柿は医者いらず？｜怠慢な備忘録
こんにちは。パンと申します。
なんちゃって経営者の２年生。
2024.11.05 柿の畑に行ってきました。
皆さん「柿が赤くなると医者が青くなる」ということわざ知ってますか？
柿にはたくさんの栄養素が含まれていて、「柿を食べれば病人が減って医者が商売にならなくなる」という意味もあるんだそうです。
実際に、果物の中でもトップクラスの量の栄養素が３つあるんです。
・ビタミンA・・皮膚や粘膜の健康を維持してくれる効果があります。
・食物繊維・・・干し柿にすると豊富になり、「腸の掃除役」として腸内の環境を整えてくれます。
・ビタミンC・・・１個当たり約100㎎と驚愕の数字 キウイと同等。
１個で１日分のビタミンＣが取れちゃう スーパーフード。
風邪予防はもちろん、じょうぶな血管や筋肉の形成を助けてくれます。
柿つくってます！
３年前「女気」で柿のオーナーになっちゃいました！
四十数年の柿農家さんから、「高齢で柿の栽培が続けられない。伐採も考えたがこれから良い柿になるのにもったいない。何とかならないかなぁ」と相談がありました。
小さいときから親しんだ味。柿は地元の名品です。
後継者不足はよく耳にしていたが、まさか柿の案件が来るとは・・・。
「おじちゃんが一緒に育て方教えてくれるんだったらいいよ」
なんて簡単に受けてしまったが・・。
これがなかなか大変。
天候や自然環境の影響をまともに受けてしまう。
早霜、遅霜、台風、大雨、気温の上昇・下降、日照不足・水不足など日々の天気予報とにらめっこ。
去年は遅霜でドラム缶で火を焚いて対策しました。
虫も無視できません。
害虫駆除や病気の予防には農薬を使いますが、健康志向や環境負荷の低減を考えなるべく使わないように、肥料も食物残渣の堆肥を使っています。
手間と時間を使って柿を守っています。
大きく、美味しい実にするために必要なこと。
良い果実を実らせるためには、剪定（枝切り）や摘果（果実の間引き）が必要。光が葉や果実に均等に当たりやすくなるように枝を切り、果実の成長を促します。摘果は一定の果実だけを残すことで、養分が行き届き大きくなります。
このように作業は非常に細かな配慮と木の状態を見極める経験が必要です。
この作業は手作業が多いため体力的な負担大なのです。
収穫したあと皆さんの手に届くまで。
収穫時期は色や硬さ、大きさや糖度など見極めながら収穫しますが、これがまた100ｍ走のような短期決戦！ 時期を逃すと過熟になってしまうので、作業工数が一番上がるところです。
また柿（渋柿）は❝さわす❞という工程が必要（これをやらないと甘くならない）※焼酎(ショウチュウ)などにつけて柿の渋をぬく
これが大体2週間かかります。さわしが完了したら中身を確認し、傷がつかないように梱包・配送して皆さまへお届けします。
柿をつくってみた・・ら 課題がみえた
●融通の利く人材の確保が出来ない
年間を通してみると１人 １日8時間×260日分の仕事量はない。
でもある時期は１日3人いても足りない。天候に左右されるのでアルバイトも頼みづらい。
●市場の需要と供給のバランスで価格がきまる。生の柿は売る時期が短いので、市場に出すタイミングや販路の開拓が重要。また日持ちのする加工などが必要になる。
こんなたくさんの課題があるとなかなか個人の高齢者には続けられない。
やめればそのまま放置→野生動物の餌になる→野生動物との境界がなくなり他の畑や人が襲われる などの被害も出てくる。なので勝手に考えた。
柿De活気～会津身しらず柿最高（再考）プロジェクト～
個人農家さんが出来ない設備投資や人の確保などは民間企業が行い、農家さんのノウハウや経験値、今までの販路・これからの販路開拓など互いに出来ることを持ち出しあい楽しく農業が出来る環境が作れれば、少しは課題が解決されるのではないかなぁ。仕事は楽しくないと仕事じゃない。楽しめるかどうかは自分次第だと思ってます。
会津身不知柿とは
１個１万円の柿
昨年１個10,000円の柿をつくろうと会議した。
「柿なんて１個1万円でなんか売れる訳がない」多分みんなそう思った。
私もそう思う。まともではない。
でも１個1万円で売るには、まともではない事をするにはかなり発想を飛ばさないと無理。
どうしたら１万円で売れるのか？
肥料・色・形・大きさ・食感・歯ごたえ・糖度・パッケージ・販路・ストーリーなどなど今までと同じではだめ。
どうする？どうしたら売れる？
考える機会が増えた。剪定・摘果・肥料・追肥など栽培方法など試験的に変えたる行動を起こした。
行動を起こすことで結果が変わる。変わることが大事。
自ら起こした行動が良かろうが悪かろうが結果がでる。結果をもとに次の一手に出る。
１個１万円の柿は売れないかもしれないが、チャレンジしたという結果が次のモチベーションに繋がる。
目標に向かって行動を起こしたという心の付加価値と本気で１万円向き合う覚悟ができた。
花言葉・・自然美、優しさ、恩恵、優美、恵み、広大な自然の中で私を永遠に眠らせて
11月は柿の仕事が最盛期！！
今年も沢山の美味しい会津の身しらず柿が育ってくれてありがとう。
育ててくれてありがとう。
美味しい柿のお届けが出来るようもうひと踏ん張りです。
楽しく行きましょう！
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