5年後には高校野球を取り巻く環境が更に大きく変わるだろう
なかなか興味深い数字だなと思う。
何かというと、高野連に加盟している3,818校を対象とした5年ごとに行う実態調査結果のことである。
「部員10人未満」の学校が509校(13.4%)
5年前の304校(7.8%)から増加。
9人いれば単独で出場できるが、おそらく他部からの助っ人や他校との合同チームを組まないと試合に出来ない学校がほとんどで、それすら諦め公式戦に出場しない学校や部員数ゼロの学校もあるのだろう…
「部員30人未満」の学校が797校(21%)
上の「10年未満」に加え「100人以上」「60人未満」を含めた中で1番割合の多いのがこの「30人未満」とのこと。
単純平均して1学年10人未満になるが、毎年部員数が減っている現状より、学年が下がるにつれて部員数は少なくなっているはずだ。
30人未満のうち10人以上20人未満の学校がどの程度あるのかわからないが、この傾向が続くと5年後の調査ではこの集団がそのまま「10人未満」に移ってもおかしくない。
5年後には全体の3割以上が単独で出場できなくなる?
少子化に伴う部員数の減少は決して野球部だけの話ではない。そもそも部活に加入する生徒自体も減っている。
ただ、坊主が野球部入部を躊躇う理由の1つと以前から言われながらも未だに1,000校以上が頭髪を丸刈りに取り決め…
この実態調査も以前から行なっているようだが、結果に対して何か取り組んでいるのだろうか…
この実態調査は次回5年後に行われるのだろうが、場合によっては腰を抜かす結果になるのではなかろうか…