大、中小企業と張り合うな
自分は今個人事業主で飲食店を運営しています。
運営していて思うことがあります。
それは、
大、中小企業と張り合ってはいけない
ということです。
張り合うと言っても、金額を同じにすることや同じシステムを取り入れるようなことはできません。
なぜなら、資本力や人員が違いすぎるからです。
大規模な会社が出せる金額というのは、原価率がかなり低いことがあります。
コンビニコーヒーと比べるとわかりますが、コンビニコーヒーは安くて100円ほどで買えますが、個人店だと原価的に100円を超えることがほとんどだと思います。
これで同じ金額で販売すると何も残らないか赤字になってしまいます。
大企業となると仕入れ量や販売量が桁違いになりますので、それだけコストを下げることができます。だから100円でもコーヒーを販売することができます。100円コーヒーだけでは利益はあまりよくないと思いますが、結果的に売れる量も多いので儲けることができます。
それを真似しても良い結果にはなりません。
では個人店ではどうすればいいのか?
大企業、中小企業とは張り合わずに真似できそうな部分の真似をすると同時に個人店にしかない強みを生かすことが大切になります。
個人店の強みとは?
お客様一人ひとりとのコミュニケーションです。
大企業、中小企業だと正確なマニュアルがあります。
お客様が来店してから退店までのマニュアルが存在します。
マニュアル通りに行うと誰でもでき、売上も確保できる素晴らしい仕組みです。
知り合いとかでなければほとんどマニュアル以外の会話をすることはないと思います。
一方で個人店だと雇用人数にもよりますが、コンビニほどのマニュアルを取り入れていないと思います。
これこそが個人店としての強みです。
お客様のことを覚えて適度なコミュニケーションを取ることによってお客様にお店の良さを伝えることができます。
過去の記事でお店づくりで大切なことを書かせていただきましたのでよければご覧ください。
大企業、中小企業とでは、1人あたりのお客様対応時間が異なります。
大企業、中小企業はよりお客様の回転率を高めるイメージで、個人はお客様との会話ん大切にして単価を上げるようにするイメージですね。
なので、個人店が大企業、中小企業と同じことを真似しても勝てません。
それよりも、よりお客様一人ひとりを大切なお客様として迎えることがポイントになります。