皮—最中業界では最中の皮のことを種と呼ぶらしいーの分離型セルフ詰めこみ方式、巷で流行ってるなあと思って今まで傍観していたのですが、ちょっとしたアトラクションに近い食べものになりますね。わざわざ自分で詰めるとか、手を汚しそうだし面倒だなあと思っていましたが、このサクサクは間違いなく癖になります。
たとえるなら緩衝材のプチプチを潰すのに近い快感。
常温あんこの予めみっちりきれいに詰め込み済みの一体型方式も、食べると上顎に種が張り付いてくるプロセス含めて私は大好きなんですが、最中に苦手意識をお持ちの方にはこちらを試していただけますと人生変わると思います。
これは、手が汚れようが手間がかかろうが、分離型セルフ詰め方式で詰めたてをいただく方が断然楽しいです。たいへん痛快な体験です。しかもここの場合、スタッフが直前に詰めてくれて、あとは美味しくいただくだけの完全いいとこ取りができますよ。
続いての扇型最中。こちらももちろん期待通りにサックサク。
艶やかで瑞々しい白こしあん。柚子の風味が白あんの控えめな甘さに清涼感を添えて、スッキリとした味わい。そしてなめらかな舌触り…365日の白こしあんぱんを思い出す。
お店のスタッフはバイトで入っているだけであんこの素材なんて聞かれても困るだろうな、(他の食事メニューの味付けについて中年女性が何度も質問してて困っていた)と思いやめておきましたが、改めて365日の白こしあんについて調べたら北海道産の大手亡という白インゲン豆のあんこだと判明。したがってこの柚子あんも白の大手亡、あるいは手亡豆と思われます。
今日のまとめ。
白あんは大手亡を選ぶが吉。
分離型セルフ詰め方式最中、今度どこかで見かけたら次は買います!
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