サイレントオープンにした理由
自分は田舎でカフェの運営をしています。
オープンしてから3年が経過しましたが、ありがたいことに営業を続けられています。
今までのことを考えると、オープン時にやってよかったと思うことがあります。
それが、
「サイレントオープン」です。
サイレントオープンとは、お店を開店する時に宣伝なくオープンすることを言います。
なぜ、1番お客様への注目を集められる時にサイレントにしたのか?
「お客様を集めたくない」からです。
お客様に来てもらわないと営業できないではないかと思いますが、最初は集め過ぎてもダメです。
もちろん、出店場所や業種によって条件は変わりますが、人口の少ない田舎ではあまり宣伝しすぎると良くありません。
人口の少ない田舎でお店を継続させることでもっとも重要なのが、「リピーター」の存在になります。
都会だと逆に宣伝をしないといけないと思います。なぜなら、人口が多い上同業者も多い環境なので宣伝しないとお店の存在を知ってもらえるまでに潰れてしまう可能性があるからです。
田舎と都会ではどちらも「リピーター」の存在は大切ですが、特に人口の少ない田舎では「リピーター」の存在がより大事になります。
では、なぜオープン時に集めていけないのか?
最初は予想外なことが必ず発生するものだからです。
お店をオープンする前には入念に準備をすると思いますが、いざお客様を迎えると予想外なことが起きます。
それは、実際の流れを把握できないことで起こります。これは正直しょうがないことではありますが、お客様には通用しません。
思った以上に提供時間がかかってしまったり、在庫切れになった時にお客様は諦めて帰ってしまうかもしれません。
さらに、そんな状況で買うのでお客様からすればさぞいい商品なんだろうと思い買ったはものの「大したことない」と思われ1回限りのご縁になってしまうこともあります。
もちろん、素晴らしい商品を出すことが何よりも大切ですが、心理としてそんなお客様で群がっている状況だと思っている以上に「期待」して買うことになるので、そこに不手際が起こるとマイナスなイメージがつき、リピートにつながりません。
だからこそ、最初はお客様を集めてはいけないのです。
対策としては、プレオープンをしてみることです。
本番までに何回か少しお客様にサービスをした上でプレオープンをしてみて流れを把握しておいた方がいいです。
また、そのプレオープンの時のサービスに自分たちがお客様のことを覚えておけるようにすると、実際にオープンした時に来てもらった時にその時の話をすれば行為印象に繋がります。
人口が少ない田舎だとどうしても1人に何回も来てもらえるようにしないと続きません。
だからこそ、一人一人を大切にするという意味でもサイレントオープンがいいのです。