「大リーガー千賀滉大」ついに現実に…の記事
先日の吉田正尚選手に続き、海外FA権を取得しMLB挑戦を希望していたソフトバンクの千賀投手、ニューヨークメッツと契約合意決まりましたね。
いやぁ、本当に良かった。育成でプロ入りした選手で初めてのMLB移籍。1つ新たな歴史を作ったし、育成から入った選手でもMLB選手になれるんだよという夢と希望を与えたと思う。
そして何より、MLB移籍を希望してから実現までにかかった年月が長かっただけに…
MLB移籍までの長い年月…
千賀投手はかなり前からMLBに行きたいと訴えてた。記事にもある通り2017年からポスティングシステムによる移籍を希望しながらも球団からは認められず、ようやく今年に海外FA権を取得し権利を行使し今に至る…
そんなこんなで年齢は29歳…
もう少し若い時に行ってほしかったというのが個人的な思いだが、同じ思いを抱いた方も多くいると思う。
過去の投稿「ソフトバンクが4軍設立」の中で"ソフトバンクがMLBのチームにも勝てる球団を目指している"と書いたが、12球団の中でしっかりとしたビジョンを掲げている球団だけあって、選手の希望とはいえ移籍できる権利を取得できるまでは決して認めないという方針は揺るがなかったのだろう…
とはいえ、行きたい、少しでも若い時に挑戦したい、という選手の思いがあるなら、「わかった、その代わり絶対活躍してくれよ」「抜けた代わりの選手を育ててやる」くらいに送り出して良かったのではないのかなと…
いまだ閉鎖的な感じが残る日本野球界
球団によって方針は異なるだろうし、その時々の事情もあるだろう。
但し、日本のプロ野球界にとって主力選手に出られたら日本の野球が…という閉鎖的な文化が根強く残っているように思う…
育成入団した選手をMLBに評価される選手にまで育てたぞ、そういう選手をもっと増やそう、日本選手のレベルを高め実力を認めさせよう、NPB全体がそのようなビジョンを作るべきだと思うし、野球をしている子どもたちにとっても夢が膨らむはずだ。
夢実現のために野球の裾野拡大を…
前回の投稿の中で"どのチームにも必ず日本人が在籍し出場できる光景を"と書いたが、少しでも多くの野球選手にMLBを目指す機会を拡げるために、夢を実現するために、野球の裾野拡大をしてほしい。
例えば事あるごとに話題に上がる球団増設、これを是非とも実現してほしいと思う。
せっかくプロ野球選手という夢を実現しながら球団から戦力外通告を受け数年で辞めざるをえない選手が毎年多く出てくるが、球団が1つ2つ多ければ続けられる機会があったかもしれないし、機会を失くしたことで千賀投手のように育成からMLBを実現できる可能性を摘み取ってかもしれない。
いずれにしても、野球が好きな人にとって夢があるなと思える野球界を、野球をしている子どもたちにとって夢膨らむ野球界を作ってほしい…
時代遅れのスポーツとして衰退し時すでに遅しとなる前に…