鉄鋼業界における内定者の属性情報(学歴など)
今回は鉄鋼業界に採用される学生の学歴等の情報を記載していこうと思います。
採用人数の全体感
30年前は今より企業数の多かった鉄鋼業界(※)ですが、現在は高炉メーカーは3社に集約されています。
※川崎製鉄+日本鋼管⇒JFEスチール、新日本製鐵+住友金属工業+日新製鋼⇒日本製鉄
上位2社について、公示されている情報(link1, link2)によると、2023年度の総合職採用計画は以下のようになります。
私が勤務していた頃は毎年200~300人程度採用していたように思えるのですが、最近はコロナ影響もあるのか100~150人程度で落ち着いているようです。
なお、技術系=理系職、事務系=文系職、となります。
内定者の学歴
まず挙げられるのは、圧倒的に国立大学出身者への採用志向が強いということです。
私が採用された年度は、
技術系:約80%が国立大学出身
事務系:約50%が国立大学出身
という状況でした。
また、旧帝大(※)の採用比率も非常に高かったです。
技術系:約50%が旧帝大出身
事務系:約30%が旧帝大出身
※北海道大学、東北大学、東京大学、名古屋大学、京都大学、大阪大学、九州大学
その他内定者の属性情報
まず特徴として、一定程度高専(=高等専門学校)出身者を採用している点です。こちらについては、日本製鉄は総合職(=ホワイトカラー)として採用される一方、JFEでは現業(=ブルーカラー)として採用されるなど、会社によって方針に違いがあるようです。
また、技術系採用、事務系採用問わず、体育会系出身者が非常に多いです。体感になりますが、技術系、事務系問わず40%程度は体育会(もしくはそれに準ずるスポーツ経験を有している)出身者でした。
それに加えて、事務系の場合は「インテリ系(東大、一橋)」、「語学系(外大、ICU、国際教養大)」、「マッチョ系(早慶+MARCHの体育会系出身者)」の採用に大別出来ます。また、事務系の場合は美人(な帰国子女)が多い印象です。
採用情報詳細
以下は私の採用年度における情報になりますが、以下のような大学出身者の構成でした({技術・事務}×{旧帝大、一橋・東工・外大、その他国立、早慶上理ICU、その他私立、高専}で集計)。
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