派遣契約更新も株式投資みたいに損切りラインが必要だな、と思った話
先月末で2年5カ月勤務していた派遣先を退職しました。
派遣社員をやっていて面倒だなと思うのは、3か月毎の契約更新です。3か月ごとに派遣会社から契約更新の意向を聞かれるたびに、いろいろ不満はあるけれど仕方なしに「更新します」と言うのが非常に嫌です。。。働き手が決めれるというのはとてもいいことなのですが、「更新する」と言えば満足しているからだと思われるかもと思うと、不本意だなと思うからです。なので、せめて派遣会社にはいろいろ不満はありますけどね、と言いつつ更新しています。
現在、次の派遣先にどのような条件を求めるべきなのかを改めて考えています。自己分析などをしながら慎重に検討している中で、この派遣の契約更新も投資のように、買うと決めるときの根拠、契約を止める条件、つまり損切りライン(株式がどのような状況になったら売却するか)を決めておくことは重要だなと思いつきました。
私は今回契約更新しなかった理由は人間関係で体調を壊したためなのです。病的に自己主張の強い社員さんが異動してきて、私が担当していた仕事のすべてでその人と関わらなくてはならず、3月からの新規の仕事でも絡むことになると聞き、もう無理と辞めることにしました。もちろん、会社にも半年くらい前から何度も事情を説明し、なるべく関りを減らすように申し入れをしていたのですが、こちらの意向は汲まれず。まっ、もう終わったことなので、どうでもいいことですが。
ただ、次の派遣先の条件をどうしようかな?と考えていて、「私の今回の契約更新なしはタイミングが遅かったのではないか?」と気づいたのです。そう、私は契約更新時の損切りラインを明確にできていなかったのだと気づきました。以前、ETF1357で損切りが遅くなった時の心境・行動・頭の回路と、今回の派遣契約の更新が遅くなった時のそれがよ~~~く似ていることに気が付きました。
損切りラインを決めているのに、あれやこれやと理由をつけては先延ばししてしまう私、、、それが今回の派遣契約を切るときにも生じていたのです。
本当は昨年の8月には辞めるべきだったということに気が付きました。そして私の損切りラインは「フル在宅」ということにも。
今回の派遣先では、コロナの影響で勤務してから4カ月ほどでフル在宅できるようになりました。在宅勤務をしたことがなかった私は初めての経験です。私はHSPなので、本当に在宅勤務があっていて、こんなにも集中して仕事ができることがストレスフリーなのかと感謝していました。出社すると、通勤時のストレス、勤務先での人や環境によるストレス(音やにおい、光、空気感などなどすべてが犬とまではいかないけど通常の人よりも鋭敏に感じてしまうので)で頭も体もボロボロに疲弊してしまいます。在宅であれば、これらのストレスすべてなし!
去年の8月、コロナが5類に移行となり、フル在宅からフル出社に変えられました。フル出社になったことでこれまで感じていなかったいろんなストレスが一斉にやってきました。そして、病的に自己主張の強い社員さんと対峙しなくてはいけなくなったのです!ここでも、次の損切りライン「変な人と関わるな!」をなんとか解消しようと努力しました。自分は変えられても他人は変えられないことは分かっているのに、なんとかしようとしてしまいました。。。
嫌なことを思い出すのはしんどいですが、これではっきりしたことは「フル在宅&変な人がいない職場」が買い(契約)条件だということで、それがだめになった時には損切り(契約更新しない)するという方針を決めることができました。
あとは、投資の時のようにいろいろと理屈を並べてこれらをゆがめようとする自分を律することができるかということです。本当に投資を知ることで、日常のいろいろな場面を投資経由で俯瞰してみることができるようになり、とっても良かったです。
必ずいいところがあると信じて、次の職場を見つけたいと思います。