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資格ばかりの人生
資格は重要だと思いますか?
「はい」でもあるし、「いいえ」でもあると思います。
本人次第だと思います。
でも基本的に資格はいらないと考えています。
その理由としては、
・資格は仕事のクオリティを上げる要因のひとつでしかない。
・資格の勉強をしているだけだと人生経験が疎かになってしまう。
・資格は使いこなせて初めて意味がある。
以上の点を踏まえて個人的には資格はそれほど重要ではないと考えます。
資格というのは、あくまで仕事のクオリティを上げる要因でしかありません。
自分が経営しているカフェで考えてみると、カフェを営業するためには食品衛生責任者という資格が必要になります。
この資格は飲食店を始める場合に絶対にないといけない資格ですので仕事のクオリティ以前の話になります。
その他に取らないといけない資格はほぼありません。
つまり、食品衛生責任者の資格のみで営業できるのです。
自分が作る料理が上手い不味いに関係なく営業できるのです。
自分の場合、この他に取った資格の中にコーヒーソムリエという資格があります。
この資格はコーヒーについての一定の知識を持っていますよという簡単な証明になるものですが、これを持ったからといってお店のクオリティが上がったかというとほぼありません。
お客様に当店が使用するコーヒーについて少し詳しくなったくらいでこの資格があるから売れているわけではありません。
あくまで、お店の雰囲気や味でご来店していただけています。
このように必須なもの(この資格がないとできないこと)以外はあくまでクオリティをあげることでしか活用できないので資格を取れば儲かるわけではありません。
それよりも大切なのは、経験を積むことです。
例えばお店を持ちたいと思い、その初めの一歩として資格の勉強をすることがあるかと思いますが必須なもの以外は、資格を取るよりも実際にお店をやってみることがとても大切です。
なぜなら、資格で勉強したことがそのまま生きることはあり得ないからです。
どんなに書籍で勉強をしたとしても、そのまま学んだことが通用することはありません。
もしそれで成功できるのであれば、自分も今頃億万長者になっているはずです。
リアルを経験するほど価値のあることはありません。
そのリアルの中でより成功に近づくために知識が必要になるし、資格が生きるのです。
資格に時間を費やすのではなく、実体験に時間をかけるとより良くなります。
その他にいろいろな資格を持っている方を見かけます。
特に理由もなく取得した人も多いのではないでしょうか?
ですが、これもあまり意味がないと思います。
なぜなら、資格というのは活用できて効果が発揮できるものだからです。
資格を持っていれば有利ということもありますが、本来資格というのは持つことで効率よく仕事を進めて報酬を得るために使うものです。
持っている数が多ければいいのではなく、効率よく使う技術を得られることに価値があるのです。
資格ホルダーという言葉がありますが、目的がはっきりしていない資格を取るのであれば実体験に時間とお金を使ったほうがよりいい人生になると思います。
資格というのはあくまで人生をよりよくするためのサポート素材みたいなもので、それを持っているからよくなるわけではありません。それよりも実体験に費やす方がいい人生を過ごせる可能性が高いと思います。