音楽がもたらす学生時代へのタイムトリップ。
僕は音楽を流しながら業務を行っています。
YouTube Musicの公式が提供してくれているプレイリストを適当に流しているのですが、あるとき、Mr.Childrenの「シーソーゲーム 〜勇敢な恋の歌〜」が流れてきました。
この曲は1995年にリリースされた曲で、当時まだ僕は生まれていないのですが、とても思い出のある曲なのです。
思い出すのは中学3年生、中総体のサッカーの地域予選決勝戦の日です。
当時の僕には1つ下の学年に好きな子がいました。
全然しゃべったことはないけれど、優しそうな顔で笑顔が素敵な人でした。
なんとその日はその子が所属する陸上部が応援に駆けつけてきてくれていたのです。
僕はなんとしても良いところを見せようと、雨の降るグラウンドを走り回りました。
そして僕はハットトリックを達成。
チームは7-0の圧勝でした。
僕の中学校はその地域ではほぼ負けなしだったので予定通りのスコアでした。
僕はというと、
「かっこいいところを見せられた!これは好きになってしまったのでは!?」
と、調子に乗りました。
そして一度もしゃべったこともないのに告白をしました。
しかも当時流行っていたアメーバピグで。
結果は当然ダメ。
ダメどころか返事すらありませんでした。
このころ朝から晩まで耳にタコができるほど聴いていたのが「シーソーゲーム 〜勇敢な恋の歌〜」でした。
何遍も恋の辛さを味わったって
不思議なくらい人はまた恋に落ちていく
運命のイタズラってやつも考慮して
照準を絞ってステップアップしたい
そう祈って眠るだけ
この歌詞が刺さりすぎました。
なにかの拍子でOKされたりしないかな?
と、何度も告白しました。
アメーバピグで。
結局最後まで無視され続け、僕の恋は終わりました。
今思い返すとなんとも情けない学生でした。
というか彼女からするとめちゃくちゃ怖かっただろうな〜。
このMr.Childrenのシーソーゲームは僕のサッカー決勝戦の栄光と好きな女の子にフラれ続けるという複雑な思い出を鮮明に蘇らせてくれる音楽なのでした。