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吉田正 レッドソックスと交渉解禁即合意…の記事
いやぁ、決まるの早かったですね、ボストンレッドソックスと5年約120億円で合意!
吉田といえば、サッカー日本代表の吉田麻也、いやいや、野球界では吉田正尚選手!
今回のスピード決着、合意金額はもちろん驚きだが何が凄いかって"スコット・ボラス"という代理人…日本人選手がMLB挑戦する際に必ず出てくるこの名前。
今回は吉田選手の特徴を捉え、その特徴とマッチする球場がボストンだったようで、そこでしっかりと大型契約を取ってくる。恐るべし…
但し、この投稿で伝えたいことはボラス氏の凄さではないのでこのくらいにして…
伸び悩むMLB所属日本人選手数
さて、MLBに挑戦する日本人の話に戻すと、ここ5年間でMLBに挑戦した日本人野手は大谷に始まり、筒香、秋山、鈴木誠也。いずれも二刀流、HR王、年間最多安打など日本を代表する選手だったが(大谷は別格として)壁にぶち当たってきた…
2001年に日本人野手として初めて海を渡ったイチロー氏がマリナーズ球団殿堂入りした2022年の会見で当時の思いを以下のように言っていた。
「いずれ各チームに野手は最低1人ずつ、最低ですよ。そんな状況が20年経てば考えられなくもないって思ってました」
ところが、
「全然そんなことなかった。当時とそんなに感覚は変わらない、少なすぎますね」
それには様々な要因があるのだろうが…
但し、大谷翔平選手の活躍の影響か分からないが、少なくとも野球をする子どもたちにとっては今やNPBではなくMLBの方に興味が向いている。
吉田正尚選手は小学校の卒業アルバムに"メジャーリーガーになりたい"と書いていたらしい。
以前私が公園でキャッチボールをしていた子どもたちに好きな球団を聞いたところ、4人中3人がMLBの球団名を答えた。
昔では到底ありえない。
であれば、このオフにMLB挑戦を決めた阪神藤浪投手のように選手本人が若い時からのMLB挑戦を希望するならそれを後押しする流れにNPB全体がなればいいと思うのだがそこには…
野球界の時代遅れな意見・考え・制度
今でこそポスティング制度を使い若い時から挑戦を希望する選手に対して球団も容認するようになってきたが、それでも野球界は日本にいるべきという風潮が残ってる気がする。
というのも
-NPBのレベルが下がってしまう…
-NPBはMLBの2軍になる…
-MLBでは通用するわけないよ…
-まずは日本でしっかり実績を…
-育ててくれた球団やファンへの恩返しを…
という古い考えや挑戦する前からの否定的意見。
-NPBのドラフトを拒否して国外球団と契約したアマチュア選手は日本球界復帰後2.3年はNPBと契約できない…(今は撤廃されたが)
-ポスティング自体認めない…
-海外FA権獲得までの厳しい条件(獲得できた時にはピーク過ぎ)
と挑戦を阻む規制や方針。
-この選手でも通用しない、戦力外になる厳しい世界だから日本にいた方が…
という弱気な思考。
があるように思うからだ。
どの試合にも日本人が出場している光景を…
各球団のエース級の投手や若い主力野手を代理人を通じてMLBに売り込む(もし通用しなかったら戻ってこい)サイクルがあってもいいと思う。
NPBをステップに良い選手や人気選手がMLBに行ってしまったら困ると思うくらいなら日本を代表する選手を新たに育てればいいじゃないか。
その方が野球をしている子どもや学生、ファンにとっても夢があるのではないかなと思う。
いつかはイチロー氏が言っていたように、どのチームにも必ず日本人選手が在籍し、どの試合にも必ず日本人選手が出場しているような光景を見れる時が来てほしい…