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オレゴンの初体験。メンタルクライシスの救急現場。

50歳になってハワイで診断を受けた発達障害の私。ハワイ、カイルアからオレゴンに引っ越しを準備中。
しかもこの街は、全く勝手の違う田舎の農村、オレゴン州、海岸線の街、ティラモック。
ここでこれから夫と2人でどうやって暮らしていくのかと考えただけでびびってしまいます。
でも、私はもうここにいると決めたから、引き返せない。
毎日、孤独と戦っているうちに、ついにやってきました。激うつ。

過去5年間の、ハワイでの障害者としての生存していくためのサバイバルモードのため、リラックスしてと言われてもできず、次から次へと私の脳は何かしないといけないと言う、脅迫、観念がいつもありすることがないと、さらにその強迫観念はひどくなり、自分がここにいていいのかどうかがわからなくなる。

そんなことをして、何になるのかと他人が見たら思うことでしょう。
しかし、私の中にあるシステムが完全に、生きるか死ぬかと言う。いつも張り詰めた状態が続いていた事は確か。
張り詰めなければ、一体どういう状態が普通なのかも覚えていない位。
ハワイでの、生活は、美しい風景とは、裏腹に、それなりに辛かった。
でも、やっぱりハワイが恋しい。Hawaiiの病院だったら想像もできないような、また違うメンタルヘルスの現場を知りました。

朝起きたら、夫にもうダメかもしれないからと告げたら、病院に行こうと、90分走って行ったことのない救急病棟へ。
どうしましたか?と言われても、メンタルクライシスです。としか言いようがありませんでした。

もちろん、アスペルガーです。とかオーティズム/日本で言う発達障害と伝えたところで、帰ってくる反応は、もちろん期待できるものではないし。
と言いながらも伝えました。まだ帰ってきた。

救急病院にほんとに連れて行ってもらっても、老人や怪我をした人が先で、私は頭の中では、私も夫も、ここにとても大変な病気になっていて、死にかかっている人がいます。
と、言いたいところだが、それは私がほんとに自分で命を立とうとする行為に至るまでは、何事もなかったかのように周りが覚えているような気がしました。

私にとっては子供のことからある。このパニック/死んでしまう/もうこれ以上この世に自分が存在したくない/誰か私の命を止めてください。/生きるのが怖いよー。
と言う循環が頭の中に充満して、寝ることも食べることもできなくなったりする時が時々起きるんです。

だからといって、病院に行って何をしてくれるのかって?

今回の病院は、精神病棟があると思って言ったのに、コロナだった私の検査は10日たってもPCRではまだ陽性だったため、最後の最後、12時間位待って、結局、入院させてもらえませんでした。
そりゃそうですよね。コロナをキャリーしている私がみんなが精神的に落ち着こうと入院している最中にウロウロしていたら、誰もリラックスできないですよね。

精神病棟に入院したのは初めてでは無いのですが、行きたいと自分で思ったのは初めてです。

行きたいと思って行ったのに、入院させてもらえなかったのはとっても悲しかったけど、これも新しいパターンですね。

結局、病院で最後に、ヘロヘロになる精神安定剤をもらってぐっすり寝たので、翌朝快適に目覚め、夫の勧めで牧場の横のとうもろこし、畑の横お散歩。
もう大丈夫って自分で思ったけど、その確信になるものは何もありませんでした。

案の定大丈夫じゃなくなって、今朝、またすごいパニックが起きて、ホットラインなどあっちこっちに電話をして大騒ぎ。

ほんとにこのアスペルガーさんて、どうにかしてもらいたいよ。

まるで違う人格の人が、私の中にいて、もうここにいてはいけませんと言われているような気がする位、理屈では考えられない。恐怖に襲われたり、何事もなかったように、元の世界に戻ってくれる時もあります。

今日はさすがにもうだめだ、もしかして頭を自分でぶち割ってしまうのではないかと思うほどの、激しい自分への感情。 これを何とか収めてくれたのは同じく高機能障害、アスペルガーのトリニダ人の、私のことをママと呼んでくれる。40代の彼女。
彼女のブラックの腹の底から出てくる、声と言葉で、私は自分の生きる道を探したような気がします。

これからもいろいろあるだろうけど、自分がオーティズムであると言うことを全面的に受け入れて、徹底的に癒そうと覚悟を決めました。

全世界のオーティズムの方々。そして、診断を受ける機会のないまま、大人になった方たち。
ゆっくりゆっくり行きましょう。癒しは必ず訪れるはずです。
私は今回のギリギリの線まで行ってそのように感じました。

彼女の勧めでお風呂に入って、少ししたら歯磨きもできるようになりました。
やっぱり自分の顔はまだ鏡でなかなか見れないけど、明日から少し笑う練習をしようと思います。

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