NPB2軍参入 7月末までに申請するのはどこだろう
24年シーズンより2軍参入するための申請期限(7月末)が迫ってきたが果たしていくつの球団、組織が申請するのだろうか。
プロ野球の発展と野球振興が大きな目的だが、現在イースタン7球団とウエスタン5球団に分かれている2軍の球団数をそれぞれ偶数にしたいというのがそもそもの出発点。
よって、イースタンに1球団、ウエスタンに1球団の計2球団を増やすことが目安となっている。
申請後の24年シーズンからの新規参入までのプロセスは以下の通り。
・9月末をめどに試合運営面、選手育成面、球団経営面などについて、書面での1次審査を実施。
・11月末までにヒアリングや視察などの2次審査を行い、オーナー会議での承認
申請を表明しているのは?
まずは栃木県に本拠地に構えるエイジェック。
次に独立リーグに所属する新潟。
更には、資金確保の見通しがつけば申請するかもしれない同じく独立リーグに所属している熊本。
最後に、1番最初に2軍参入を目指すことを表明した静岡。
野球界にとって裾野を拡げることは重要
2軍のみへの参入により果たして球団にとってメリットはあるのか、採算は取れるのか、など様々な意見はあるが、申請を予定する球団・組織はメリットデメリット含め総合的に参入できる、参入する価値があると判断したから申請するわけで、当然蓋を開けてみたらこんなはずでは…というのはビジネスである以上可能性はあるものの、勝手なことを言う外野の声は一旦ほっとくとして…
2軍とはいえプロの野球を身近で観ることの出来ない地域は全国にたくさん存在する。
2軍とはいえ過去1軍で活躍した選手、怪我で調整中の選手、アマチュア時代に有名だった選手、若手で1軍での活躍を期待される選手達がプレーする。
これら選手達のプレーを観られる、プロの迫力を感じられる、生の野球に触れられる地域を増やす、機会を作る…
今回の2軍への新規参入は少子化の割合以上に減少している野球人口の歯止め、野球に興味を持ってもらうためのきっかけ作りの策の一つとしてとても重要だと思う。
決して球団数の数合わせのためとは言わず、決して2球団だけとは言わず、参入条件をクリアした球団・組織を全て承認してほしいと思う。