プレミアムデー
今勤めている職場では、奇跡のようにプレミアムフライデーがある。しかも業務内容の特性上、全員が一斉に休むとかえって支障が出るので、業務の閑散期である下旬、20〜31日の間なら、各自それぞれの担務見合いで自由に日程を選んで15時に早上がりができるという、かなり穏健な運用だ。(まあ、それだけ明白にうちの部署の下旬の業務量が薄いからとも言える。会社としても無駄なコストをかけずに済むのでお互い様だ)
というわけで、今日は急遽その早上がりチケットを使った。今日の自分の関わる経理サポート業務がどれも今主管からの連絡待ちやら、請求書到着待ちやら、経理部の承認待ちやら、すべてが「待機」で、書類整理やら報告書の作成も全部済ませてしまい、やることがほんとにないに等しい状態だからだ。
明日は他の人が有休を取る兼ね合いで抜けられないし、火曜は異動してきた新しい管理者の歓迎会があるし、月曜あたりには諸々のメールやら承認やら請求書やらも来るだろう。
そんな理由で突然ながら今日は早抜け。ぴったり15時に打刻。木曜なのでプレミアムサーズデー、と。(寒。)
会社を出て、まっすぐに向かったのは、アトレ恵比寿 本館3階にある、にほんばし えいたろう。
にほんばし えいたろうは、江戸時代から日本橋にある老舗和菓子屋「榮太樓總本鋪」から派生した新ブランドだ。
HPのブランド紹介によれば、「江戸時代から続く榮太樓總本鋪の和菓子の技術を今に生かし、もっともっと和菓子を子供達にも若い人たちにも安心安全なおやつとして気楽に親しんでもらいたいという思いでつくりました。これからも新しいおやつを作り続けてまいります。」
とのこと。
本家本元の榮太樓總本鋪の看板商品といえば何と言っても「金つば」だ。金つばという菓子の名前の由来である、刀の鍔(つば)を模した円形の形状を江戸の頃から現在も守り続けている。和菓子や日本の銘菓に関する書籍なら大体載っている。というか金つばを語るなら絶対に避けることのできない超ロングセラー商品なのだけれど、まだそちらは賞味できていないので、近いうちに食べておきたい和菓子の一つだ。せっかく東京にいるので日本橋の本店で買いたい気持ちもあるものの、アトレ恵比寿店でも常設販売しているので、そのうち買ってしまうかもしれない(^^;。
今日のところは店先で迷いに迷って、「アトレ恵比寿店限定」札のついていた
美味どら もち入り 200円 と
美味どら 芋 150円 を購入。
日持ちが今日中ということで、近くのドトールで早速いただくことに。
ブレンドコーヒー(S)と、もちどら。
ホットケーキみたいなきれいなきつね色のしっとりぶ厚いどら焼き生地に、やわらかな求肥の皮に包まれたたっぷりのつぶし餡がはさみ込まれている。手に持てば、餡の重みがずっしりと感じられてうれしい。
甘さ控えめであっという間に胃袋に収まってしまったけれども、小ぶりなその見た目に反して、どら焼き生地が厚みがあるのと、求肥が入っているからか、一つ食べただけでもなかなかの満腹感。なので芋どらは夜にまたゆっくりいただくことにしよう。思った以上に食べ応え充分で腹持ちよく、コスパがよくて、大満足の一品◎。
さつま芋餡をたっぷりはさんだ美味どら 芋 もずっしり。
食べやすいようにと、ハンバーガーのような紙包みになっている。かわいらしいロゴ。
アトレ恵比寿店限定だなんて、勿体ないおいしさ。恵比寿が勤務地ならではの役得だけれど、にほんばしえいたろう自体は日本各地にあるのに、申し訳ないような。お近くにお越しの際はぜひご賞味あれ。
ちなみに求肥のないつぶし餡のみの美味どらもあり、そちらは150円。最初は最もオーソドックスなそちらから試すべきだったかもしれないけれども、実は昨日の会社帰りに下見にいったら、もち入りが売り切れていたもので。見るからにもっちりおいしそうな、艶めかしい求肥の透き通る白い肌の魅力には抗えなかった…。
早い時間帯でなければ買えないお品となれば、この機会を逃すわけにはいきません。
ところでにほんばし えいたろうでは「美味どら」シリーズの他に「ふわどら」シリーズもあって、そちらはつぶし餡との組み合わせに生クリームやバターがはさんである洋風仕上げ。またの機会にいつかそちらもぜひ食べてみたいと思う。
そういえば最近はあまりコーヒーを飲みたい、と思うことがなくなってきていたのだけど、今日は久しぶりに、自然に、美味しいコーヒーが飲みたいな、という気持ちになれたので、コーヒーを選んでみた。
あんまりにもコーヒー欲が起きなくなっていたので、味覚が変わってしまったのかと少し不安だったけれど、コーヒーが嫌いになったわけではないようで良かった。
さあ、そろそろおうちに帰って夕飯の支度をしましょうか。今夜は何を作ろうかな〜。