【魂から惹かれる恋…その後】第6話
相変わらず、彼のことを想って
「なぜ私は愛されなかったのだろう」と
考えて泣く日がある。
そんなネガティブな気持ちになる日もあれば、
「次の恋愛で愛される私であるには、どうしていけばいいのだろう」と
少し前向きな思考になる日もある。
本当は、今のそのままの私を愛してくれる人と出会って、恋をして、愛されたい。
ネガティブになるときもあるけど、そこすら「愛しい」と言ってくれる人は、いるのだろうか?
それには、まず、私自身が今のネガティブに偏りがちな私を、まるごと愛してあげなきゃ、とも思う。
私は、本当に彼に愛されてなかったのかな?
スマホの中の写真を整理しようと見返していた。
数年前からの、彼から届いたLINEのスクショが出てきた。
そこには、私のことを好きだとしか思えない表現がたくさんあった。
気持ちがこもっていて、嬉しかったから、私もスクショを保存してたんだと思う。
こんなに愛情表現してくれてたのに、どうして好きだと認めてくれなかったんだろう…
男性心理の謎に直面。
でも、もう彼から答えを聞くことができない。
次、好きになれる人に出会えるなら、
天の邪鬼じゃなくて、素直に気持ちを認めてくれる人をがいいな。
そんなことを思いながら、スクショをどんどん消していった。
また涙がこぼれてきた。
ん?私、何に抵抗してるの?
何が悲しいの?辛いの?
彼のことが好き
やっぱりそこに着地するんだよね。
それでいいじゃん。
まだ振られて2ヶ月ちょい。
時間が解決する、かもしれないから。
今は、忙しいことだし、仕事頑張ろ。